むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 日光浴でビタミンDを増やそう

    驚くほど暖かい一日でした。この週末もこの気温が続くそうです。「寒いとどうしても家から出て運動する気が起きない」という方も多いと思いますが、せっかくの陽気です。散歩でも良いので、外に出て太陽の光を浴びながら体を動かしましょう。

    日光を浴びることで、体内のビタミンDが活性化されます。ビタミンDは骨を丈夫にするだけでなく、免疫機能の維持にも大きな役割を果たしており、風邪の予防にもつながります。

    そして、もうすぐ花粉症の季節がやってきます。早い方はすでに準備を始め、当院にもお薬を取りに来られています。去年は例年より花粉が多かったのですが、今年はどうなるでしょうか。

    私のおすすめは、やはり「ビタミンD」です。早めに抗ヒスタミン剤を飲み始めるよりも、今のうちからビタミンDを補っておくことを推奨します。以前もこのブログで触れましたが、ビタミンDの花粉症予防効果は絶大です。私のアドバイスで飲み始めた方々からは、「何十年も苦しんでいた花粉症が嘘のように軽くなった」という声をたくさんいただいています。

    このビタミンDは市販のもので構いませんが、一点だけ重要なのがその「量」です。日本でよく市販されているものは1粒1,000IUの商品が多いのですが、花粉症予防には最低でも一日5,000IUは必要です。それでも効果が不十分なときは、1万〜2万IUくらいまで増量しても構いません。

    もし1粒1,000IUのものだと一日5〜10粒も飲む必要があり、あっという間になくなってしまいます。iHerbやAmazonなどで海外製(アメリカ製など)を探すと、1粒5,000〜10,000IUのものが安価に手に入りますので、そちらの方が続けやすいでしょう。

    具体的な選び方や飲み方がわからないときは、診察の際、私に直接お尋ねください。

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  • サウナでの温熱療法

    天気予報通り、今日は春が来たかのような陽気になりました。しばらくはこの暖かさが続くそうなので、絶好の行楽日和になりそうですね。洗濯や布団干しにも最適です。

    明日からは大学入学共通テストが始まります。わが家の子どもたちはもう社会人ですので、受験が終わって親の気持ちも穏やかですが、受験生をお持ちのご家庭は、本人以上に家族がそわそわと緊張されていることでしょう。親ができることは限られています。いつも通りに接して、緊張を子どもさんに伝染させないことが一番です。あとは神頼みも心を落ち着かせてくれます。神社へ参拝したり、お墓参りでご先祖様にお願いしたりするのも良いでしょう。例年、この時期は大荒れの天気になったり雪が積もったりしますが、今年は暖かく晴れそうなので、天候の心配が一つ減るのは幸いですね。

    さて、金曜日の夜、私は珍しく「水春」へ行きました。普段は土日にしか行かないため、平日の夜がこれほど空いていて快適だとは知らず、私にとっては大きな発見でした。

    ところで、皆さんは「がんの温熱療法(ハイパーサーミア)」という言葉を聞いたことがありますか? 大学病院のような大きな施設でも導入されているところは少なく、代替医療や補完医療的な位置付けとされることが多い治療法です。がん細胞は熱に弱いという特性があるため、専用の機械でピンポイントに電磁波を当て、電子レンジのような作用で局所的に高温状態にしてがんを治療します。

    こうした特殊な機械を使わずとも、サウナや温泉に入れば体温はかなり上がります。これも広い意味での温熱療法と言えるため、がん予防や治療に有効なのではないでしょうか。事実、古くから「湯治(とうじ)」として、温泉旅館に長期滞在して病を治す習慣がありました。主にリウマチなどの冷えからくる痛みの緩和が対象だったと思われますが、なかにはがんの養生として取り入れていた方もいたのではないかと想像します。

    進行したがんにどこまで有効かという明確なデータは持ち合わせていませんが、私たちの体には毎日数千個のがんの芽(細胞)ができては消えていると言われています。そうした「がんの芽」を早期に摘むためには、温泉やサウナで体温を上げることは非常に効果的だと考えています。

