むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 手作りゼリー(ゼラチン)のすすめ

    昨日が祝日だった影響もあり、今日は約110名の患者さんが来院し、大変混雑しました。発熱患者さんも多く、検査に時間がかかるため、待ち時間が長くなってしまい申し訳ありませんでした。コロナやインフルエンザの患者さんもいらっしゃいましたが、幸い重症の方はおられませんでした。むしろ、風邪の後に咳が長引く患者さんや花粉症の方がつらそうでした。

    診療のあとは、大急ぎで帰宅してZOOM会議に参加しました。友人3人で「予防医学セミナー」を始めることになり、日程やテーマなどを話し合いました。薬に頼ることなく、病気を未然に防ぐ知識をお伝えできたらと考えています。参加対象は医療・介護関係の方に限らず、どなたでも参加できるようにする予定です。詳しくはパンフレットが完成次第、院内に掲示いたします。

    このブログを読まれた患者さんが「自分もゼリー(ゼラチン)を摂ってみようかな」とおっしゃっていました。私も今日からゼラチンを使ったデザート作りを始めることにしました。市販のフルーツゼリーの多くは、寒天や増粘剤、ぶどう糖果糖液糖などが使用されており、ゼラチンが使われていないものがほとんどです。できればゼラチンを使って手作りするのがおすすめです。

    市販のゼリーにはカロリーが高いものや、人工甘味料が多く含まれているものもあります。特に注意したいのは「ぶどう糖果糖液糖」です。これはトウモロコシデンプンを加水分解して作られた甘味料で、非常に甘く、原価が安いため、ジュース類をはじめ多くの加工食品に使用されています。しかし、中性脂肪を上げる作用があるため、肥満や糖尿病、心疾患などのリスクを高める可能性があり、注意が必要です。

  • ゼラチンはコラーゲン

    最近、寒天デザートの自作を毎日のようにしています。味付けにはスポーツ選手のアミノ酸サプリ「アバンド」を使っています。とても美味しく、ヘルシーです。煮たミックスビーンズを混ぜることでアクセントをつけています。寒天は海藻から作られ、食物繊維が豊富で低カロリーなため、健康に良いのは間違いありません。

    そんなことをネットで調べていたところ、ゼラチンの健康パワーについての記事を見かけました。寒天とゼラチンは食感が似ており、どちらもデザートに使われます。しかし、ゼラチンには寒天にはない栄養的なメリットがあることを再認識し、今うちにある寒天を食べ終わったら、次にゼラチンを使ったデザート作りをしようと考えました。

    ゼラチンは、魚や豚の骨や皮などを煮ることで抽出されます。料理でも、煮物が冷めるとゼラチンが固まるのを目にすることがあると思います。このゼラチンを精製したものが、お菓子や料理の材料として市販されています。寒天と異なり、ゼラチンはタンパク質(コラーゲン)を主成分としています。摂取すると消化・分解されてアミノ酸となり、栄養価が非常に高い上に低カロリーです。

    以前は「食べたコラーゲンは消化されるため、皮膚などのコラーゲンにはならない」と考えられていましたが、近年の研究では、ビタミンCと一緒に摂取することで、体内でコラーゲンが再び合成されることが分かっています。

    体内でコラーゲンが増えることで、皮膚のシワが改善する可能性があります。また、血管が丈夫になり、ケガや生理の出血が軽くなることが期待できます。ぶつけた覚えもないのに皮下出血(あざ)ができやすい人も、コラーゲン不足が原因であることが多いため、ゼラチンを毎日摂取することで出血しにくい体質になることが期待できます。

    さらに、骨や軟骨もコラーゲンで構成されています。骨はカルシウムと早合点して過剰摂取には注意が必要です。カルシウムを取りすぎると腎臓結石のリスクや心血管系への影響が指摘されています。骨や軟骨の健康維持には、コラーゲンの摂取が有効であると考えられます。また、骨の強度を保つためには、ビタミンDの摂取や適度な運動も重要です。

    私はこれまで患者さんに「お魚コラーゲン」という商品を勧めてきましたが、ゼラチンも同様の効果が期待できそうです。ゼラチンは美味しく食べられるため、継続しやすいのではないかと思います。

