だいぶ暖かくなり、熊本市内の桜もちらほら咲き始めました。 今週末は自衛隊健軍駐屯地前の通りで桜まつりが開催される予定です。
さて、私が訪問診療をしている患者さんは80名ほどいます。皆さん80歳から100歳を超える方まで、高齢の方がほとんどで、主に老人ホームに入居されている方を訪問しています。 この時期によく言われるのが、「今年もまた桜を見ることができました」というお話です。「私はあと何回、桜を見ることができるでしょう」と問われれば、その答えは誰にも分かりません。それでも「来年もまた桜が見られるといいですね」と、心から思う今日この頃です。
昨日から、ひすいこたろうさんの『あした死ぬかもよ?』という本を読み始めました。タイトルの最後に「?」がついているのは、大阪弁で言えば「知らんけど」というニュアンスでしょうか。この本は、自分の人生を俯瞰したとき、この先あと何年生きられるか分からないからこそ、いつか人生を振り返ったときに後悔しない生き方をしよう、という趣旨で書かれています。 まだ読み始めたばかりなので詳しい感想は書けませんが、昨日お世話になった方のお通夜に参列したことが、この本を手に取るきっかけになりました。
ところで先日、仕事で使う電子カルテ用のパソコンに、AI音声入力ソフトの「Typeless」を導入しました。 通常の音声入力と違い、TypelessはAIが文脈を読み取って誤りを訂正したり、くどい言い回しを整理してきれいな文章に仕上げてくれたりします。カルテ入力の際、多少ぞんざいな日本語で話しかけても、まとまったきちんとした文章に変換して入力してくれます。また、パソコンに向かって大きな声で独り言を話すのは気恥ずかしいものですが、TypelessのAIは音声認識能力が非常に優れているため、小声でぼそぼそと話しかけても正確に聞き取ってくれます。 常に音声入力を使うわけではありませんが、診断書の作成など文章量が多いときには非常に役立つツールです。現在はTypelessをどのように仕事に活用できるか、さまざまな使い方を試しているところです。
それにしても、キーボードを打たずにこれだけ大量の文章を書けるようになるのは、驚くべき仕事の効率化です。皆様もぜひお試しいただければ、その便利さを実感していただけると思います。