    特に寒い冬、温泉でしっかり体を温めることは健康維持に欠かせません。家庭のお風呂でも、シャワーだけで済ませず、しっかりとお湯を張ってゆっくりと温まることをおすすめします。

    神水交差点近くの中華料理「東方」 牛肉のオイスター炒め
  • 運命は切り開ける

    保険医協会では、診療報酬改定のたびに講習会が開かれ、森永上野胃腸科の森永先生が、あのお役所特有の難しい文書を噛み砕いて教えてくださっていました。昨日、その森永先生の訃報が届きました。あまりに急な知らせで、ただただ驚いています。ご病気だったとは露知らず、まだお若かっただけに、悔やまれてなりません。

    また、漢方で大変お世話になった牧野健司皮膚科の牧野先生も、ご病気のため急遽閉院されました。非常に患者さんの多い医院でしたし、皮膚疾患を漢方で治療する医療機関は他に類を見ないため、多くの患者さんが困惑されているようです。私自身、以前から一緒に勉強させていただいた先生でもあります。皮膚科は私の専門外ではありますが、漢方の専門医として、何かお役に立てることはないかと考えています。

    それにしても、最近はまだお若い先生が病に倒れ、閉院されるという話をよく耳にします。「医者の不養生」とは言いますが、まさに油断大敵、身の引き締まる思いです。

    さて、昨日のブログで「運命は人生の前提条件であり、変えられないもの」と書きました。しかし何度か読み返しているうちに、「宿命」という言葉があったことも思い出しました。

    調べてみると、運命と宿命は似て非なるものです。「宿命」はより絶対的で、国籍や性別など、どうしても変えられない事実を指します。一方の「運命」は、自らの意志で方向づけができる余地のあるもののようです。確かに「運命を切り拓く」とは言いますが、「宿命を切り拓く」とは言いません。ここには受け身ではない、能動的なニュアンスが含まれています。

    私が学んでいる倫理法人会では、「運命は自らまねき、境遇は自ら造る」と言います。運命が決まっているものだと手をこまねいていては、好機を掴むことはできません。「今だ」と思った瞬間に、躊躇なく行動できるか。チャンスの神様には前髪しかない、一度逃したらこれを捉えることはできぬ、と言われるように、一瞬の判断が人生の流れを変えるのでしょう。

    つまり、宿命は潔く受け入れるしかありませんが、運命は自らの手で流れを変えられるもの。そして「境遇」は、さらに能動的に変えていけるものです。

    「孟母三遷(もうぼさんせん)」という言葉があります。孟子の母が、子供に最良の教育環境を与えようと三度も住まいを変えたという故事です。このように、自ら環境を整えることで、チャンスを掴む確率は飛躍的に高まります。

    ただ家でテレビを眺めていても、チャンスはなかなか巡ってきません。自ら学びの場に身を置き、志を同じくする人々と出会うことで、人生の師や成功のヒントが見つかるのです。使命を果たすためには、自分一人の力だけでなく、周囲の助けが欠かせません。まずはその場に自らを運び、境遇を自ら造り出すこと。それが、後悔しない人生への第一歩なのだと感じています。

  • 無印のエイジングケアクリームを試してみた

    今日は成人の日でした。毎年この時期は寒波が来て雪が積もることも多いのですが、今日も雪の予報が出ていましたね。幸い予報は外れて良い天気となりましたが、気温はかなり低く、朝8時を過ぎてもマイナス1℃ほどでした。

    クリニックは休診日でしたが、今日は院内のワックスがけの業者さんが来る日。私も朝から出勤し、清掃が終わるまで院内で待機していました。いつもならこの時間に帳簿付けや事務作業をするのですが、年末の休み中にあらかた済ませていたので、今日はあっという間に作業も終了。あとはAmazonプライムで映画を観たりして、のんびりと過ごしました。