  • 春の自律神経の乱れとめまいについて

    昨日、近所の中華屋さんに行ったら、貸し切りになっていました。近くの会社の人たちの送別会か何かをやっていたのかもしれません。年度末ですから、異動が決まって引っ越しの準備をしたり、受験が終わって県外に進学するなど、この時期は何かと慌ただしいものです。

    ところで、この時期になると、「なんとなく体調がすぐれない」「ふらつく」「めまいがする」という患者さんが増えます。特に最近は、昼夜の寒暖差が大きく、気圧の変動も激しいため、自律神経が乱れやすい時期です。

    自律神経は、体のバランスを保つ司令塔のようなもので、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の切り替えをスムーズに行う役割があります。しかし、春は気温や気圧の変化が激しいため、この切り替えがうまくいかず、自律神経が乱れやすくなります。その結果、めまいや立ちくらみ、動悸、倦怠感、不眠などの症状が現れやすくなるのです。


    春に体調不良が起こりやすい理由

    1. 寒暖差による血流の変動

    朝晩は冷え込むのに昼間は暑い、といった寒暖差があると、血管の収縮と拡張が頻繁に起こり、血流が不安定になります。特に低血圧傾向の人は、血流が安定しないことで脳への血流が一時的に不足し、めまいや立ちくらみを引き起こしやすくなります。

    2. 気圧の変化による影響

    春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わります。気圧が低下すると、内耳のリンパ液のバランスが乱れやすくなり、三半規管や前庭の働きが不安定になります。その結果、耳の奥で平衡感覚をコントロールしている部分が影響を受け、めまいが起こりやすくなります。

    3. 新年度のストレスや環境変化

    進学や就職、異動など、春は環境が大きく変わる時期です。「新しい環境に適応しなければ」というプレッシャーが、自律神経に影響を与えることがあります。特にストレスがかかると交感神経が優位になり続け、血流が悪くなったり、筋肉が緊張したりして、めまいや頭痛を引き起こしやすくなります。

    4. 花粉症による影響

    花粉症の症状がひどい人は、鼻づまりやくしゃみによって酸素がうまく取り込めず、脳への酸素供給が不足しやすくなります。また、抗ヒスタミン薬を服用すると、副作用で眠気やふらつきが出ることもあり、「春になるとボーッとする」「頭が重い」と感じる方が増えます。


    自律神経を整えるためにできること

    自律神経の乱れに対しては、根本的な治療薬があまりありません。そのため、日々の生活習慣を整えることが最も大切です。

    • 規則正しい生活を送る(定刻に寝る、十分な睡眠をとる)
    • 1日3食をしっかり摂る(食事を抜かない)
    • 栄養を意識する(ビタミンB群を含む豚肉・卵・納豆、鉄分を含むレバー・ほうれん草・あさりなどを意識的に摂る)

    また、めまいがあると真っすぐ歩いているつもりでも壁や柱にぶつかることがあるため、運動は注意が必要です。十分安全を確保して行いましょう。筋トレやストレッチなどの軽い運動も効果的です。


    漢方によるアプローチ

    私のクリニックでは、漢方を用いて自律神経を整え、めまいやふらつきの治療を行います。特に、以下の漢方薬が有効な場合があります。

    • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
      → 体内の水分バランスを調整し、めまいや動悸を改善する効果があります。

    • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
      → 胃腸の働きを整えながら、めまいやふらつきを和らげる漢方です。

  • 甘いものが欲しくなったら

    甘いものが急に食べたくなるとき、皆さんどうしますか。血糖値や体重を気にして糖質を抑えたい…そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?今日は、糖質を抑えながら甘いもの欲を満たすためのコツについて書いてみたいと思います。

    1. 低糖質スイーツを取り入れよう
    最近では、低糖質のスイーツが簡単に手に入る時代です。例えば、カカオ70%以上のダークチョコレートや低糖質クッキーなどは、糖質が少ないのにしっかりとした満足感がありおすすめです。こんにゃくゼリー、キシリトールガムなどもおすすめです。

    2. フルーツで自然な甘さを楽しむ
    ベリー類(ブルーベリー、いちごなど)は糖質が低めで、フルーツの自然な甘さを楽しめます。最近私の妻から勧められたデーツはとても満足度が高いです。ナツメヤシの実で、鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラルも多く含まれスーパーフードと呼ばれているそうです。ぜひお試しください。

