むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 熊本城マラソンまであと一週間

    朝晩は冷えてますが日中は日差しが春の陽気を感じます。早い人は花粉症が始まっているようです。天気予報ではこの週末の連休もいい天気で来週はもっと暖かくなるらしいので、過ごしやすく気持ちいい日が続きます。日差しが強くなると脳内にセロトニン、メラトニンという気分や睡眠をつかさどる物質が増えてきて、気分も高揚するし睡眠も良くなります。うつの人は明るい日差しを浴びましょう。できるだけ散歩などをしてください。外に出られない場合、窓辺の日当たりの良いところで日向ぼっこをしてください。太陽の恩恵で鬱もとんでいきますよ。

    最近スポーツジムに行くとランニングマシンは人がいっぱいで機械があくまで筋トレなどをして待つしかないのですが、考えてみたら、熊本城マラソンが来週に迫っています。みんな最終調整で頑張って走っているのですね。マラソンは雨や雪だと心が折れますが、あまりに暑いのもきついです。本番に向けて皆さんがんばってください。当院にもマラソンに出るという人が健康チェックにこられています。1週間前ではもうたいしたことはできません。貧血に鉄剤とか疲労回復にビタミンBやCをすすめますが、あとは怪我しないようにするだけだと思います。マラソン中に足がつらないように芍薬甘草湯がほしいという人もいます。実際私もフルマラソンでは漢方をポケットに入れてましたが、足がつったときに飲んでもほとんど効きませんでした。最も効果的だったのは応援ブースで提供されるお味噌汁です。冷えきった体で脱水状態で足がつるのは漢方ではむりです。塩分補給と熱々の汁物で水分補給、お味噌汁こそ素晴らしいエイドです。

    走り終わった後のケアもかいておこおうと思います。筋肉に乳酸が溜まってしまうのでビタミンB(とくにB1とナイアシン:商品ではBミックスなど)とビタミンC, ビタミンEなどを補給しましょう。膝などはアイスノンなどでアイシングしましょう。十分冷やしたらぬるめのお風呂で全身の筋肉をマッサージしましょう。打ち上げがあってもお酒をのみすぎないように。脱水が進みます。またお酒を分解するためにビタミンが消費され肝臓にも負担になります。

    生化学に詳しい人向けメモ:無酸素運動で解糖系から乳酸が産生される。解糖系からTCAサイクルに流れる律速段階でビタミンB1が要求される。乳酸を分解する乳酸脱水素酵素(LDH)は肝機能の指標となるが、LDHが水素をやり取りする際にNAD↔NADHの反応が必要で補酵素としてナイアシン(ビタミンB3)が必要。一方、アルコールを分解するアルコール脱水素酵素も同じく脱水素反応にナイアシン(B3)が必要となる。

  • 人参パワーを実感しました

    コロナもインフルエンザ(A、B)も毎日たくさん来院されます。インフルエンザと確定された場合タミフルを処方するので簡単ですが、コロナの場合とインフルエンザでもコロナでもない場合はこれといった処方はないので漢方を出すことが多くなっています。おりからの医薬品不足で咳止めやたんを切る薬は殆ど入手できませんから、咳止め系の漢方を出すことが多くなります。しかし、その漢方もかなり品薄になっていて、薬局の方では医薬品調達に毎日難儀していると思います。当院は通常から漢方薬の使用量が多いため、こういう状況でもわりとメーカーが融通してくれているのですが、それでも葛根湯や麻黄湯など風邪の初期によく使う処方が出しづらくなっています。葛根湯が肩こりに効くから1ヶ月分ほしいなど言われても今は無理です。もし風邪の人に3日分ずつ出せばその分で10人が助かります。コロナやインフルエンザの療養期間は5日なので本当は5日分処方したいのですが、それもできません。薬がないので3〜4日分の処方となります。

    そんな中、私も先日風邪を引いてしまいました。サウナで目一杯汗をかいたあと、冷水にドボンと入り、その後よせばいいのに寒い中椅子に座って外気浴なんてしたら、なんか喉の調子が悪くなり、翌日には咳が出るようになりました。咳止めは手に入らないので、門前の凌雲堂薬局においてもらっているコタロー漢方咳止め「一風飲」を買ってきて使ったりしましたが、診察中話そうとすると咳き込むので、うまく話ができず来院された皆さんには大変失礼しました。帰宅後、朝鮮人参エキスを耳かき一杯お湯に溶かして飲んでみたらみるみる体調が回復して、今日はすっかり調子よく仕事できました。それにしても人参パワーはすごいです。

    実は、漢方の世界で風邪の治療に人参を使うのは火に薪をくべるようなものだから気をつけろと習います。人参が入った補中益気湯などの「補剤」は風邪の初期には使わず、しばらくたって回復が遅れてきたと判断した時点で処方します。ところが、今回の私の経験から、風邪早期に人参を入れて体力をつける治療もいいものだと実感しました。「ロイヤルゼリーとかユンケルなどで一発で風邪を治す」という人もいるように、そう言う「補剤」も使って見る価値ありです。

  • ヘモグロビンA1cについて

    TSMCの第2工場も菊陽にできることが決まったとの報道が新聞1面にのっていました。熊本の景気を良くするでしょうが、人手不足の中さらに人が足りなくなるだろうし、賃金が高騰するかもしれず、地価が上がったぶん物価(家賃など)も高くなることでしょう。交通渋滞の対策も追いついていないし、地下水が果たして枯渇したりしないかは未知数です。みんなが浮かれているほどいいことばかりではないと思います。自治体には今のうちからできる対策を取ってもらいたいです。第1工場で生産される半導体はおそらくパソコンやスマホなどに搭載されるもので、日本が欲しくてたまらない自動車用ではないみたいでした。しかし第2工場の方はトヨタも出資すると書いてあり、これで車用の半導体の確保ができそうです。それは良かったとおもいます。

