むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 待ち時間対策

    世のクリニックはどこもいっぱいで何時間も待ったのに診察は2−3分というのはよく聞く話です。私も、一人一人からしっかりと話を聞いて、状態をよく把握した上で治療方針を立てたいと思っており、どうしても時間がかかってしまいます。待ち時間は短く、診察は満足いくだけの長さを確保するというのは相反する命題で、同時に実現するはずもありません。どちらかが犠牲になってしまいます。

    しかし、みんながじっくりと話を聞いて欲しいわけではなく、風邪の人はインフルエンザかどうかさえ調べてもらえば、あとは薬をもらってさっさと帰るだけ、という場合が多いと思います。血圧など定期薬をもらいにくる場合は、人によって、悩み相談をしたい場合もあれば、薬だけもらえば急いで帰りたい人もいます。どちらなのかはわからないので、やはりニーズを聞いて急いだ方がいい人は急ぎ、ゆっくり話したい人はゆっくりできれば一番いいなと思います。

    今日は職員みんなで待ち時間対策について話し合いをしました。私は別の用事で参加できませんでしたが、議事録をもらって、感心しました。みんないろいろ考えてくれていて、嬉しかったです。できることから対策を取りたいと思います。

    なぜか今頃紫陽花が咲いていました。しかもグリーン。

  • もう来年のことを考える

    テレビをつけると選挙速報ばかり。選挙の結果は生中継でなくても夜10時とか11時とか定時のニュースでやってくれればいいと思うの私だけでしょうか?心配された台風ですが、熊本は時おり強い風が吹きましたが、被害もなく、助かりました。明日の東海・関東が心配です。クリニックは日曜日にワックスがけ清掃が入りました。私は清掃が終わるまで一日中医局内に缶詰めになっていたので、久しぶりにこの後のいろんな日程を考えていたら、案外年末にかけて忙しいことに気がつきました。

    通常私はマックのiCALというカレンダーソフトでスケジュールを管理しています。自分のiPad、職場の電子カルテ端末、いつも持ち歩くiPodなどすべての端末がiCloudで同期しているので、一元管理できて大変便利です。私の場合、月表示と週表示を切り替えながらだいたいのスケジュールをチェックします。一日の分単位のスケジュールはまず関係ありませんので、ほとんど使いません。大変便利で、手放せないiCALなんですが、難点に気がつきました。3ヶ月とか、半年とかそういうスパンで自分の今後のスケジュールや目標を管理しにくいということです。また、将来のプロジェクトをカレンダー上で深く掘り下げられないのです。

    それに気がついて、ツタヤに行ってみたら、すでに店頭は来年の手帳コーナーが大きいスペースを占めていました。プロジェクトに関していろいろ考えるため、自由に記入できるフリースペースが欲しい、週単位のスケジュールは電子的にやっているので不要、カレンダーは書き込みやすい月単位のものがあればいい、などの条件で探した結果、コクヨのノートCampusダイアリ−2018マンスリーがベストでした。450円でした。

  • 東区多職種連携会

    昨日に引き続き、今日も仕事の後に多職種連携会でした。今回はささえりあが主催する会で、私はファシリテーターとして参加しました。もう一人秋津校区からクリニックの院長先生もファシリテーターとして参加されました。今回は、東区の医療介護事業所の面々が集まり、顔の見える連携の会です。いつも電話で話しているケアマネージャーさんや、事業所の人たちと直に会って日頃仕事中には聞きにくいようなことも遠慮なく質問し合うという企画です。

    昨日はKJ法での話し合いだったのに対し、今回はリクルート方式です。就職説明会に参加して、興味ある会社のブースで説明を聞いたり質問をしたりする、あの形式です。私は医師のブースでしたが、弁護士さん、社労士さん、広告代理店さん、東区役所の保健行政担当者さんなどなどいろんな興味あるブースがありました。それぞれのブースで20分ずつ3回好きなところで話に参加できるという企画です。よく考えられた方式です。私たち医療の専門家も、ちょっと畑が違うとわからないことだらけです。聞けば話は早いのですが、なかなかそういう機会も少ないということでこの会が企画されました。

    すでにこの会は3回目くらいで、次第に会の運営もブラッシュアップしてきました。参加するたびに内容が充実してきました。参加している人たちは半分くらい同じ人たちなのですが、やはり会の進行の方法がよくなると、同じ時間を使ってもより多くの有意義な意見を引き出せます。今回はいい会でした。

  • 在宅医療研修会

    以前働いていた桜十字病院で、南区を中心とした在宅医療研修会がありました。在宅医療に携わる医師だけでなく、訪問看護師、介護士、ケアマネージャー、訪問リハビリ、保健所その他多職種の集まりで120名を超える盛況でした。8名程度のスモールグループに分かれてのディスカッションがメインで、最初は同職者との話し合いで、そのあとはそれぞれの職業を代表してバラバラのテーブルに座り、多職種の人たちとお互いの疑問や意見を交わす仕組みでした。

    使われたカンファレンス手法はKJ法という方法です。三人いれば文殊の知恵と言いますが、テーブルに8人いればそれ以上のパワーが出ます。大事なのは、個人個人が遠慮なく意見を言いやすい雰囲気作りと、意見を引き出すきっかけ作りです。今回使われたKJ法は少しアレンジしてあり、本来のやり方ではなかったのですが、ブレインストーミング(ブレスト)には簡単でいい方法だと思いました。

    こういうブレストを行うこと自体、桜十字が医療機関でなく企業ベースで有意義な会議にこだわっている側面が垣間見られます。KJ法はとても有効で簡単ですので、ぜひ「いい会議をしたいけどどうしたらいいかわからない」という場合には参考にしてみてください。検索すれば、やり方はすぐわかると思います。

  • 心臓検診班会議

    月曜の診療が終わってから、医師会へ向かいました。心臓検診班会議に出席するためです。毎年4月に小中高校生の1年生及び小学4年生全員を対象に心電図検診がありますが、そこで異常を認めた生徒さんたちの精密検査をするのがこの班の仕事です。何千枚もの心電図を判読し、実際に診察に来てもらうかどうかを決めます。複数の専門家が揃って話し合います。最近は出産時に新生児の心疾患に関してはかなりチェックされていますが、この検診で初めて先天性心疾患が見つかることがあります。多いのは心房中隔欠損症です。心臓の壁に穴が空いているものです。

    超音波診断の精度が上がり、かなり詳しく状態がわかります。穴が見つかっても、成長とともに自然と閉じる場合もありますから、慌てずに長い目で見てあげることが必要です。しかし、将来心不全などが成長過程に問題となる場合も考えられますので、手術を勧められた場合はそれに従ったほうがいいと思います。

    今年度の心臓検診は全て終了し、今日はその二次検診の結果集計が報告されました。心雑音などを小児科で指摘された場合、このように学校検診で精密検査を受けられる場合もありますが、学校検診時の問診票にきちんと書いておかないとスルーしてしまいますので、そういう場合は検診を待たずに通常の診察で精査された方がいいかもしれません。