むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 口内炎を水素吸入で治した

    数日前から私を悩ませていた口内炎。喋るのも辛いほどの痛みでしたが、今回はあえて薬に頼らず、クリニックにある「水素吸入」でその効果を試してみることにしました。

    いつもの倍以上の時間をかけて水素を吸入したところ、翌朝には驚くほど痛みが和らいでいました。2日目もたっぷりと吸入し、あわせてビタミン摂取も再開したところ、すっかり完治。その即効性に私自身も驚いています。

    「回復力」は「抗酸化力」

    若い頃に比べて口内炎の治りが遅くなったと感じるのは、単なる老化ではなく、炎症を抑える力——すなわち「抗酸化力」の衰えかもしれません。 吸入された水素分子は血中に入り、炎症部位で悪玉の活性酸素と反応して消去してくれます。これが水素の持つ強力な抗炎症作用です。ステロイドのような副作用の心配がなく、自然に炎症を鎮めてくれる水素のメリットを、身をもって実感する貴重な体験となりました。

    現在、クリニックでは発熱外来のピークが落ち着き、吸入スペースにも余裕が生まれています。これまで発熱患者さんが多くて水素吸入があまりできませんでした。回数券をご購入の患者様には大変ご迷惑をおかけしました。ぜひこの機会に「炎症ケア」を再開しにいらしてください。

    断捨離から生まれた「さつまいも甘酒」

    話は変わりますが、私はほぼ毎日、小豆を米麹で発酵させた「小豆甘酒」をデザート代わりに楽しんでいました。最近では中華屋さんのレジ横で見つけた緑豆を使った「緑豆甘酒」にも凝っているのですが、先日、さらなる新メニューが誕生しました。

    キッチンの断捨離をしていたところ、さつまいもが1個出てきたのです。 「これで甘酒を作ったらどうなるだろう?」 ふと思い立ち、茹でたさつまいもを米麹と混ぜ、60度で6時間発酵させてみました。

    出来上がったのは、クリーミーな「金時あん」のような、濃厚でリッチな味わいのデザート!この「さつまいも甘酒」、一度食べるとやみつきになる美味しさです。

    身の回りの整理(断捨離)をすると、こうした思わぬ発見や新しい楽しみが見つかるものですね。美味しくて健康にも良い自家製甘酒、皆様もぜひ試してみてください。

    イオンモール嘉島(クレア)内のインド料理BISHNUのカレーセット ここは美味しいお店です!

  • 口内炎のケア

    土曜日の夕方、東区医師会の集まりに参加してきました。定期開催されている会ですが、私が参加するのは3年ぶり。顔なじみの先生も少ないかと思っていましたが、いざ話をしてみると、近所の先生や、かつて私が指導したことのある後輩が近くで活躍していることが分かりました。たまには外へ出て、同業者と親睦を深めるのも良いものですね。

    さて、そんな中、私自身を一昨日から悩ませているのが「口内炎」です。 食事のたびに痛み、診療中も患者さんとお話しするたびにしみて、なかなかつらいものです。私はもともと口内炎ができやすい体質なのですが、マルチビタミンやミネラルをしっかり摂るようになってからは、ここ1年以上、一度もできていませんでした。今回は体調の良さに甘んじて、サプリメントの摂取が少しおろそかになっていたのが一因かもしれません。

    なぜ口内炎を繰り返すのか?

    口内炎の原因は、実は人によって千差万別です。

    • 胃の調子が悪い方

    • ストレスや疲労が溜まっている方

    • 歯並びや噛み合わせの問題

    • 栄養(ビタミン・ミネラル)不足

    塗り薬で一時的に炎症を抑えることはできますが、根本的な原因にアプローチしなければ、またすぐに再発してしまいます。大切なのは「原因を正しく見極めること」です。

    1. 漢方で「胃の熱」を取る

    私が自分自身の体験も踏まえてよく処方するのが「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」です。 漢方的には「胃の熱を取る」働きがあり、特に胃の不調が原因の口内炎には、痛みを和らげ治癒を早める高い効果があります。ただし非常に苦いのが難点ですので、当院では飲みやすいカプセル製剤で処方しています。

    再発予防としては、「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」を継続的に用いることで、胃腸の調子を整え、口内炎ができにくい体質へと改善していく方法も有効です。