    3. ナッツといりこのコンビネーション
    ナッツ類は糖質が少なく、噛み応えもあるので満足感を得られます。私は生協のカタログで「アーモンドフィッシュ」というのをかいます。炒ったいりことナッツが小袋に入っており、間食にぴったりです。

    4. 無糖ゼリーや寒天を活用
    カロリーゼロのゼリーや寒天を使ったデザートもおすすめです。スーパーの豆腐やこんにゃくなどが並んでいる近くにいろんな味のゼリー(カロリーゼロ)が売ってあります。最近はチョコバナナとかプリン味のものもあり、デザートとしてのクオリティーも高いと思います。見かけたらつい買ってしまいます。最近私は寒天をつかってデザートを自作するようになりました。先日書いたようにアバンドというスポーツ用アミノ酸ドリンクの元を溶かして作ると栄養価が高く一石二鳥です。生姜紅茶とかココアなどを使った寒天もいいと思います。アイディア次第で低カロリーデザートが無限に楽しめます。

    分子栄養学的には、甘いものが欲しくなるのはビタミンやミネラル欠乏のことがあります。通常、ブドウ糖を解糖系で代謝してATPというエネルギーが2つ産生されます。ビタミンやミネラルが足りているとその先ミトコンドリア内にてクエン酸サイクルと電子伝達系と呼ばれる代謝経路で36個のATPが産生されます。ミトコンドリアが不調だったり栄養が足りない時は、解糖系だけが頼りなので、どんどん糖質を要求するようになるらしいです。したがって、甘いものがほしいときはビタミンB群やマルチミネラルの補給も考えて見ると良いと思います。

  • 最近のマイブームは寒天

    昨日、本屋で面白そうな本を見つけました。『老けない人は何を食べているのか』(森由香子著)です。まだ最後まで読み終わっていませんが、ほぼ読了したので感想を書きたいと思います。(読み終わったらクリニックの待合に置いておきます)

    著者は管理栄養士で、抗加齢医学会で講演をするほど栄養と健康について詳しい方です。本書は多くの話題がコンパクトにまとめられており、サクサク読めるうえに実用的な内容が詰まっています。私もこの分野を長年勉強しているので目新しい情報はありませんでしたが、これだけ幅広いテーマをバランスよく整理している点に感心しました。

    昨日のブログにも書いたように、これからは個々人が健康意識を高く持ち、予防に努めることが必要です。高齢化がますます進む中で、年金制度や医療保険制度の持続性が危ぶまれています。最近、イーロン・マスクが「社会保障はネズミ講だ」と発言し話題になりましたが、アメリカのように若い世代が多ければまだ持ちこたえられるかもしれません。しかし、日本や韓国、中国のように急速に高齢化が進む国では、制度の破綻は避けられないかもしれません。

    そのような未来に備えるには、病気にならないよう日頃から健康管理を徹底し、食事や運動に気を配ることが重要です。さらに、食事だけでは補いきれない栄養素をサプリメントで補充することも考えるべきでしょう。将来、子や孫に頼らず自立した生活を送るためにも、今から健康を維持する努力をするべきです。その点で、この本は健康管理の第一歩としてとても良いガイドになると思います。食事は毎日のことなので、適当に済ませていると短期的には問題なくても、長期的には大きな健康リスクにつながる可能性があります。

    さて、最近の私のマイブームは「寒天」です。たまたまキッチンの棚の奥から数年前に買った棒寒天を見つけ、試しに使ってみることにしました。味付けには、貰い物の黒糖生姜湯の素を溶かし、さらに以前購入したお魚コラーゲン(パウダー状のサプリ)を加えてみたところ、美味しいデザートができました。

    今日は、スポーツ選手向けのアバンド(アボット製のアミノ酸ドリンク:グルタミン、アルギニン、カルシウム配合)を溶かして寒天にしてみました。これも非常に美味しく、しかもヘルシーです。寒天はカロリーゼロで食物繊維が豊富なうえ、腹持ちも良いので、健康管理にぴったりです。次回は抹茶を溶かして作ってみようと思います。