むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • キャラを演じるということ

    キャラというのはキャラクターという意味ですが、最近はお笑い芸人さん達がなりきりキャラの演技をする番組がはやっています。どこにでもいそうな、それでいてかなり極端なキャラの人を面白おかしく演じる姿は、見ている人を病みつきにします。こんな人いるよねーという気持ちと、いたらウザいよねーという気持ちが湧いてきます。

    私たち医療人も、不思議とその職業の人物をなりきりキャラで演じている人がたくさんいます。自分は医者だとか、看護師だとか、そんな感じで職業を演じる。これは、卒後まだ若くて一人前でない時に、虚勢を張って一人前のふりをする時に役立つ。自分の上司の仕事っぷりを真似したりすることでベテラン風のキャラを演じると、実力以上の仕事ができることもある。そういう背景があるような気がする。

    僕は、そういう職業キャラを演じることを極力避けて、素の自分で勝負したいと以前から心がけてきた。職業とは関係ない自分そのものがここにいて、患者さんやその家族と話をする、そんな診察室にしたいと思っている。キャラを演じないことは、患者さんと自分の間にバリアを作らないということ。患者さんとの関係が近くなるのだ。

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    写真はクリニックの待合ロビーの内装工事をしている風景です。

  • 世界一の大衆車

    フォルクスワーゲンというのはおそらく大衆車という意味かな。ドイツ語でフォルクスは「民族の」、ワーゲンは「車」という意味だからきっとそうだろう。

    フォルクスワーゲンは昨年ディーゼル車の排気ガス問題で世間を騒がせたが、何と言ってもトヨタと肩を並べる世界一の自動車会社だ。売れている車の台数もさることながら、壊れにくく頑丈で値段もリーズナブルだ。

    そういうフォルクスワーゲンの主力車と言えばゴルフだろう。僕らが小さい頃はビートルというカブトムシのような車のことをワーゲンと呼んでいたが、今はゴルフの方がブランドを支える代表だ。実は、僕は5年前からフォルクスワーゲンに乗っているが、ビートルでもゴルフでもない。その車がちょうど車検だったのでディーラーに持って行ったら、新品のゴルフを貸してくれた。いわゆる代車だが、おそらく試乗車だろう。(昨日のブログで熊本城をバックに撮った写真の駐車場で真ん中に写っている白い車です)

    そのゴルフに昨日と今日の二日間乗って、シビれてしまった。使い回しのいいサイズ感、なめらかで滑るようなギアと静かなエンジン、安心感のあるブレーキとハンドリング。どれを取っても最高だ。さらに、試乗車だけあって、自動追従装置もついており、セットすると自動的に前を走る車と一定の車間を取りながら勝手に走り、止まってくれる。アクセルもブレーキも踏まずにハンドルだけを握っておけばいいのだ。これには驚いた。まだ、完全に信頼していいわけではないが、技術がここまで進んでいることに感心してしまった。

    だいたい、車検の時の代車と言えば昔は相当ボロい車だった。僕は今の車の前にはホンダのオデッセイに乗っていたが、車検の時の代車はすごく古い軽自動車で、オデッセイから軽に乗り換えた瞬間の怖さといったら、相当なものだった。こういう時に、代車をただ走ればいいと思って貸すのか、お客さんに次に買い換えるならこんな車はどうですか、という気持ちでちょっと背伸びするくらいの格の車を貸すのとでは、おそらく営業成績がずいぶん違うだろう。

    とにかく、たった二日間乗っただけでゴルフの素晴らしさを知ってしまった。いつもなら、車検が終わった車はエンジンオイルなども新しくなり、自分の車もよみがえった、と感動するのだが、今回ばかりはゴルフの凄さにシビれてしまって、自分の車がオイル交換など終わっていて滑らかに走っても感動がなかった。

    病院でも、患者さんの期待以上の感動を与えられるサービスを目指したい、と思った次第だ。

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  • 木製の椅子

    クリニックの待合にいくつか木製の椅子を置こうと思い、注文しています。座り心地が良く、がっちりしたものです。待合ロビーは受付の方を向いて座るようなソファーがありますが、人によっては人目が気になって落ち着かないだろうと思い、壁側を向いても座れるような席を作りました。その席がこの木製の椅子です。

    五家荘工房という家具工房で作ったものです。その職人さんからメールが来て、伝統工芸館に新しい小さな椅子を展示しています、とのことだったので、見に行ってきました。小さめのスツール型の椅子なのですが、座ってみるとなんとも座り心地が良かったです。欲しかったのですが、おくところを考えて今日は買いませんでした。いつか買ってしまうかもしれません。

