むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 桜も終盤

    今年は桜が咲いた後に毎日雨で花見があまりできませんでしたが、雨が降った割には長持ちしました。今日は冷房が必要なほどの陽気となり、桜も一気に葉が出てきました。雨で散る桜もいいのですが、新しい葉が出てきてハラハラと散ってくる桜を見ると、最後まで咲ききった感があっていいものです。

    私は通勤に自転車を使っていますが、自転車が大好きです。暑い寒いがあり、大変ではありますが、その外の空気を直に感じるのが好きなのです。公園のチューリップ畑からははちみつの香りがしたりします。車に乗っていてはわかりません。そういう意味で、雨が降らない限りは自転車で通勤するのが好きなのです。

    今年は4月に入って桜が咲いたので、花見をして入る人が少なかった印象です。例年だと、卒業や転勤に合わせて花見の宴があったりしますが、4月になると入学も転勤も忙しすぎて花見どころではありません。熊本地震の1周年ということもあり自粛ムードかなとも思ったのですが、それより何より皆忙しいようです。やっぱり花見は3月かなって思いました。そこで一つ思いつくことがあります。3月にビールを飲んで夜桜を見るのはとても寒い。かなり冷えます。やっぱり夜桜見物は熱燗ではないでしょうか。あるいは白酒が似合うかな、なんて思いながら、毎日健軍自衛隊の桜通りを犬を連れて歩いています。

    当院の待合ロビーから見える風景です。

  • 学習しない犬

    朝からうちの犬が吐いていました。時々こんなことがあるので特に驚きません。原因はわかっています。昨日の夜に散歩した時、草むらから何やらパクッとくわえてきて、バリバリ食べていました。それがなんだったか、さっぱりわかりませんが、きっと食べられないものだったのでしょう。朝から何かわからない砕けた吐物が出てきたので、捨てました。そんなことを何度繰り返しても、犬というのは何も学習しません。次に道端に何かごみが落ちていたら、またそれを食べようとします。お腹の調子が悪くなったことと、その前の日に変なものを食べたことの因果関係がわからないから、仕方ありません。

    一方、人間はというと、有る事無い事関連づけて心配します。昨日寒かったのに外出したから風邪ひいたとか、昨日外食したから血圧が上がったとか、色々あります。確かに寒い日に外出して風邪をひくことはありますが、直接的な因果関係は不明です。しかし、人はこのように因果関係をいろいろ類推することができる動物ですし、その類推の中に科学的根拠があればその類推は正しいことになります。

    しかし、その考える力を発揮しすぎて、思い悩んだあげく病気になる人がいます。考えすぎです。しかもその思考過程は過剰な反応のことが多く、正しいとは限りません。鬱や不安障害などはそんな考えすぎが影響しているようです。考えすぎて病気になっては仕方ありません。考えすぎないようにしましょう。なるようにしかならないという気持ちが大切ではないでしょうか。

     

  • 新人研修

    私の往診先の老人ホームでは、新人研修が始まっています。看護職、介護職、事務職などいろいろあると思いますが、新人研修では専門は関係なしにみんなでいろんな部署を体験します。掃除や厨房も体験します。研修しているうちに同期のみんなのつながりができて、助け合いの精神やコミニュケーションの大切さを学びます。

    また、自分の専門と関係ない職種も体験することで相手の立場になって考えることができるようになります。看護師が、介護士にどういう風に仕事を頼めばいいかとか、事務職が看護職のどこに無駄や非効率的な働き方があるのかとか、体験を通して知ることができます。こういった体験は、その後の専門職に進む時に本当に役にたつと思います。

    当院は職員数も10人足らずでみんなコミニュケーションもよく問題ないと思うのですが、お互いの職種をできる範囲でカバーできればと思っています。例えば。看護師さんも受付の手伝いができたり、受付も問診をとったり電子カルテの入力を手伝ったりという具合です。

    専門職は国家資格でもあり、仕事の範囲には規制がありますが、できる範囲でお互いをカバーできれば仕事はもっとやりやすくなるし、効率的になると思います。

  • 痛風の治療

    足の親指の付け根が腫れて痛む病気に「痛風」があります。ぶつけたり足を踏まれたりした場合は別の病態かもしれませんが、何の覚えもないのに足の指の付け根が腫れて痛い場合は痛風の可能性が高いです。たいていの場合、赤く熱を持ったように腫れています。歩くのも困難なくらい痛みます。痛風という名前の通り、何の前触れもなく痛みが風のようにやってきます。

    痛風は基礎疾患として高尿酸血症があります。健診などで尿酸が高いと言われて治療せずに数年放置した結果痛風を発症します。以前は肉の食べ過ぎと言われていましたが、実際にはお酒の影響の方が多いみたいです。尿酸はプリン体から合成されるため、ビールにプリン体ゼロという商品がありますが、アルコールを代謝する際に尿酸ができるので、結局プリン体とは関係なくワインや日本酒でも尿酸は上がります。従って、宴会などで深酒をした後に激痛が始まることが多いようです。

    当クリニックでは尿酸の値は採血して10分ほどででますから、痛風かどうかはすぐに診断がつきます。ただ、尿酸が高くても尿酸を下げる治療は足の痛みが落ち着いてからする方がいいようです。慌てて尿酸を下げると、痛風の痛みがひどくなることが知られているからです。また、当クリニックでは腫れている病変部分に針治療をすることで、痛みを軽くする治療をしています。針が嫌な場合、シール状になったごく小さな針をエレキバンのように病変に貼り付ける治療も行っています。

  • 見上げれば満月

    桜が満開というのに毎日雨が続いて花見ができません。今日はやっと雨も上がり、犬の散歩をしながら夜空を見上げれば、満月です。私は小さい頃から夜空の月を見るのが好きでした。小さい頃はただ単に満月はなんて綺麗なんだろうと思っていました。そして、アメリカに留学中は、この同じ満月を日本の両親も見上げているかもしれないと遠く日本に想いを馳せつつ見上げていました。

    ウミガメは満月の夜に卵を産むとか、そのほか自然界のあらゆるものは月の周期に影響を受けています。私たち人間も例外ではないと思います。また、飛行機事故や大地震も満月や新月の日に多いことが統計的にわかっています。私はそういうことを随分前から意識していました。そしてあの熊本地震から今週末で1年となります。あの日の夜は満月ではありませんでした。なので、私としては全く予想していない夜でした。

    思い起こせば、激動の一年でした。いろんなことがありすぎて、一言では言い表せませんが今もあちこちに爪痕が残っているので夢や幻でなく現実なのです。時間しか解決してくれませんが、遅々としてあらゆるものが解決していないような気がして気が沈むことも多いと思います。しかし、気づかないうちに周りは確実に変化しています。今年も綺麗な桜が咲いたように、新しい明日に向かって進んでいます。