むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 今年やり残したことは?

    先週末、寒空の中、幼馴染の友人がクリニックの建物の外壁に換気扇から出る排気でススがついているのを掃除してくれました。横殴りの雨が降れば汚れはとれるのですが、通常の雨だとひさしの影響で外壁にはあまり雨が当たらず、汚れが取れないのです。友人は長い脚立を使って、デッキブラシで丁寧に外壁を洗ってくれました。今日、夜が開けて建物を見たら、新築のように綺麗な姿に戻っていました。嬉しい。ありがとう。正月を迎える準備ができました。

    掃除といえば、クリスマスの飾り。クリスマスが開けた今日、ふとクリニックの待合ロビーを見たらクリスマス飾りは全部片付いていました。日本はひな祭りを代表するように、節目の日が終わったらすぐに片付けます。次は正月飾りです。以前、コロナ前の1月にソウルに旅行に行ったさいに、クリスマスツリーにハッピーニューイヤーと書いた飾りをつけてそのまま飾ってあったのを見て驚きました。最近、ネットで見たのですが、韓国はクリスマスツリーをクリスマス以外にも使い回すそうで、ハロウインの際にかぼちゃの飾りをツリーに飾ったりもするそうです。国が変われば考え方が随分変わるものです。

    今日の診察で嬉しかったこと。コロナに感染し、後遺症で倦怠感が強く仕事もできなくなり車椅子生活になっていた患者さんに、何ヶ月か前から気合の入った漢方処方(煎じ薬)を出していました。今日の診察で「〇〇さん、どうぞ」と言ったら、その人が歩いて入ってきました!びっくりしました。アルプスの少女でクララが立ち上がったときくらい感動しました。https://www.youtube.com/watch?v=DL59L10zBBY

    さて、今年も残りわずかとなりました。当院は29日まで通常通りの診療で、30日から1月3日までがお休みとなります。薬が休み中にきれないように注意してください。もうひとつ、大晦日までにしておこうと思った事は神社参りです。お礼参りです。今年一年つつがなく過ごせたお礼をしないといけません。みなさん初詣で願い事をすると思いますが、頼むだけではいけません。一年の締めくくりとしてちゃんとお礼を伝えに行きましょう。

  • 胃腸炎が増えています

    天気予報の通り日曜は寒波が来て雪が舞っていました。今のところ積もることはなさそうですが、昼の温度も5度くらいだったと思います。夕方は2度です。この冷えた日曜日に私は医師会病院の外来当番(出動協力医)でした。コロナが始まってからこの病院はパッタリ患者さんが来なくなり、今日も5時間待機して内科系患者さんはたったの5名!全員胃腸炎でした。患者数はともかく、風邪より胃腸炎が流行っているので注意しましょう。前にも書きましたが、胃腸炎のウイルスはアルコールで消毒できません。医療センターのナースもわかっていなかったようで、私が胃腸炎の患者さんの診察を終えたところでアルコールスプレーをされたので、胃腸炎の診察後は手を洗わないと、アルコールでは除菌できないと説明しました。

    診察した患者さんは少ないですが、ひたすら待機していないといけないので、ネットで韓国ドラマを観て過ごしました。「九尾の狐」「梨泰院クラス」「真心が届く」「彼女の私生活」などを並行して観ています。おかげで退屈せずに過ごせました。午後には仕事も終わり、歩いて街にご飯を食べに行きました。さすがにクリスマス後の週末で賑わっていました。おなじみメコンフードでベトナム料理を食べました。何十人といるお客さん全員ベトナム人。日本人は私一人。店員さんも「ありがとうございます」以外は日本語喋らない。異国情緒あふれる異次元スポット。

    遅い時間にランチを食べた後は、スポーツジムでランニングをして温泉で汗を流してリフレッシュです。ついでにイオンモールに行ったら私の大好きな沖縄物産展をやっていました。泡盛とかソーキ(豚肉のスペアリブを柔らかく煮たもの)などをかってきて大満足の日曜でした。

    メコン・フードにて

  • 自分の体を大切にする

    ものを大切にすると言うのは常識ですが特にお金は大切なものです。毎日窓口で受け取ったお金を整理するのですが、お札にメモ書きしてあるものを見つけることがあります。お金を大切にするとは程遠い行為だと思います。このようなことをするときっとお金からも嫌われて貧乏になってしまうのではないかと心配します。また、たまに10円玉が錆びて骨董品みたいになっているものを受け取ることがあります。これはそのままお釣りとして使いづらいので綺麗にします。どうするかというと、トイレ用洗剤のサンポールにつけるのです。あっという間に新品のコインのようにピカピカになります。金運を担ぐ人はお札が曲がらないように長財布を使います。そしてお札は向きを揃えてきちんと入れる。小銭でパンパンにしないのも大切です。