    伝統工芸館は千葉城町で、目の前に熊本城があります。ニュースの映像では見ていましたが、地震で壊れてしまったお城を目の当たりにして、とてもショックでした。これまでも熊本城は地震その他の災害で何度も修理されて今に至るわけですが、今回の壊れ方は相当なものだと思います。見ていて心が痛みます。復興のシンボルとして早く修理して欲しいと思う反面、まずは生活に困っている人の住むところや道路の整備を優先して欲しいとも思います。

    昨日、私の外来に来た西区に住む患者さんは、マンションの水もガスもまだ復旧しておらず、生活用水は水汲みをして、洗濯は近所の親戚宅に行ったりしているとのことでした。まだ熊本市で益城以外にもこのように大変な生活をされているところがあるのです。今日で地震から3ヶ月たちました。1日も早い復旧、復興を祈ります。

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  • 雨が多い梅雨

    この梅雨は本当に毎日雨ばかりで大変です。洗濯物の心配もあるでしょうが、我が家は地震の被害で天井から雨漏りがしています。毎日水滴が落ちてくる場所にはバケツを置いてしのいでいるのですが、日に日に雨漏りの箇所が増えて、家中のバケツや洗面器、ゴミ箱などを総動員しています。それでも、仕事から帰ってみると予想しないような場所に雨が漏れており、ソファーなども濡れています。

    地震はさておき、この雨の多さは地球温暖化と関連しています。気温が高いとそれだけ海面から水蒸気が上がってきますから、それが前線で雨雲になり、大雨となります。世間では地球温暖化は化石燃料を燃やしたせいだと言われており、大気中の二酸化炭素濃度が重要視されています。

    しかし、ネットで「歴史的な地球の温度」を調べてみると、現在はまだ氷河期の一部分で、やっと氷河期が終わりつつあるタイミングであるとわかります。昔はもっと気温が高く、例えばグリーンランドなどはその名の通り氷などなく緑の美しい楽園のような国だったそうです。おそらくこれからの地球は暑くなったり寒くなったりしながらも大きな流れとしてはグリーンランドが昔のように緑の大地となり、北極や南極の氷も溶ける方向に進むでしょう。そうした中、もちろん雨はこれまで私たちが想定していたような量でなく、びっくりするくらい降るでしょう。そして、竜巻や台風なども経験したことない強さになるでしょう。これは、科学と歴史を考えれば、当然のことです。

    漢方の4000年の歴史の中でも、とても寒かった時期の医学と暖かかった頃の医学では全然処方が違います。私たちは、地球の気温の変化に合わせて医療の内容も変えないといけないのです。これは歴史がそうであったのだから、事実なのです。

    したがって、今私たちにできることは、まず「温暖化がエコや省エネでも食い止められないということを知ること」、そして、「想像をはるかに超える大雨や大風に備えること」です。数年前に建った私の知る老人ホームは、50ミリの雨に耐えられるだけの設計となっています、と言っていましたが、このところ70ミリから80ミリの雨は毎日のように降っています。たった数年前に想定できなかったことが今では日常なのです。歴史に学び、備えましょう。

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  • みんなの助け

    私たちの仕事は決して自分だけではできない。もちろん、治療には薬や鍼の力も借りるが、看護師、医療事務、検査技師、ソーシャルワーカーなどの専門職の力も必要だ。

    開業するとなると、それ以外にも税理士、社労士、薬剤師、薬局卸、薬品メーカー、清掃関係、などの皆さんの力が必要となる。

    建設に至っては、不動産、司法書士、測量士、設計士、建設会社、電設会社、電話、水道、電気、電子カルテ、レセコン、看板、チラシ、新聞広告、産業廃棄物、ホームページ作成、ウォーターサーバー、造園、セキュリティー会社、検査機器メーカー、臨床検査センター、ハローワーク
    などなど様々な業種の人たちとの打ち合わせがある。これら全体をコーディネイトするのを仕事とする開業コンサルタントという仕事も存在している。

    もちろん保健所や厚生局、消防、市役所、県庁、医師会など各種手続きもあり、実際はこの辺が一番厳しいところだ。

    thumb_IMG_0560_1024それぞれの会社と話し合いながら、一方的に要求をするのではなく、お互いの利益を確保しながらwin-winの関係に持っていく、これはすごく時間がかかるし骨の折れる仕事だ。気がつけば、カバンの中は大量の名刺。どの人とも仕事をしていく上で切っても切れない大切な関係。お互い助け合いながら新しい仕事に向けて進んでいきます。