むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 仕事のやりがいとは

    昨日のブログで書きましたが、人生の多くの時間を職場で過ごしています。したがって、仕事が楽しくなければ人生の大部分を無駄にしてしまいます。

    職場で充実した生活を送るにはどうしたら良いのでしょうか。私のクリニックでは、職場で大変なストレスにあって体調を崩した人がたくさん来ます。何がストレスで、どうして体調を崩したのかを毎日詳しく聞いています。そこから得られたストレスとなる職場の反対がいい職場であろうと想像できます。

    まず、私たちは職場で認められたい、職場に貢献したいと思っています。与えられた環境、ポジションで精一杯の努力をしていると思います。そして、頑張っている自分を正当に評価し、認めてもらいたいと思っています。上司となる人は、そういう部下の頑張りをきちんと見て評価してあげたいものです。自分の感情や売り上げの数字ばかりを見て部下を叱ったりしてはいけないと思います。

    次に、一人に一つのプロジェクトを押し付けるのは良くありません。全責任がその人にかかってしまいます。プロジェクトは複数の人数でオーバーラップさせながらするべきです。そうでないと、一人一人が相談もできず、体調が悪くても休むこともできず、期限に追われてエンドレスの残業をすることになります。複数のプロジェクトに携わることでみんな成長するし、プロジェクトを把握している人が数名いることでリスクヘッジにもなります。

    まだまだ色々ありますが、きちんと評価してもらえなかった人や一人で責任あるプロジェクトを任せられ(押し付けられ)て押しつぶされそうになった人が助けを求めて来院されます。充実した楽しい職場というのは一人ではできません。経営者や上司こそそのような理想を実現できる立場です。ぜひいい職場作りに取り組んでいただきたいものです。

  • 人生を楽しむ

    人生を楽しむというと、どのようなことを思い浮かべますか?引退してから老後を楽しむという考えもあります。週末や夏休みなどを利用して旅行するのも楽しみでしょう。友達と一緒にご飯や飲みに出かけるのも楽しみですよね。

    しかし、それが人生の楽しみだとすると、人生の何割が楽しい時間でしょうか?1−2割といったところでしょう。定年退職したら夫婦で世界一周とか思っていても、現実にそれができる人はあまりいません。定年した頃に病気をしてしまうかもしれません。

    そう考えると、もっと人生には楽しむべきところがたくさんあると思います。それは、仕事そのものを楽しむことです。朝から出勤して、バタバタと仕事に追われて気がつけば退社、あるいは遅くまで残業。自分の時間でなく、会社のために(給料を対価として)働いているだけ、と思えば楽しいことはありません。私も1日が驚くほど早く過ぎていき、1週間もあっという間だし、気がつけばひと月も終わっている。時の流れがすごく早いし、旅行も何もできない。はたから見れば「ご苦労さん」なんですが、自分としては楽しんでいます。仕事が楽しい。自分がそうだから一緒に働いているうちの職員さんたちにもそうであってほしい。人生の大半、1日の半分以上を職場で過ごしているのだから、仕事そのものを楽しんでほしいと思います。生き生きと楽しそうに働いていると患者さんは元気をもらいます。知らないうちに元気のおすそ分け。人を癒すためには、自分の体と心が健康でないといけません。

  • 理想の田舎暮らし?

    今日はとても暖かかったですね。今日みたいな湿った暖かい風を感じると、いつもフロリダのキーウエストを思い出します。留学中に車で観光しました。暖かく湿った風がとても印象的でした。

    アメリカ人は定年(リタイア)してフロリダに移住することを夢見ている人が多いのです。それで、フロリダは高齢者の割合も多いし、高齢者施設(ナーシングホーム)などもたくさんあります。やはり気候が暖かくて住みやすいのでしょう。日本人は定年して移住する人は少なく、ふるさとが一番と思っている人が多いですね。国民性の違いです。アメリカ人は常に条件のいいところへ移住するのが当たり前なのです。日本でも、テレビ朝日系で土曜日の夕方6時にやっている番組で「人生の楽園」というのがあります。いつも楽しみに見ています。定年前に田舎に移住して喫茶店やそば屋さんなどをオープンした人を紹介する番組です。日本もこれからこういうスタイルが増えるのでしょうか?

    しかし国の方針としては、みんな公共交通機関で移動できる範囲に住む、コンパクトな街づくりを目指しています。年をとったら田舎暮らしが本当に理想かどうか、ちゃんと考えないといけません。おそらく年をとったら病院もスーパーもすぐ歩いていけるようなところに住むべきでしょう。したこともない畑作りやそば打ちを始めるより、車のいらない生活の場を探す方がよほど現実的だと思います。

  • 旧正月

    今日は旧正月だそうです。春節です。せっかくなので初日の出の写真を撮りました。クリニックの駐車場からです。

    土曜日は、平日に来院できない患者さんが多いのですが、今日は朝からずっと忙しくしていました。巷ではインフルエンザとか感染性胃腸炎が話題ですが、その手の感染症の患者さんはさほど多くはなく、バラエティーに飛んだ患者さんたちが来られました。これは私自身が目指していた医療の実現に他なりません。

    クリニックというのは不思議なもので、その院長の目指す医療に合わせたように患者さんたちが来てくれます。循環器内科では血圧の患者さん。代謝内科では糖尿病の患者さん。当たり前ですが、そのドクターの専門にあった患者さんが次第に多く集まります。そういう私も循環器が専門なので血圧、心臓病などの患者さんも次第に増えてきました。一方で、漢方内科や心療内科も専門にしているため、そちらの患者さんも毎日新しく来院されます。この分野は高血圧を治療するようなシンプルなものではなく、一体どうしてこういう状態になっているのだろうという謎解きに始まり、仮説を立て、その仮説に基づいて治療方針を考えます。漢方で行くか、西洋薬を併用するか、鍼治療もするか、電気治療で行くかなどなど選択肢は山ほどあります。漢方にこだわることなくベストな方法を考えます。これが楽しくて、どの病院に行っても治りませんでしたという難しい症例にチャレンジしています。中には本当に難治でうまくいかないこともありますが、元気になって喜ばれることもしばしばです。その笑顔が私の仕事の原動力です。

  • 教授就任のお祝い会

    部活の先輩が血液内科の教授として熊本に帰ってきました。先日そのお祝い会があったので参加してきました。

    血液内科は私が研修医時代に入局した第2内科の名前が変わったところです。先輩がここの教授に着任されたのです。私は弓道部で、大学の6年間、勉強以外のほとんどの時間を部活で友と過ごしました。その当時の先輩後輩たちはすでにいろんな病院や大学の要職についており、第一線で活躍しています。お祝いの会に参加したら、当時の懐かしいみんなが来ていました。

    私の隣に、いくつか下の学年の女医さんが座っていたのですが、なんと彼女は私が熊大に作った東洋医学研究会という漢方サークルにも入っていたとのことで、びっくりしました。今は自分であれこれ考えて漢方を使っているという話で、いろんな患者さんの漢方の使い方で話はつきませんでした。このように、部活時代のつながりというのは二十年もの時を超えて、一気に学生だった頃の自分に戻った気分になります。白髪になったり、髪が薄くなったり、見かけは少し変わっても気持ちは学生の時と少しも変わっていません。同窓会とはまた違って、部活のこのような会は当時の上下関係ごと今に再現されるので、また面白いです。