むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 体が資本。柔らかい体。健康な体

    私は自分用と仕事用(往診)に合わせて車を3台持っています。これが、たまたま全部年末年始で車検となります。年明けでもいいのですが、バタバタするので、時間があるうちにだしておこうと、先週から毎週末に一台ずつ車検に出しています。3台中2台は日産で1台がダイハツでした。昨日からダイハツで車検をしたのですが、手際が良いのには驚きました。代車を借りて家に帰り着いたらすぐ見積もりができたと電話があり、それでお願いしますというと、数時間で仕上がると言われました。昨日はクリニックの忘年会があったため、出来上がった車を受け取りに行けず、今朝一番で取りに行きました。タイヤまでピカピカに磨いてもらい、大感激です。

    その後、前の車の車検証ができたのを受け取りに日産に立ち寄ったら、新型リーフ(試作車)が展示されていました。ネットなどで、新型モデルのニュースを見ましたが、現物が熊本にも2日間だけ登場したそうです。プリウスに似た形で、現行より背が高く大きく見えました。かなり値段も高いので、簡単に手が出る代物ではありません。その後、せっかくだから日産ルークスも是非見ていってくれと店員さんに勧められて、見物しました。新型の軽自動車は300万超えの高級車です。運転席のメーター類などは新型リーフについているのとほとんど同じ。贅沢な装備です。運転はしていませんが、室内は広々としており、快適そうでした。それにしても、軽自動車の進化はすごいですね。

    昼から、久しぶりにDrストレッチに行き、肩や股関節などをストレッチしてもらいました。私の体はすごく固く、居酒屋などの座敷タイプだとあぐらをかいて長く座れず、足がつるような状況でしたが、随分柔らかくなってきました。前屈で指先がもう少しで床につきそうなところまで改善しました。トレーナーさんは水素パワーじゃないかと言われましたが、水素がどれほど体を柔くしてくれたのかわかりません。私にして見れば、毎回丁寧にストレッチしてくれているトレーナーさんの腕が良いのだろうと思っています。帰り際に、来年の抱負を書いてくれませんかと付箋を渡されました。店内にお客さんが書いて、七夕の短冊のように壁に貼ってあります。私は「体が資本。柔らかい体。健康な体」と書きました。

    新型日産リーフ

  • 周囲に目を配るには

    いい天気が続いていますが、朝の冷え込みは厳しかったですね。水道の水もひときわ冷たくて驚きました。こんな寒い朝、日の出前からランニングしている人を見かけますが、本当に元気だなと思います。私も以前は、暑い日も寒い日も毎日10kmは走っていました。しかし開業してからは、自分の体がすべてですから、風邪も引けないし怪我もできない。そう考えるようになり、無理をせずジムに通う生活に切り替えました。この2年ほどは、もっぱらチョコザップばかりです。チョコザップでは長時間走ることはありませんので、痩せる効果こそ期待できませんが、短時間でも走れば心肺機能はしっかり維持されます。訪問診療先の老人ホームでエレベーター点検中に階段を使うことがありますが、ほとんど息が切れません。

    さて、「見る」と「見える」は似ているようで、実はまったく異なります。例えば運転中、自転車や歩行者はちゃんと見ていても、運転中に通りかかった焼肉屋が混んでいるとか、あの店はいつも閉まっているといった情報は、人によって“見えている”場合と“見えていない”場合があります。この差は、その人の興味や注意力の違いです。もちろん運転中は安全に必要な情報をしっかり見る必要がありますが、それ以外の部分が見えるかどうかは、その人の視野の広さに大きく左右されます。

    月初めは毎日レセプトのチェックに追われます。2000枚を超える書類を一気に見るため、とても神経をすり減らします。私が確認するのは主に、処方や検査に対して適切な病名が付いているかどうかです。一方、同じレセプトを医療事務のスタッフがダブルチェックしてくれていますが、彼女らが見ているのは私の確認項目に加えて、細かい加算やレセプト申請のルールに沿っているかどうかなど、非常に細部にわたる内容です。これは本来、私が見るときにも“見えている”はずですが、事務的な細かい点に疎い私には、実際には見えていないのと同じなのです。