    2. マルチな栄養補給で「修復力」を高める

    栄養面からアプローチする場合、一般的にはビタミンB2不足が疑われます。しかし、私の経験上、単一のビタミン剤よりも「マルチビタミン」で全体を底上げする方が、回復が早いと感じています。

    また、意外に見落とされがちなのが「ミネラル不足」です。亜鉛やセレン(セレニウム)といった微量元素は、粘膜の修復に欠かせません。これらも個別のサプリメントより、「マルチミネラル」としてバランス良く摂取するのが、継続しやすくお勧めです。

    おわりに

    口内炎は小さなトラブルに思えますが、毎日の「食べる」「話す」を妨げるストレスフルな病気です。 「たかが口内炎」と放置せず、ご自身の体からのサインと捉えて、内側からのケアを見直してみませんか?気になる症状があれば、診察の際にお気軽にご相談ください。

    明石海峡大橋(たぶん)

  • 高齢者はフレイルを予防しよう

    当院では、日々さまざまな高齢者施設への訪問診療を行っています。数多くの現場を見ていると、その施設が本当に「良い場所」かどうかは、雰囲気でおおよそ伝わってくるものです。

    先日、ある患者さんの転居に伴い、新しく訪問を始めた施設がありました。初めは明るく和気あいあいとした印象だったのですが、回を重ねるうちに、少し気になる変化が見えてきました。入居者の皆さんが無言でうつむき、活気のない、どこか沈んだ空気感に変わってしまったのです。

    「座りっぱなし」が招く、体へのリスク

    介護現場の人手不足は深刻です。勝手に歩き回ると転んでけがをすることが日常茶飯のため、スタッフの目が届くよう、入居者全員を同じテーブルに座らせておくのが「効率的」であることは理解できます。しかし、医学的な視点で見ると、ここには大きな落とし穴があります。

    長時間椅子に座り続けると、夕方には足がパンパンに腫れ、翌朝になってもむくみが取れないことがあります。さらに、じっと動かずにいることで筋力は著しく低下し、いざ歩こうとしてもふらついて転倒の危険が高まってしまいます。

    「フレイル(筋力低下)」を食い止めるために

    高齢者の自立を妨げる大きな要因が「フレイル」です。加齢とともに筋力や活力を失っていく状態を指しますが、何もしなければ誰でもこの状態に陥りやすくなります。

    これを防ぐために有効なのが、「通所リハビリ(デイケア)」の活用です。専門スタッフによる集団体操や個別訓練など、介護度に応じた適切な運動を継続することで、筋力の維持・向上が期待できます。

    こうしたサービスは、ケアマネジャーが作成する「ケアプラン(計画)」に基づいて提供されます。限られた介護保険の枠の中で、入浴や食事介助とのバランスをどう取るかが鍵となります。

    介護生活をより良くするためには

    どの施設を選ぶかも大切ですが、入居した後に「自分らしい生活」を守るためには、次の2点が非常に重要です。

    1. 自分の希望を、ケアマネジャーに迷わず伝えること

    2. どのようなサービス(リハビリなど)を受けたいか、意思を明確にすること

    「年をとってまで運動なんて……」と遠慮される方もいらっしゃいますが、言われるがままの生活では、体はどんどん弱ってしまいます。

    ご本人やご家族がケアマネジャーとしっかり話し合い、納得のいく計画を立てること。それが、いつまでも自分の足で歩き、元気に過ごすための「第一歩」になります。

    大阪ー熊本便はなんと天草エアラインでした。私の座席番号6Aは飛行機の真ん中付近でした!全部でたった14列ぐらいです。機内では天草サブレとジューシー(みかんジュース)をいただきました。

  • ビタミンDサプリの注意点

    今日は一日雨が続きました。夜に「チョコザップ」へ行ったときには雨も上がり、夜空には月が美しく輝いていました。明日は空気が澄んだ、良い天気になりそうです。

    ただ、雨上がりで気温が急上昇するタイミングは、花粉の飛散が一気に増えることが予想されます。今年は例年以上に花粉症の方が多く、暖かい週末に窓を開けて過ごしたいところですが、症状がある方には少しつらい数日になるかもしれません。

    ビタミンD摂取における「大切な注意点」

    以前からお伝えしている通り、花粉症対策として「ビタミンD」の摂取は非常に有効な選択肢の一つです。しかし先日、ネットニュースで「ビタミンDの過剰摂取による腎機能低下に注意」という記事を目にしました。

