むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 脱水にご注意を

    たしか熊本は6月6日に梅雨入りしたと言っていました。例年そのあたりで梅雨入りするし、その日は午後から雨でした。しかし、雨が降り出す前にすでに梅雨入り宣言されていて、なんだか違和感を感じました。しかも、その週の週間天気予報はその日以降ずっと晴れだったのです。最近の天気予報は驚くほど正確です。スーパーコンピュータの計算の確かさと、計算に用いるパラメータ(気温や気圧、風向きなど)がいかに的確に処理されているかが伺えます。しかし、あの日に無理やり梅雨入りを宣言したのは何か気象庁の思惑があってのことでしょう。勝手に想像すると、カラ梅雨予想でいつ梅雨入りしたかわからないうちになんとなく夏本番となるのでしょうか?何れにしても、6月の晴れの日はカラッとした清々しい暑さで、日が暮れると涼しくなるので、気持ちいいです。欧米でジュンブライドと言って6月の結婚式を理想とするのもわかる気がします。通常日本の6月は梅雨空で雨が降っているか蒸し蒸しするので、6月に結婚式を挙げるのは勇気がいるかもしれませんが、今年の6月は最高ですね。

    そうは言っても、かなり暑いので熱中症などに注意が必要です。私も日曜日には2時間のウォーキングで約15キロを歩き、2万歩でした。むちゃくちゃ暑かったです。完全に脱水症です。こんな時に、ビールを飲んだりするとアルコールがさらに脱水を悪化させますから、やめたほうがいいです。塩分と水分が必要です。また、利尿剤を飲んでいる場合脱水になりやすいので要注意です。さらに、利尿剤の中には、日光過敏で蕁麻疹のような皮疹が出ることがあります。紫外線に注意しましょう。利尿剤を飲んでいると意識していなくても、血圧の薬で利尿剤配合錠というのがありますので、そちらも同様の注意が必要です。

    上江津湖のさらに上流です。

  • 私の健康法〜飲み物編

    私が自分で実践している健康法についてご紹介します。まずは、コーヒー。1日に2−3杯飲みます。リラックス効果の他に、肝臓や糖の代謝にもいいと言われています。次にココア。食物繊維やポリフェノール、ミネラルなどが豊富で便通も良くなり、アンチエイジング効果が期待されます。最近、知人の勧めでココアに生姜を入れて生姜ココアにしています。生姜は生のものを冷蔵庫に入れておくとすぐにカビが生えてしまうし、逆にチューブ入りは1年以上腐らないのできっと強力な防腐剤が入っていると思い、避けています。私は生姜パウダーを使います。簡単です。

    緑茶は1日で500mLから1L近く飲みます。ペットボトルではなく、自分で入れます。農薬の問題が話題となっていますので、できるだけ無農薬のものを買うようにしています。魔法瓶に入れて職場で昼ごはん時などに飲みます。ブレンド健康茶(どくだみ、枇杷、桑などのブレンド)は週に1−2回やかんで煎じて作ります。紅茶、三年番茶なども飲みますが、いずれも無農薬のものを買います。無農薬の茶葉や生姜パウダーは熊本市東区の佐土原にある「有機生活」という店か、錦ケ丘にあるマクロビの専門店「ビオ天粧」で買っています。もちろん通販でも入手できます。

    それ以外には「霊芝」です。抗癌作用、免疫賦活作用、肝保護作用など色々な効能が期待されます。ほとんど毎日飲んでいます。

    そんなこんなで、何が体に効いているかはわかりませんが、インフルエンザや感染性胃腸炎などあらゆる感染症患者さんと毎日接していても、ほとんどうつることなく元気にやっています。

  • 不眠と夜間頻尿について

    私のクリニックでは、眠れませんという患者さんがたくさんこられます。その中には、単純に眠れないだけの不眠もありますが、いろんな悩みが多くて眠れないうつ病の患者さんもいれば、地震の後から不安が次第に強くなって眠れなくなった人もいます。子育てや親の介護で眠れない人もいれば、冷え症で足を温めないと眠れない人もいます。

    つまり、眠れません、というだけでは治療方針は簡単に決まらず、眠れない背景を根掘り葉掘り聞き出してやっと処方が決まるわけです。そんな中で、比較的高齢の男性で眠れないと言われたら必ず確認するのが、夜にトイレに起きる回数です。3回以上トイレに起きるようなら睡眠もこま切れになり、熟睡できません。そういう場合は、前立腺肥大の可能性がありますから腹部エコー(超音波検査)で前立腺のサイズや膀胱の容量を見て診断します。また、前立腺の画像所見で癌の可能性を否定できない場合はPSAという血液検査を行います。

    最近、前立腺肥大の薬で過活動膀胱症状にも効くザルティアという薬があり、新しい治療ガイドラインでも推奨されています。私もたくさん処方していますが、副作用が少なく効果もいいので気に入ってます。

  • 副鼻腔炎と漢方

    副鼻腔炎(蓄膿症)は風邪や花粉症で鼻づまりが長引いたりした後におこってきます。鼻の横の頬に重い痛みが出ます。時には目と目の間や眉の上(額)に痛みが来ることもあります。軽く叩いて響くようなら副鼻腔炎になっている可能性が大です。

    耳鼻科に行くと抗生物質と去痰剤が処方されます。結構長いこと内服しないと治りにくいものです。時には抗生剤の種類を変えながら何ヶ月も治療することもあるし、手術になることもあります。しかし、一方で漢方薬も副鼻腔炎には有効です。ななかな治らないので漢方にすがってくる患者さんがおられますが、結構よく効きます。試す価値は大いにあると思います。

    最近のガイドラインでは、風邪や副鼻腔炎でもひどくない場合は抗生物質を使わないようにと言われています。大抵の場合ウイルス感染に伴う炎症なので、理屈から考えても抗生物質は効かないのです。抗生物質というのは細菌感染症には有効ですが、ウイルス感染には無効なのです。そこで、早めに漢方を使うのもいいのではないかと思います。

     

  • 糖尿病カンファレンス

    私たち内科クリニックで糖尿病をたくさん見ているドクターの定期的な勉強会があります。私も数年前からこのグループで勉強しています。参加者持ち回りで自分の研究テーマなどを発表します。今日は私が発表の当番だったため、糖尿病で起こってくる心の病を治す、というテーマで講演をしました。

    厚労省のホームページによると糖尿病ではうつ状態になっている患者さんが30%にものぼるそうです。しかし、糖尿病を専門とする先生たちは多忙のため、なかなか心の問題をゆっくりと話を聞いている暇がありません。その結果、その症状は治せないとか、難しいといった話で終わりになっている場合が多いようです。

    そこで本日私の講演では、こういった心因性の訴えをいかに診療するかについてのポイントをお話ししました。参加者はみんな積極的に質問してきて興味深く聞いてもらったようです。一人でも多くの患者さんに心の病も治療してもらって快適に過ごしてもらえればと思い、いろんな診察・治療のノウハウを披露しました。すぐにではなくとも、きっと患者さんのお役にたつことと思います。