むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 病診連携とは

    大きな病院とクリニックの間での連携を病診連携と言います。クリニックは診療所なので、病院ー診療所間の連携という意味です。

    大きな病院と診療所では入院ベッドの有無が大きな違いですが、当然設備も違います。大きな病院はCTやMRIといった検査ができるし、専門ごとに多数のドクターがいるので、それだけ高度な医療ができるわけです。そこで、病院と診療所では自ずと仕事の範囲が違ってきて、すみ分けています。我々診療所は最初に来ていただく医療機関であり、慢性病の定期的なフォローや風邪などの単発の診療、さらに入院や手術が必要かどうかの判断をする場でもあります。一方、大きな病院は診療所から紹介された患者さんの精密検査や入院治療を引き受けてくれます。

    そこで重要になるのが、病院ごとのキャラクターです。日赤病院のように救急全般を請け負ってくれるところもあれば、リハビリを得意とするところもあります。それぞれの病院の特徴を知って最も良いと思われる施設に患者さんを紹介することが大切だと思います。患者さんやその家族は病院のそういった特徴がなかなかわからないので、自宅から近いとか、いったことがあるとかで判断しますが、それがベストではありません。やはりその辺は地元で長いこと連携関係を築いている私たち専門家にご相談いただくのが一番だと思います。

    山ノ内中央公園にて