むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • インフルエンザ増加

    インフルエンザの患者さんが増えてきました。これまで1日1人くらいだったのが、昨日は二人、今日は4人です。倍々で増えてきました。今週末はまた冷え込むそうなので、くれぐれも体調管理には気をつけましょう。

    そういう私も先週から風邪をひいていました。地域医療センターに応援に行った後からです。その後、少し良くなっていたのですが、もともとアレルギー性鼻炎もあり、風邪の後の鼻炎がなかなか治らないと思っていたら、副鼻腔炎になってしまいました。私たちクリニックの院長は自分で自分の処方を出すことを許されておらず、どこかよその病院にかかる以外に自分の治療ができません。私の手元には葛根湯など数種類の漢方しかありません。自分の見立てで、どの漢方薬も今の自分の証と合わないと判断したため、何も飲んでいませんでした。しかし、一向に良くなる気配もなく、ついに引き出しをゴソゴソと探し始めたら、アレルギー性鼻炎の新薬が2粒でてきました。2日分です。試しに昨日、今日と飲んでみたら、ずいぶん調子が良くなりました。さすが新薬。侮れませんね。

  • 薬のやめどき

    長尾和宏先生の新しい本の紹介です。昨日届いたので、今読んでいます。この本に書いてあることは、私も常々思っていたことで、ほとんど賛成です。たくさんの薬を飲んでいる人は、本当にそのメリットがあるのかどうかをよく考えないといけません。多剤の飲み合わせで何が起こるかなんて、世の中にほとんどデータがありません。

    本書は勝手に薬をやめないように書いています。さすがに素人判断で今飲んでいる薬をやめるのは危険です。是非ご相談ください。アドバイスを差し上げます。それから、若い時代にしっかりと血圧や血糖を管理しておくと、年をとってからくすりをやめても昔きちんと治療した効果が残るといいます。最近はそのような効果についての論文が次々と出てきています。そこで、もしみなさんがまだ現役の若い世代なら、勝手に薬をやめることより、きちんと治療する方が将来のためです。

    老人ホームなどに入っていてもコレステロールや尿酸の薬を飲んでいるようなら、本当にそれが必要かよく考える必要があります。医者としては、データを正常化した方が気分がいいので、いろんな薬を入れますが、採血データを治すのではなく、その人そのものの生活の質や将来の健康についてを考えないといけません。これはとても難しいことで、未だにあまりデータはありませんので、医学的というだけでなく、その人の将来の見通しなども踏まえた個々の対応が必要なのです。

  • 寒波

    冷えますね。この冬一番の寒波だそうです。毎年センター試験の頃に寒波が来ます。私は一日中病院内の暖房の効いた部屋にいるので、ちょっと外に出ると寒くて仕方ありません。

    私は、患者さんに鍼治療をするのですが、私の手指が冷たくて患者さんには申し訳ないです。数年前から急に冷え性になりました。原因の一つがダイエットです。熊本城マラソンに出るために数年前からランニングに精を出し、皮下脂肪がすっかりなくなったら途端に冷え性になりました。もうひとつは、朝ごはんをほとんど食べなくなってから、冷えがひどくなりました。私の朝ごはんはほんのわずかのミューズリーです。大麦をシリアル状にしたものにドライフルーツとナッツが小さくカットされて混ざったものです。低カロリーで腹持ちがいいので、朝はこのところずっとそれとコーヒーだけです。

    この朝食は体にいいと思っているのですが、さすがに低カロリーなので、体温を作る元となるエネルギーが十分でなく、手足が冷えるみたいです。白米と玄米を食べ比べてみると、圧倒的に玄米の方が体が温まります。これは、食べた後の体に聞いてみると間違いないです。なので、もし冷え症で困っている人は、朝から玄米ご飯に具沢山の味噌汁があればいいのではないかと思います。