    糖尿病の患者さんはヘモグロビンA1cという検査をしています。7以下にコントロールしたいので、毎回その数値を見て一喜一憂します。この検査は遡って1ヶ月ぐらいの間の血糖の変動を評価する値です。先月の検査はちょうど年末年始の時期を反映するものだったので悪化していた人も多数見られました。しかし、今月に入っての検査はすでに正月もあけてからの1ヶ月の評価となります。今回も高いようなら要注意です。何か食生活が悪いか運動の習慣がなくなっているか原因があるはずです、

    血糖やコレステロールをコントロールするのは、後々起こってくる合併症を予防するためです。主に動脈硬化から来る狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、慢性腎臓病などです。これら合併症は10年20年の月日を経て起こってくるため、80歳を過ぎてまだそういった疾患にかかったことがない場合はすこし基準を緩めてHbA1cは8以下でも結構です。ただし、心臓病や腎臓病、脳梗塞などの既往があればできるだけきちんとコントロールして2次予防に努めたほうがいいと思われます。

    梅の花が咲いていました

  • 太陽電池がマイブーム

    昨年末にクリニックに太陽光パネルを設置したことから、最近私のマイブームの一つが太陽電池です。診察の際に患者さんの喉を見るペンライトも太陽電池式LEDライトを使ってみています。電池が入っていないのでとても軽い。そして明るい。難点はポケットに入れっぱなしで1週間もするとつかなくなるので、天気のいいときに窓辺において日に当ててあげないといけません。キーホルダー式で小さいので3つ買いました。夜いぬの散歩をするときもそれを持って出ます。とても便利です。

    もう一つが、今日ホームセンターに行って買ったものです。うちの玄関前は街灯がないので真っ暗になります。朝まだ日が昇る前に新聞を取りに郵便受けのところに行くと、真っ暗闇の中で新聞配達のおじさんとばったり出くわす事があり、お互いびっくりします。郵便受けのところには電源もないのでライトを付けるのは難しいと思っていたのですが、なにげにネットを見ていて目についた広告が太陽電池式照明です。玄関や車庫前などに最適な商品です。ネットではよく分からなかったので、DCMダイキに行って実物を探したらありました。昼間に太陽電池で充電して夜に人感センサーで照らしてくれます。500ルーメンでとんでもなく明るいです。早速郵便受けの横にワイヤーで固定してみました。バッチリです。ちなみに3800円でした。

    もう一つあります。去年、ちょっとした家電を動かしたりパソコンやスマホに電源を供給できるバッテリーを買いました。1kwHの容量です。実はこのバッテリーを買ったときにセットで折りたたみ式太陽光パネルを買いました。パネルを広げると1メートルぐらいになります。日なたに置くと最大100Wの発電能力があり、直接USBで電力を供給することもできるし、バッテリーにチャージして使うこともできます。能登の地震もあったばかりですが、南海トラフとかその他予想もしない災害がいつ来るかわかりません。備えあれば憂いなし。その備えの一つが太陽電池とバッテリーです。

    この角度では太陽光パネルはあまり見えませんけど、写ってます。

  • 不適切にもほどがある

    今日はTVをつけると一日中関東の雪の話題でした。今晩どうなるのか気になりますが、関係ない九州のテレビでまで一日中やっているのはやりすぎでしょう。関東のローカル番組でやってくれればいいのに。

    さて、ネットフリックスを開いたら、バーンとトップに出てきたのが「不適切にもほどがある」つい最近TBSでやっていた話題のドラマです。私はTVは見ないので、ネットで話題になっていたのをみたのですが、ちょっと気になっていました。ネットフリックスで第2話まで見られるようだったので、なにげに見始めたら面白い!昭和の古き良き時代を思い出します。今はコンプライアンスで何でもかんでも縛られて不適切なことをできない世の中。昭和の時代は今考えると無茶苦茶だったので、本当に好き放題やってました。みんな元気よく、活気に溢れ、景気も良かった。最近、働き方改革とか、頑張れと言うな、黙って寄り添うべきだ、とかいろんな新常識がわずらわしい。このドラマの昭和の主人公に言わせると「きもちわるい」ことがいっぱいです。それを今と昔を対比しながらタイムスリップもののドラマ仕立てで見せてくれる。続きが楽しみです。きっと平成生まれの若い世代にはこのドラマの意味はわからないでしょうね。

    私が研修医だった頃は、大学病院に何日も寝泊まりしてほとんど帰宅できず、ずっと働いていました。当直した翌日も普通に勤務です。今では研修医は5時に帰すよう決められています。先日タクシーの運転手さんから聞いたのですが、天気が悪いとき昔なら稼ぎどきだと頑張って働いていたのに、今の運転手さんたちは、「天気が悪いし体調も悪いから今日は働くの止めとこう」と言うそうです。それを会社が「だめじゃないか、働け」と言ってはいけないそうです。もし今日は雨も降っているし、お客さんがたくさん待っているから働け、と言われて無理やり働かされた運転手さんが事故でも起こしたら会社の責任だから、無理強いできないそうです。どおりでタクシーを呼んでもいつまでもこないわけです。大変な世の中です。コンプライアンスとか働き方改革とかは一部の人には改善、一部の人には改悪。昔と今とどっちがいいとか悪いとかは言えませんが、不自由な世の中になったのは間違いないですね。