むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 在宅医療研修会

    以前働いていた桜十字病院で、南区を中心とした在宅医療研修会がありました。在宅医療に携わる医師だけでなく、訪問看護師、介護士、ケアマネージャー、訪問リハビリ、保健所その他多職種の集まりで120名を超える盛況でした。8名程度のスモールグループに分かれてのディスカッションがメインで、最初は同職者との話し合いで、そのあとはそれぞれの職業を代表してバラバラのテーブルに座り、多職種の人たちとお互いの疑問や意見を交わす仕組みでした。

    使われたカンファレンス手法はKJ法という方法です。三人いれば文殊の知恵と言いますが、テーブルに8人いればそれ以上のパワーが出ます。大事なのは、個人個人が遠慮なく意見を言いやすい雰囲気作りと、意見を引き出すきっかけ作りです。今回使われたKJ法は少しアレンジしてあり、本来のやり方ではなかったのですが、ブレインストーミング(ブレスト)には簡単でいい方法だと思いました。

    こういうブレストを行うこと自体、桜十字が医療機関でなく企業ベースで有意義な会議にこだわっている側面が垣間見られます。KJ法はとても有効で簡単ですので、ぜひ「いい会議をしたいけどどうしたらいいかわからない」という場合には参考にしてみてください。検索すれば、やり方はすぐわかると思います。