むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • チャングムを見て思う

    日曜日は午前中こそ晴れていましたが、昼からは雨になりましたね。三連休の方にとっては最終日でしたが、いかがお過ごしでしたか。私にとってはこの週末、ゆっくり休めたのはこの日曜日だけでした。

    朝はゴンのトリミングを予約していたのでペットサロンへ連れて行き、その足で訪問診療中の患者さんの具合が悪いとの連絡を受けて老人ホームへ往診に向かいました。訪問看護ステーションへの点滴依頼なども重なり、休日とはいえこういった仕事は入ってくるものです。

    昼からはストレッチの予約があったので街へ出かけました。手足をグイグイとほぐしてもらうと動きが軽やかになるのですが、施術中はかなり痛く、雑談する余裕もなく痛さをこらえながら受けています。いつもなら日曜日は温泉へ行くのですが、今日はそそくさと自宅に戻りました。

    と言うのも、最近の楽しみである韓国ドラマ『チャングム』の鑑賞ですが、なんと、配信が4月中旬で終了するというのです!

    全54話の長編を残り3週間で見終えるのは至難の業。というわけで、昨日は腰を据えて「チャングム」鑑賞を敢行しました。かつて社会現象になった名作ですが、改めて第1話から見直すと、当時は気づかなかった多くの発見があります。

    才能、努力、そして先祖の力

    物語の序盤、聡明で類まれな才能を持つチャングムが、過酷な運命に翻弄されながらも女官として頭角を現していく姿には胸を打たれます。

    彼女の成長を見ていて感じるのは、人の「成功」や「幸せ」というものは、決して本人の努力だけで成し遂げられるものではない、ということです。 本人の資質はもちろんですが、親から受け継いだ人脈、そして親や先祖が世のために尽くしてきた「徳」が、巡り巡って子や孫の代に返ってくる——そんな「恩送り」の力を強く感じます。

    チャングムもまた、周囲の嫉妬や妨害に遭いながらも、亡き両親が残してくれた目に見えない遺産に守られ、支えられて成長していくのです。

    「自分ひとりの力ではない」

    翻って、自分自身の人生を振り返ってみます。 現在、医師として地域医療に携わり、幸せな日々を送らせていただいていること。これは私の努力の結果だけではなく、私を導いてくれた両親、そして命を繋いでくれたご先祖様から受け継いだ「目に見えない力」があってこその今なのだと、改めて深く考えさせられました。

    だからこそ、親孝行を尽くすことはもちろん、先祖への感謝を忘れてはならないのだと痛感します。忙しくてお墓参りに行けない時でも、心の中で静かに手を合わせる。その「ご先祖さまと繋がっている」という意識を持つだけでも良いと思います。

    「自分ひとりの力でここまで来たのではない」

    その感謝を胸に、私もまた、次の世代へ良い「徳」を繋いでいけるような仕事を積み重ねていきたい。雨音を聴きながら、そんな気持ちになった日曜日でした。