むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • なんともあらしません

    京都の人に、台風の被害などをたずねると、たいてい「なんともあらしません」と涼やかにこたえられるそうです。しかし、実際には嵐山など大変な被害に見舞われたことは何度もあります。今日も台風が四国から近畿へ向かっています。被害が出ないことを祈るばかりです。

    京都の人は思っていることをストレートには表現しないそうで、よそ者には分かりづらくて厳しいところです。建前のいい顔をするのが身についているのでしょうが、言った言葉の通りでないと思わないといけません。京都の人がこのように素直な感情表現をしないのは自分の身を守るためだと考えられます。京都は日本の都だった歴史から、殿様や天皇などトップがコロコロと変わります。その度に政治の影響をもろに受けていたと思われます。そういう時に、昔の殿様の方がよかったなど、思っても口に出してはいけない歴史があったと思われます。そういう時感想を聞かれたら、「なんともあらしません」と言っておくのが得策です。

    人の心は不思議なもので、言葉に出すと、その通りになります。なんともあらしません、といえば、たまっていたストレスもなんともなかったかのように流れていきます。愚痴を言えば言うだけ不満が募っていきます。同僚や上司に対して不満があるときは、愚痴をいわず、なんともあらしません、と言って見るのもいいかもしれません。言っているうちに現実がなんともない状況に感じてくるかもしれないからです。

  • キラキラ星に囲まれて

    夜空を見上げると明るい星がいつくもみえてとても賑やかです。台風が接近中ですが、空はとても澄んでいます。西には三日月。そのすぐ左にきらきらひかる金星。調べたら今月はマイナス4等星、すごい明るさです。視線を左に移すともうひとつキラキラ光る星。木星です。今月はマイナス2等星です。そしてさらに東の方へ視線を向けるとオレンジ色に輝く火星です。先日大接近したときはすごい明るさでしたが、今もまだマイナス2等星です。

    ところで昨日はお盆にちなんで親戚揃って食事をしました。最近は古い写真もクラウド上に保存してあるため、親戚がそろって昔話をするときもスマホでクラウドの写真を見れば懐かしさもひときわです。そして、亡くなった先祖の話などをしながら、今の自分たちはこういう先祖のおかげだなと感じたところでした。

    20年くらい前私が大学院で研究に没頭していた頃、慢性心不全に悩む祖母から「大学での勉強もいいけどいつかは〇〇さん(近所の開業医)のように立派な先生にならんといかんね」と言われたのを思い出します。当時は大学で研究する人の方が開業医より偉いと思っていましたが、やはり医者というのは困った患者さんを治して初めて存在価値があると思います。祖母からのリクエストを20年越しに実現できたのはやはり自分だけの力でなく、ご先祖様たちの見守りのおかげではないかと、お盆らしくもの思いにふけった1日でした。

  • 同窓会とアンチエイジング

    お盆休みは同窓会のシーズンですね。私は、中学3年時代の友人たちとの同窓会でした。驚くことに、中学卒業後35年たちますが、当時の友達とは何かにつけて付き合いがあります。同窓会に来る人たちはやはり地元に残っている人が中心ですが、健康にも恵まれ自営業などで比較的自由な人が多い印象です。当時の担任の先生も来ていただきましたが、すでに先生と生徒という関係ははたから見てもわかりません。同じくらいの歳か逆転してしまった感じにも見えます。

    また、見かけ以上に進んでいるのか老眼ですね。私は眼鏡をかけていないし、近くもよく見えます。しかし、同級生に名刺を渡すと、ちょっと待ってと言って懐から老眼鏡が出て来ます。そんな年頃です。私は患者さんに健康法やアンチエイジングの指導も行っている立場上自分自身のアンチエイジングも実践しているし、いつまでも若々しくしていたいと思います。

    基本は食事と栄養と運動です。運動は体を酸化することにもつながるため、抗酸化物質(ポリフェノールやビタミンC、ビタミンEなど)の摂取は怠りません。あとは血圧、血糖、コレステロールの適切な管理です。何も特別なことではありませんが、知っていることと実践することは異なります。実践あるのみです。

  • 人目を気にしない生活inアメリカ

    立秋を過ぎた途端、夜はずいぶん涼しくなりました。また、日が暮れるのも早くなり、私が帰宅する時間はすでに真っ暗です。漢方の陰陽でいえば、陰が次第に強くなってきたことを実感します。うっかりいつものようにエアコンを強く入れて寝てしまうと風邪ひきそうです。気をつけましょう。

    明日からお盆の連休という人は多いと思います。今日の夕方は道もずいぶん閑散としており、人によってはすでに休暇をとっているのかもしれないなと思いました。一方私達の仕事は、お休みに入る前後は大混雑です。当院もお盆休みが13ー15日です。その週に薬が切れないよう、どうしても前後の日程に集中してしまいます。ところで、夜10時ごろゆうパックを受け取りに郵便局へ行ったところ、長蛇の列でした。お客さんは建物の外まで列をなしていました。どこもお盆前というのは忙しいようです。

    日本人はみんな横並びが好きで自分だけ違うのはとても気にします。夏休みを取るのもみんな一緒。そのせいで、行楽地は大混雑するし、飛行機や高速道路も渋滞します。アメリカなどではみんなそれぞれが好きな日程で休みを取るため、日本のように同じ週末に大混雑なんてありません。多民族国家というのはそういうものです。みんなそれぞれが違う個性を持っているから、それを尊重します。他人と違うからと言って変な目で見たりしないので人目を全く気にすることなく過ごせるのは、夢のようです。日本よりはるかに気楽な生活がそこにはあります。

  • インスタントラーメンを健康的に食べる方法

    私はインスタントラーメンを月に1回くらい食べます。時々とても食べたくなるのです。しかし、体にいい食品ではありません。そこで、少しでも体にいい食べ方を工夫します。材料ですが、ラーメンだけということはありません。できるだけ野菜と卵を使います。ニラやネギ、小松菜などを切って入れればすぐ煮えますが、私の場合、人参やゴボウも入れます。いりこもたくさん入れます。そしてスープですが、袋に入っている粉の調味料はインスタントの体に悪い部分なので使わないに越したことはありません。そこで、粉のダシは4分の1から多くても半分くらい使います。あとは味噌で味を整えます。

    このような工夫で人工的なスープが体に優しい味噌のスープになります。これなら汁を捨てずに飲むことができるのでスープに入れた卵も無駄になりません。卵は完全栄養食で、インスタントラーメンの偏った栄養のバランスをとるのには必須です。一方、カップ麺では熱いお湯が発泡スチロールを溶かして悪影響が出る可能性があります。いわゆる環境ホルモンみたいな物質です。これを避けるには、カップ麺でも中身を鍋に移してから加熱することで安全に食べられます。

    インスタントでないラーメン屋さんの豚骨スープは、栄養価も高くコラーゲンたっぷりです。人が何千年も前に狩猟で生活していた頃は、肉食動物が食べ残した骨を器用に石などを使って割って骨髄を食べていたのではないかと言われています。それが本当なら骨からとったスープは体が覚えている太古からの味なのです。

    自宅で取れたブルーベリー