    板前さんが毎日包丁を研いだり、タクシーの運転手さんが毎日洗車をしたり、商売道具を毎日きちんとメンテナンスするのは当然です。商売道具を丁寧に使うのは仕事がうまく運ぶ基本です。私たち内科医にとって商売道具といえば、聴診器、筆記具、パソコンくらいしかありませんが、本当は手が大事です。患者さんの患部に触ってみることで異常を探ります。目や耳も大事です。つまり、診察では聴診器などの道具より、視覚聴覚触覚といった五感をフル稼働して情報を集めます。

    そう考えると、商売道具の手入れは大事ですが、もっと大切なものは、私たち自身の体のメンテナンスです。手にはハンドクリームを塗ってきれいにします。爪もまめにきって整えます。しかし、足の爪など毎日伸び具合を見たりしますか。顔や髪型を鏡で見たりする事は多いと思いますが、足の爪まではなかなか見ないかもしれません。商売道具の手入れも大事ですが、自分の体のメンテナンスも気をつけてするべきと思います。あと1週間で今年も終わります。頑張った自分の身体にもいい栄養を入れてゆっくり休んで1年の労をねぎらいましょう。

  • 風邪の基礎知識

    メリークリスマス! 雨のイブでしたが、雨が上がると寒波が来るとニュースで言っています。相当寒くなりそうなので、風邪に注意です。最近はどちらかというと風邪より胃腸炎の患者さんの方が多いですが、これからしばらく冷え込むと風邪が増えるだろうと思います。幸い今年もインフルエンザは出ておらず、通常の風邪ばかりですので、暖かくして静養すれば治るものだと思います。

    昔から風邪には葛根湯と言いますが、私は葛根湯より麻黄附子細辛湯をよく使います。これは子供には使わない処方なので、20代くらいまでは葛根湯、30過ぎたら麻黄附子細辛湯という感じです。それに桂枝湯や柴胡桂枝湯などを併せて使うとさらに効果的です。よく薬店で麻黄湯を売ってありますが、麻黄湯の適応となる患者さんはかなり絞られます。誰でも風邪の時に飲んでいいかというと、かなり疑問ですので、よくわからなかったら葛根湯にしてください。そこそこ効果があり、副作用も少ないからです。

    風邪の時お風呂に入ってもいいかとよく聞かれますが、私の答えはOKです。ただし、上がったらすぐ布団に入ること。だらだらとパジャマで過ごしていると悪化します。よく温まったらさっと寝てください。ビールやアイスなど冷たい飲食は避けましょう。お粥やうどんなど暖かくて消化のいいものを食べましょう。解熱剤はカロナール(アセトアミノフェン)が最も安全です。喉などの炎症が強い場合、ロキソニンでもいいのですが、インフルエンザの時はロキソニンが使えないので、インフルでないことを確認しないで飲むのは避けましょう。抗生物質は基本的に風邪には効きません。風邪が長引いて気管支炎や副鼻腔炎などになった時には有効です。

  • 生活習慣と関係ない病

    最近は、このブログをキーボード入力する時と、音声入力する時があります。音声入力はiPhoneやiPadに標準でついているメモのアプリでマイクのボタンを押すだけで話した言葉がどんどん文字起こしされます。結構使えるので、週末などイオンモールに散歩に行ったついでに、スタバの椅子に腰掛けながら携帯片手に独り言のようにブログの内容を口頭入力したりしています。先日、ふとしたことから自宅のクロームブックを使って同じようにGoogleの音声入力アシストを使いながらブログを書いてみたらその精度の高さに驚きました。人工知能(AI)のクオリティーが高く、アップルで入力ミスしていたような単語も間違いなく日本語にしてくれます。相当早口でもついてくるし、漢方用語でも大丈夫。さらに、同音異義語がある場合、文脈から判断して、できあたった文章をテキパキとAIが校正してくれているように見受けました。素晴らしいです。

    ところで、この週末は年に1−2度あるかというレベルの寒波だそうです。通常1−2月に来るレベルの寒波が12月に来るという意味では最強(12月としては)の寒波だそうです。今週は昼間暖かく快適なので、ギャップが大きくなりそうです。厚手の靴下や手袋、マフラーなど手首、足首、そして首を温めるアイテムを準備しておきましょう。

    話は変わって、なんでも自分のせいだと思う人と、人のせいだと思う人がいます。高血圧や糖尿病、高コレステロールなどをまとめて生活習慣病という言い方をしますが、この呼び名は、患者さんの生活が悪いから病気になったと、人のせいにしているところがあります。患者さんとしてみたら、自分が甘いものを食べ過ぎたせいだとか、唐揚げを食べ過ぎたせいだとか、自分のせいだと思う人もたくさんいます。しかし、糖やコレステロールや血圧が高いのはその人が悪いわけではなく、そういう遺伝的素因をもっているだけで、食生活など何も悪くないという人がたくさんいます。以前は、患者指導とか糖尿病教室とか、まるで病院が学校の先生で患者さんができの悪い生徒みたいな立場でしたが、それはおおかた間違っています。実は「生活習慣と関係ない病」がたくさん含まれているのです。