むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 東区多職種連携会

    昨日に引き続き、今日も仕事の後に多職種連携会でした。今回はささえりあが主催する会で、私はファシリテーターとして参加しました。もう一人秋津校区からクリニックの院長先生もファシリテーターとして参加されました。今回は、東区の医療介護事業所の面々が集まり、顔の見える連携の会です。いつも電話で話しているケアマネージャーさんや、事業所の人たちと直に会って日頃仕事中には聞きにくいようなことも遠慮なく質問し合うという企画です。

    昨日はKJ法での話し合いだったのに対し、今回はリクルート方式です。就職説明会に参加して、興味ある会社のブースで説明を聞いたり質問をしたりする、あの形式です。私は医師のブースでしたが、弁護士さん、社労士さん、広告代理店さん、東区役所の保健行政担当者さんなどなどいろんな興味あるブースがありました。それぞれのブースで20分ずつ3回好きなところで話に参加できるという企画です。よく考えられた方式です。私たち医療の専門家も、ちょっと畑が違うとわからないことだらけです。聞けば話は早いのですが、なかなかそういう機会も少ないということでこの会が企画されました。

    すでにこの会は3回目くらいで、次第に会の運営もブラッシュアップしてきました。参加するたびに内容が充実してきました。参加している人たちは半分くらい同じ人たちなのですが、やはり会の進行の方法がよくなると、同じ時間を使ってもより多くの有意義な意見を引き出せます。今回はいい会でした。

  • 在宅医療研修会

    以前働いていた桜十字病院で、南区を中心とした在宅医療研修会がありました。在宅医療に携わる医師だけでなく、訪問看護師、介護士、ケアマネージャー、訪問リハビリ、保健所その他多職種の集まりで120名を超える盛況でした。8名程度のスモールグループに分かれてのディスカッションがメインで、最初は同職者との話し合いで、そのあとはそれぞれの職業を代表してバラバラのテーブルに座り、多職種の人たちとお互いの疑問や意見を交わす仕組みでした。

    使われたカンファレンス手法はKJ法という方法です。三人いれば文殊の知恵と言いますが、テーブルに8人いればそれ以上のパワーが出ます。大事なのは、個人個人が遠慮なく意見を言いやすい雰囲気作りと、意見を引き出すきっかけ作りです。今回使われたKJ法は少しアレンジしてあり、本来のやり方ではなかったのですが、ブレインストーミング(ブレスト)には簡単でいい方法だと思いました。

    こういうブレストを行うこと自体、桜十字が医療機関でなく企業ベースで有意義な会議にこだわっている側面が垣間見られます。KJ法はとても有効で簡単ですので、ぜひ「いい会議をしたいけどどうしたらいいかわからない」という場合には参考にしてみてください。検索すれば、やり方はすぐわかると思います。

  • 心臓検診班会議

    月曜の診療が終わってから、医師会へ向かいました。心臓検診班会議に出席するためです。毎年4月に小中高校生の1年生及び小学4年生全員を対象に心電図検診がありますが、そこで異常を認めた生徒さんたちの精密検査をするのがこの班の仕事です。何千枚もの心電図を判読し、実際に診察に来てもらうかどうかを決めます。複数の専門家が揃って話し合います。最近は出産時に新生児の心疾患に関してはかなりチェックされていますが、この検診で初めて先天性心疾患が見つかることがあります。多いのは心房中隔欠損症です。心臓の壁に穴が空いているものです。

    超音波診断の精度が上がり、かなり詳しく状態がわかります。穴が見つかっても、成長とともに自然と閉じる場合もありますから、慌てずに長い目で見てあげることが必要です。しかし、将来心不全などが成長過程に問題となる場合も考えられますので、手術を勧められた場合はそれに従ったほうがいいと思います。

    今年度の心臓検診は全て終了し、今日はその二次検診の結果集計が報告されました。心雑音などを小児科で指摘された場合、このように学校検診で精密検査を受けられる場合もありますが、学校検診時の問診票にきちんと書いておかないとスルーしてしまいますので、そういう場合は検診を待たずに通常の診察で精査された方がいいかもしれません。

  • ひんやりした雨

    日曜日、一日中ひんやりした雨が降りました。私は、熊本大学薬学部で漢方の講演をしました。持ち時間は1時間半でしたので、ゆっくりといろいろな症例を通して私なりの漢方の考え方を解説しました。ポイントは、腹診に頼らない漢方処方です。漢方の勉強には、日本古来の古方という流派と現代中医学をベースにした流派があります。おそらく薬剤師さんたちの漢方の勉強は古方を主としているのではないかと思います。しかし、古方は腹診と言ってお腹を触って処方を決める独特の診察方法をとります。薬剤師さんたちは患者さんに触れることが法的にできないため、古方で勉強していては不自由することが多いのではないかと思います。私の場合、診察時にお腹も触ってみますが、話を聞いて7割以上は処方を決め、あとの3割程度を舌の情報や脈の情報などで決めます。

    私がアメリカに留学していた時、ヒューストンの中華街で漢方薬局に行って処方してもらったことがあります。その際は中医師と思われる人が、症状を聞いて、脈を診てもらっただけで処方が決まりました。日本の薬局系の漢方もそのような方法がいいのではないかと思い、腹診に頼らない漢方処方を講演したわけです。

    それにしても、急に冷えてきました。20度に満たない一日でした。風邪を引きやすい季節です。体を冷やさないように気をつけましょう。今の時期にゾクゾクして喉がチクチクして、というときの処方を一つご紹介します。桂枝湯と麻黄附子細辛湯を合わせて飲みます。手元になかったら葛根湯でもいいですが、これこそ早めの漢方が効果的です。

  • 待ち時間対策

    土曜日は平日に通院できない患者さんが殺到されますので、大変混雑します。今日も最大1時間半もお待たせした患者さんが出てしまいました。きついところ申し訳なく思っています。なんとか待ち時間を短縮したいと思っているのですが、なかなか簡単ではありません。できるだけ事務処理にかかる時間を短縮し、診察までに血圧を測っておいたり、初診患者さんの場合は情報をカルテに記入しておくなど、スムーズな運営になるよう対策を考えていますので、ご容赦ください。

    ところで今日は江津湖花火大会でしたね。雨が降っていて、まさか開催されるとは思っていませんでしたが、家でご飯を食べていたらドーンと音が聞こえてきたので、慌てて傘をさして打ち上げ会場の下江津湖まで行ってきました。若い世代多かったですが、雨のわりには大にぎわいでした。雨の十月は寒くてちょっと花火という雰囲気ではありませんでしたが、十分感動的でした。花火や爆竹は中国や東南アジアでは厄払いの縁起のいいものです。

    日曜日には熊本大学薬学部で漢方を勉強している薬剤師の先生向けの講演をします。通常、医師向けの講演をするのですが、薬剤師の先生がどのような内容を聞きたいのかというニーズがよくわからないので、講演内容に関しては試行錯誤です。

    フィナーレの1発