    これ自体はある程度事実であり、特に花粉症対策として比較的高用量を摂取する場合には、いくつか知っておくべき注意点があります。

    1. カルシウムの摂りすぎに注意

    ビタミンDはカルシウムの吸収を強力に促進します。そのため、以下の点に気をつけてください。

    • サプリの併用: カルシウムのサプリメントとの併用は避けましょう。

    • 処方薬の確認: 整形外科などで骨を強くする薬(カルシウム製剤)を処方されている方は、高用量のビタミンD摂取は危険を伴う場合があります。

    • 乳製品: 毎日大量に牛乳を飲む習慣がある方も注意が必要です。少量のチーズやヨーグルトなら問題ありません。

    血中のカルシウム濃度が上がりすぎると、血管や心臓への悪影響、また腎結石の原因になることがあります。

    2. 「納豆」を味方につける

    ビタミンDを多めに摂る際は、ビタミンKを併用することでカルシウム代謝の偏りを防ぐことができます。 日本人の場合、わざわざサプリを買わなくても「納豆」を1日1パック食べていれば十分です。食べるタイミングは朝でも夜でも構いませんので、ぜひ習慣に取り入れてください。

    なぜビタミンDが花粉症に効くのか?

    ビタミンDが花粉症を和らげるのは、骨に関わる「カルシウム作用」とは別の、免疫調整作用によるものです。ビタミンDはステロイドホルモンと似た構造を持っており、高用量で摂取することでアレルギー反応を抑制する働きがあると考えられています。

    当院では、症状が強い時期に一時的に用量を高め、落ち着いてきたら維持量へ減らす、あるいは週2回程度の摂取に調整していくなど、「必要最小限」で管理するよう指導しています。

    正しい知識を持って取り入れれば、ビタミンDは花粉症の強い味方になります。自分に合った飲み方や、今の処方薬との兼ね合いが気になる方は、どうぞ診察の際にご相談ください。丁寧にご説明いたします。

    京都のホテルで見た雛飾り。お内裏様とお雛様が左右逆なのが京都風(古い伝統的配置)

  • 婦人科の痛みの漢方の講演をしました

    少しずつ暖かくなり、当院でも花粉症の患者さんが増えてきました。

    以前からお伝えしている通り、花粉症の予防には「ビタミンD」が非常に有効です。ビタミンDは処方薬ではなく市販のサプリメントとして入手可能ですが、選び方にコツがあります。市販品は1日1,000単位(IU)のものが多いですが、花粉症の予防には1日5,000単位程度の摂取が望ましいとされています。

    毎年花粉症に悩まされている方は、抗ヒスタミン薬だけでなく、ぜひビタミンDの併用を検討してみてください。飲み方がわからない場合は、受診の際にご相談いただければと思います。また、当院に通院中の方で花粉症の症状が出た方は、他科を受診し直さなくても当院で抗ヒスタミン剤や点鼻薬を処方できますので、お気軽にお申し付けください。

    インフルエンザ・コロナへの備え

    私が校医を務めている中学校では、現在インフルエンザの猛威による学年閉鎖が起きています。当院にも毎日、相当数の発熱患者さんが来院されています。暖かくなってきたとはいえ、感染症にはもうしばらく注意が必要です。

    インフルエンザワクチンはすでに終了していますが、今からでも免疫力を高めることは可能です。ここでも先ほどの「ビタミンD」が役立ちます。日頃から摂取することで、呼吸器感染症にかかりにくくなることが知られています。この時期、予防のために飲んでおくことをお勧めします。

    「女性の痛み」と漢方の力

    本日は診療後、産婦人科漢方研究会にて講演の依頼をいただいています。今回のテーマは「女性の痛みを漢方で治す」です。

    頭痛、腹痛、月経痛、さらには指の第一関節が痛むヘバーデン結節など、長引く痛みに悩む女性は多くいらっしゃいます。漢方薬は副作用が比較的少なく、長年の痛みが劇的に改善するケースも少なくありません。

    この分野では大豆イソフラボンやエクオール、プラセンタといったサプリメントや注射も普及しています。私の経験上、漢方薬は結構効くと感じていますが、状況に応じてこれらを併用するのも一つの手です。また、痛みの原因が更年期障害にある場合は、産婦人科での「ホルモン補充療法」が非常に効果的なこともあります。

    治療法を一つに絞り込まず、多方面からのアプローチを検討することが、痛みのない日常への近道だと考えています。

    お通しのもずくとこんにゃく:絶品でした 中央街「焼鳥すずや」