    体が冷えると風邪をひくことはみなさんご存知の通りですが、ガン細胞も冷えを好むらしく、冷えたところに癌が増殖するようです。逆に温めるとガン細胞は育ちませんから、温熱療法などがあります。運動をして体温を高めるのもいいし、サウナでとことん体温を上げるのも有効のようです。

    私の妹夫婦は先日までデンマークに住んでいました。ヨーロッパでも北のほうですが、日本に帰国したらこちらの方が寒いと言っています。これは、気温差の話でなく、家の構造の問題です。日本家屋は断熱性、気密性が世界基準に達していません。アメリカンハウス、カナディアンハウス、スウェーデンハウスなどは世界にシステム化した住宅を輸出していますが、日本家屋は輸出に耐えるものではありません。できたとしても、セキスイくらいでしょう。これから家を建てるなら、精一杯断熱にお金をかけたいものです。

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

    寝ている時にいびきが止まる(数秒間息が止まる)のを見たことある方も多いかと思いますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と言います。最近話題になるのは、バスや電車の運転手さんたちが勤務時間中に睡魔に襲われて居眠り運転をして事故になるケースです。

    運転手さんでなくとも、会社で仕事中にどうしようもなく睡魔に襲われるようなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。無呼吸のせいで熟睡できておらず、疲れが取れないのです。昔は、極度の肥満の人に多いと言われており、実際に肥満の人はSASになりやすいのですが、そこまで太っていなくてもSASが見つかることがあります。最近SASの勉強会に行ったところ、痩せている人でも下顎が細くて小さい人はSASになりやすいと聞きました。逆に顎が張っている場合は少ないようです。

    当院でも睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査ができるようになりました。入院などは必要なく、センサーを自宅でつけて一晩寝ていただくだけです。センサーは、鼻と指に固定します。あとは、寝るときに記録開始のスイッチを押して、朝起きたらスイッチを切るだけです。簡単に検査できます。

    もし同じ寝室で寝ている奥さんやご主人から、「寝ていて息が止まったりするからびっくりしたよー」と言われた経験があれば、ぜひ検査をお勧めします。要予約となっています。

  • 胸キュン

    若い人の胸キュンはいいのですが、ある程度の年齢で胸がキュンとなったらご用心です。この寒い季節には特に多くなります。

    胸がキュンとなる原因はいくつかあります。一つは狭心症。心臓の筋肉が酸欠になった状態です。危険ですから早めに診察を受けましょう。すでに狭心症の診断がついている場合はニトロペンという内服薬を口に入れて溶かすことで症状が軽くなると思いますが、何度も頻繁に起こるときは黄信号です。安静を保ち、次の受診日まで待たずに早めに受診しましょう。

    高血圧がとても悪化した場合にも胸キュンとなるようです。多くの場合後頭部の重い痛みなどを訴えることが多いのですが、心臓にも負担になりますから症状が出ることがあります。きちんと血圧の薬を飲んで、塩分制限をすれば症状は次第に落ち着くでしょう。薬を飲んでも血圧が下がらないようなら要注意。寒い時期、通常の強さの降圧剤では不十分かもしれません。また、この時期に多いのが脳梗塞です。手足に麻痺が出ていなくても小さな脳梗塞という場合があります。その際は、いつもになく血圧が上がったりします。速やかに精査が必要です。

    心臓弁膜症で心臓の弁の狭窄や逆流がひどくて胸キュンになることもあります。これは心臓超音波検査で診断できます。不整脈は動悸が多く、胸キュンという表現はあまりありません。しかし念のため心電図を検査する必要はあると思います。

    また、心疾患でなくても心因性(ストレスなど)が原因で胸キュンになることもあります。これは、精査をしても何も引っかかりませんので、逆にそれが診断に結びつくかもしれません。

    そのほかにも色んな原因がありうる胸キュンです。キュンとなったら、まだまだ若いなと過信せず、早めに精査を受けることをお勧めします。