むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • アロマトリートメントが好評です

    1ヶ月ほど前に当院ではアロマによるハンドトリートメントを始めました。気まぐれにやっていますので、運良く受けられた方はラッキーです。毎日新しい患者さんが来られますが、そのうち数名は何ヶ月も前からずっと思い悩んでいてもう限界、という感じです。心が沈んでいて、人と話したりするのが億劫で、仕事に行くのも辛い、といわれます。私にできることは、話をじっくり聞いて、生活習慣を確認して、アドバイスできることはアドバイスし、必要な薬を処方することです。それだけでも、かなりの方に元気になってもらえるのですが、あと少し足りない、と思っていました。

    そんな中、当院のナースがアロマを使ったトリートメントをやってみたいと言います。医療機関でやっても診療報酬を請求する仕組みがないため採算を考えると難しいなと思ったのですが、採算は度外視して患者さんサービスで初めてみました。

    うつ状態のひどい患者さんは辛かったこれまでの話を涙を流しながらしますが、診察が終わったら肩こりなどをほぐすウォーターベッドで背中や足をマッサージします。そして、腕から手にかけてアロマの香り豊かなマッサージオイルでのハンドトリートメントをしてみると、皆さん心が癒されて笑顔が出ます。日本中どこにもないような心の癒しを提供できるクリニックになりたいと思い、日々トライしています。

    願いは叶う。鳥居の向こうから後光がさす。嘉島の田んぼの中の鳥居にて。

  • 鍼で膝の治療

    先日、膝の痛みで来院された患者さんの話です。階段で転んで両膝を強打し、それ以来膝の痛みが4年ほど続いている。整形外科や整骨院に行ったが、治らないので諦めてる。という話。漢方と鍼はまだ試していないということだったので、治療してみることにしました。漢方は、いくつか候補があるのですが、その一つを処方し、膝の鍼治療も行いました。膝の鍼治療は膝の痛いところだけでなく、大腿(太もも)のツボから足背のツボまで広く配穴します。

    その結果、とても調子良くなったと、足取りも軽く再来されました。今回は、膝でなくて坐骨神経痛(お尻からふくらはぎ方向へ痺れる)の治療もしてほしいとのこと。坐骨神経痛の場合、臀部の筋肉の隙間を鉛筆ほどもある太さの坐骨神経が出てくるので、そのどこかで神経が圧迫されるものと思います。この神経のもっとおおもとを辿ると、腰椎から出ているので、私の場合はこの腰椎から臀部にかけても念入りにツボ刺激をします。不思議なことに、手にも腰痛を治すポイントがあるので、腰とは離れていますが、手のツボも使うことがあります。

    このように、いろいろ工夫して頭の中で患者さんの気の流れのおかしくなったところを想像しながら治療することで、元気に笑顔で歩いて帰られると「よかったな」と治療家としての醍醐味を感じます。

  • ストレートネック

    当院に随分前からかかっていた患者さんで、肩こり、手の痺れなどがあまりにひどく相当悩んでおられました。そのせいでうつのようになったため、うつの治療もしました。整形でも検査を受けたりリハビリしたり、電気治療をしたりしました。電気治療は若干効果があり、自宅でもできるようにと、低周波治療器を購入したりされました。しかし、神経内科に行ってMRIをとっても、特に異常はないとのコメントでした。何件もの病院を回って結局よくわからないまま数ヶ月が経ちました。

    抗うつ剤の治療で少しは調子がいいものの、なかなか以前のようなコンディションにならないため、手をこまねいていました。ある日、その患者さんが他院で撮影したMRI画像をもらってきてくれました。見てみると、なんと定規で書いたようなストレートネックです。首の骨は横から見ると通常緩やかなカーブを形成しているのですが、そのカーブがなくなっています。これが原因じゃないですか、と患者さんに言いました。何件も病院巡りして今まで誰にも指摘されなかったそうです。

    私はこれまでストレートネックの鍼治療を何人もしましたが、実はセルフ整体(自分で自分に施術する)が最も効果的だと思っています。そこで、その患者さんにもちょっとしたセルフ整体のコツを説明しました。結果・・・2週間後に来院された際にはすっかり肩こりも手の痺れも取れて、元気になったそうです。こういうのが嬉しいですね。

  • 2年目に入り

    開院1周年で、あちこちからお祝いのお花などをいただきました。ありがとうございます。涼しくなり、落ち葉の季節となりましたが、最近ありがたいことにどなたかご近所さんと思いますが、朝からクリニックの前をきれいに掃除してくれる人がいます。誰にお礼を言えばいいかわかりませんが、この場を借りてお礼申し上げます。地域の皆さんには、ますます安心を提供できるように頑張ります。

    今、当院の患者さんの中には職場でのストレスで体調を壊してしまって来院される方が結構います。大変ですね、無理しないでくださいね、という感じのお話をします。一方、自分のクリニックも看護師さんや事務員さんにとってみればいち職場ですから、当然ストレスがあったり不満があるかもしれません。看護師さんたちは引く手あまたですから嫌だと思えばすぐに転職していきます。そんななか、オープニングスタッフが当院にそのまま1年勤めてくれたことは、感謝に絶えません。職場でのストレスがないように、働きやすい環境を作るのは私の仕事だと思っています。自分のところの職員がハッピーでないと、患者さんに優しくすることはできません。まずは足元から固めよです。

    9月1日は当院と連携している学研ココファン西原がオープンしました。全国チェーンの高齢者施設です。来週からは、こちらの施設にも訪問診療を開始します。自力で通院できない場合、遠慮なくご相談ください。

    江津湖に沈む夕日

     

  • プロフェッショナル

    NHKの番組でプロフェッショナルという番組があります。一流の仕事人のドキュメンタリーです。たまたまテレビをつけたらこれが始まり、見入ってしまいました。花屋の店主のお話でした。花屋とはいえ、超一流です。生け花の大家でもあり、花を長持ちさせたり開花調整させたりという花に関するすごいベテランです。一流とはこんな仕事をするんだと、感動しきりです。

    やはり、すべてにわたって手を抜かない、やれることは全てやる、そして常に勉強。これはどんな仕事に関しても同じだと思います。もちろん私たち医療もそうです。患者さんが何人来ようが、私たちの仕事は医者一人に対して患者さん一人、一対一です。それを一例一例丁寧に話を聞いて最も良いと思われる治療法を提案します。

    これが、医者一人に対して患者さん大勢という雑な仕事をしてはいけません。最近の患者さんはとても流動的で、昔のように一度決めたかかりつけ医と何十年も付き合うという人は珍しく、ちょっと治りが悪いと次の病院に移ってしまいます。私も、一流と呼ばれるよう努力を続けるのみだと、テレビを見て思った次第でした。

    浮島神社