    最近はスマホやデジカメの性能が飛躍的に向上し、写真1枚あたりの画素数は何千万という世界になっています。デジカメが出始めたころは30万画素程度だったように思います。それに伴い、必要なメモリー容量もどんどん大きくなり、写真を保存するだけでもかなりの容量が必要になりました。このように、たくさんの情報が“見える”ことは良いのですが、それに比例して画像処理能力が何百倍も求められるようになったわけです。

    仕事をしていると、周囲が見えている人と、そうでない人が必ずいます。これは個人の特性であり、「もっと周りをよく見て」と言われても、できない人にはなかなかできないのだと思います。そのような場合、上の立場の人が指導するには、周囲のことに関心を持ってもらうよう働きかけること。それが唯一の方法ではないかと感じています。

    天草1号橋を望む

  • 太るのは人類が生きるために獲得した能力

    お正月まであと4週間です。というのも、当院では薬を週単位で処方することが多いため、4週間分の処方をすると、次回の来院がちょうどお正月休みにあたります。そのため、処方日数を調整して、次回の来院時期が休みに当たらないようにしています。「次回の来院は年末と年明けではどちらがいいですか?」と尋ねると、ほとんどの方が年明けを選ばれます。その結果、1月最初の2週間は非常に忙しくなると予想します。

    睡眠薬を定期的にもらっている患者さんには、30日分以上の処方ができない決まりがありますので、年末にもう一度来ていただくか、眠剤を半分に割って使うなど工夫が必要です。ただし、一部の眠剤は安全性が高いため、30日分以上処方できるものもあります。この際、安全な眠剤に変更するのも一つの方法かもしれません。

    ところで、朝起きられない、学校に行けないというお子さんは、出席日数が足りず進級や卒業が危うくなっていることも多く、ご両親も心配だと思います。当院ではこのようなお子さんに漢方治療を行っていますが、焦って連れてこられても、漢方がすぐに効くわけではありませんので、余裕を持って早めにご相談いただきたいと思います。初診からわずか数日後に、まだ学校に行けませんと連れてこられることがありますが、すぐに劇的な効果が出るわけではありません。おそらく小児科や心療内科、児童精神科にかかっても、効果的な治療法は少ないのが現実です。結果的には通信制の学校に転校することが多いです。漢方は、ケースバイケースですが一定の効果があります。しかし、漢方の粉が苦手な方には、数少ない錠剤の漢方を使うこともありますが、選択肢がわずかしかありません。試行錯誤しながら、少しでも良い方向へ導いていきますが、時間がかかることをご理解いただければと思います。

    治療が簡単ではない話を続けますが、痩せたいから漢方をくださいと言われる患者さんが非常に多いです。しかし、漢方を飲むだけで痩せるわけではありません。運動や食事制限といった努力なしでダイエットが成功するのは、めったにありません。人間の体は、何百万年にもわたり飢餓と戦ってきたため、少し食べれば皮下脂肪として蓄える仕組みを持っています。最近、熊の出没が話題になっていますが、熊も冬眠前にたくさん食べて脂肪を蓄えます。人間も同様、生きるために太るようにできているのです。これに逆らうには、相当な覚悟と努力が必要です。

  • これからのAI時代にどう生きるべきか

    結局、週末は博多まで 2 往復することになりました。土曜は役員会のあと懇親会があり、役員の皆さんと久しぶりにゆっくりお話しする時間になりました。終わり次第すぐ熊本に戻り、夜は自宅で少し休んだあと、翌朝はいつも通り 5 時起床。洗濯や来週の生協の注文など日曜の家事を片付け、8 時すぎには家を出て新幹線で再び福岡へ向かいました。9 時過ぎには会場に着いたので、学会の講演はほぼ一通り聴くことができました。

