むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 検診の心電図の有用性について

    残暑どころか猛暑の秋ですが、天気予報によるとようやく暑さも今日までで、週末雨が降っていよいよ涼しくなってくるようです。「なんとかこの夏を生き延びました」という言葉が挨拶になるほど厳しい毎日でした。さて、先週に引き続き連休となります。みなさん予定はいかがでしょうか?私はどこへ行く予定もなく、今度漢方の講演を頼まれているスライドの準備をしたり、主催する学会の準備をしたりしないといけません。これまで暑すぎて阿蘇などにもずっと出かけていなかったので、チャンスがあればちょっと温泉ぐらい行きたいなと思います。

    今日は日本語をあまり話せないイギリス人の患者さんが来ました。検診で指摘されたところの再検査でしたが、幸い問題なかったため、大丈夫だと説明しました。最近は、外国人が受診されることもだいぶ多くなっています。イギリスはどうか知りませんが、アメリカなどは職場で毎年検診を受けたり、ドックに行ったりする事はありません。日本はとてもめずらしい方だと思います。ご存知、特定健診はメタボ健診と言われますが、昔高齢者を対象に検診をしていたのを改め、若い世代の生活習慣病を対象にした検診に制度が変わったものです。しかし、特定健診で肥満や高脂血症を見つけることが国民の健康につながっているかという費用対効果に関する検証は何もないのが現状です。

    なかでも、検診の心電図には意味がないのではないかという指摘もあります。特に若い世代で無症状の人の心電図検査は有益なことはないとされています。もちろん50歳を過ぎている場合や、高血圧、糖尿病などの基礎疾患があれば不整脈などの自覚症状がなくても心房細動などの重大な不整脈が潜んでいる場合もありますので、検査を受けるメリットは大きいと思われます。ただ、胸が痛いなどの症状は病院に行った頃には症状が収まっており、心電図検査をしても異常なしという場合が多く、次は症状があるときに来てください、と言われたりします。そうはいっても、そんなタイミングで病院に行ける確率は非常に低いのが現状です。そのような場合は24時間心電図(ホルター)をするとうまく異常がつかまることもありますので、諦めずにご相談ください。

    Copilotでイラスト作成しました