    さて、昨日は久しぶりに無印良品を見て回りました。店頭の一番目立つ場所にずらりと並んでいたのが基礎化粧品です。保湿剤やクレンジング、ハンドクリームなど、用途に応じた数多くの商品がありました。「これだけ大々的に展開しているなら、イチオシに違いない」と、テスターを一つひとつ手に取って試してみました。

    なかでも良さそうだったのが、「エイジングケアクリーム」です。私は乾燥肌で、冬になると顔や手足がヒリヒリするほど肌荒れしてしまいます。これまでも高価な化粧品メーカーのクリームなどを試してきましたが、今回目に留まったこのクリームを早速購入して試してみました。容器はプラスチック製でシンプルなのですが、中身は最高でした。今まで使ってきた中で一番肌が潤い、ヒリヒリ感も治まりました(※あくまで個人の感想です)。

    もう一つ購入したのが、「精油香るボディミルク」という商品です。手足の乾燥による痒みに毎年悩まされており、いろいろな保湿剤を試してきましたが、「今年はこれだ!」と直感して購入しました。テスターで嗅いだときは良い香りでしたが、実際に全身に塗ってみると、ウッディな感じがいまいち私の好みではありませんでした。しかし、肝心の痒みはピタリと止まりました!こちらも過去最高と言えるほど、私には効果的でした。たった一日使っただけですが、かなり調子が良いです。

    無印良品は容器が凝っていない分、お値段が手頃なのも魅力ですね。小さなお試しサイズが売られているのも嬉しいポイントです。化粧品はオイルを含んでいるため、古くなると酸化して変な臭いがしますし、酸化した油を肌に塗るのは良くありません。鮮度の良いうちに使い切れるミニサイズがあるのは、とても理にかなっていると思います。

    横浜家系ラーメン白金家(新市街店)

  • 過酷な介護業界

    当院は年内は今週土曜日まで診療を行います。年末の駆け込みで薬を取りに来る患者さんも多く、忙しくしていますが、時間帯によってはがらんと暇になることもあり、年末だなーと実感します。風邪の患者さんには、来週の休診に薬が切れて困らないよう、少し長めに処方しています。インフルエンザの場合、タミフルが5日間処方になるので、それ以上の処方はできません。さっと治るといいのですが、インフルエンザはあとで咳が続いたり、痰が切れなかったりと、症状が尾を引くこともあります。こうした場合、抗生剤などの追加投与が必要になることもありますので、その際は当番医などで対応してもらってください。

    訪問診療で老人ホームを回っていると、いつも同じスタッフさんが一生懸命働いている姿を見ます。正月はどうするのかと尋ねると、介護士さんたちの出勤が少なくなり、少人数で乗り切るとのことでした。頑張る姿勢には頭が下がりますが、こんなに働き続けて体は大丈夫なのかと心配になります。高齢者はちょっと目を離すと転倒したり、ご飯を喉につまらせたり、認知症の方が暴力を振るったりと、いっときも気が休まらない状況が続きます。夜も静かに寝てくれるわけではなく、トイレ介助が必要だったり、全く寝ずに徘徊する方がいたりと、人手がかかるのは想像以上です。本当に大変な仕事だと思います。最近では、ベトナムやミャンマーなどからの外国人スタッフが来てくれて、ようやく施設が回っているところがほとんどです。介護業界は、日本人だけでは到底回らない状態です。

    話は変わりますが、漢方を処方する際には患者さんの情報をしっかり集めて判断します。東洋医学的な診察では、寒熱虚実という独特の診断軸で患者さんを評価します。しかし、たまにそのような難しい判断をせずとも、患者さんを見た瞬間に処方が自然に決まることもあります。それは、体格や顔つきなどではなく、患者さんの着ている洋服や持っているバッグ、アクセサリーなどから直感的に決まるものです。かなり特殊な技術であり、一般的にはあまり知られていないことですが、年明けに開催予定のセミナーでは、このワンポイントの診断のヒントについて解説しようと思っています。