    日本東洋医学会については、参加するたびに学術レベルが下がってきている印象があります。昔は漢方理論について活発な議論があり、重鎮の先生方の意見に圧倒される場面も多くありましたが、最近はそうした光景を見ることがほとんどありません。しかしこれは漢方界全体の問題ではなく、東洋医学会が勢いを失っているだけで、中医学会や和漢医薬学会など他の学会はむしろ活発です。

    行き帰りの新幹線では YouTube を聞いて過ごしました。内容は、AI が日常に完全に溶け込んだとき世界がどう変わるかというテーマです。ChatGPT は私も毎日何度も使っていますが、YouTube の中で印象的だったのは次の点です。

    まず、会議の資料作成や議事録作成など、AIを使えば効率よくできる作業は確かに多い。しかし「そもそもその資料は本当に必要なのか」「その会議自体は必要なのか」といった根本の問いを持つことを忘れてはならないという指摘でした。AI を使えば資料が簡単に作れるため、むしろ“必要のない作業”が量産されてしまう可能性があるということです。

    もう一つは、AI に質問(プロンプト)を書けば即座に答えが返ってくる時代に、単なる「まとめて仕上げる作業」はいずれ不要になるという点です。人間が本当にすべきことは、
    「何をしたいのか」「どういう方向に進みたいのか」を自分で決めることです。
    目的さえ明確なら、そこから先の作業はすべて AI に任せることができます。

    プロンプトを工夫することに注目が集まっていますが、本当に大事なのはその上流にある部分、つまり“何を創りたいか”を考える力です。それを養うためにも、旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、さまざまな体験を通して世の中のニーズを知ることが重要だと感じました。

  • 小峯の美味しい洋食屋さん

    雨が上がり、クリニック前の街路樹の落ち葉が相当増えてきました。そういえば昨日は雨よりも風が強かったです。朝クリニックに着くと、まずブロワーを取り出して、歩道の落ち葉を清掃します。これまではそれほど落ち葉が多くなかったので、平日は木の下に集めておいて週1回ビニール袋に詰めていましたが、今日はそうも言っていられないほどの量でした。とりあえず、30Lくらいのビニール袋に2つは詰めましたが、多すぎて始業の時間も迫ってきたため、あとは後日集めることにしました。見上げると木にはまだ大量の葉っぱがついていることから、もうしばらくは落ち葉清掃が続きそうです。

    今週は連日大忙しです。通常の患者さんに加えて、大勢の発熱患者さんが来られるためです。夕方6時に人と会う予定にしていましたが、診療が終わらず6時20分頃になってしまいました。その後のミーティングを終えて、せっかくなのでクリニック近くの「アロット・オブ・キッチン」という洋食屋さんに行きました。私はこちらのランチセットは食べたことがありますが、夕食のアラカルトメニューから食事をしたのは初めてでした。カツレツ、ピザ、ドリアなど定番の洋食がどれを食べてもとても美味しく、一緒に行った人たちも絶対また行きます、と喜んでいました。小峯の隠れた名店で、地元の人々にも愛されているお店です。

    さて、話は変わりますが、人間ドックのオプションで腫瘍マーカーを測定する方がいらっしゃいます。何も問題がなければ良いのですが、ちょっと高めの数字が出ると、ガンかもしれないと不安ばかりが大きくなります。精密検査をしないと大丈夫とは言えないため、大掛かりな検査をすることになります。例えば、PSA検査が異常値だった場合、MRIを撮り、それで何か影があれば生検となります。これは入院検査です。結局、ちょっとオプションを付けたばかりに安心を得られるわけではなく、不安ばかりが大きくなり、検査にはそれなりのリスクと時間、費用がかかります。必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。医学会でも腫瘍マーカーを健診目的で測定することは推奨されていません。それでも受けるのであれば、そのメリット・デメリットを理解したうえで判断してください。

    アロット オブ キッチンの前菜(カルパッチョ)