むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 美味しそうで危険な痛風鍋!

    月初めの忙しい週も終わりに近づきました。今日は、今週の疲れを取るため、自宅近所の居酒屋さんにご飯に行きました。カウンターに座ると、眼の前の黒板に「痛風鍋」と書いてあります。なんだそれは!と思い、マスターに聞いてみたら、白子やあん肝をたっぷり入れて鍋にしました、とのこと。絶対おいしいはず!しかし、危険な鍋です。ネーミングの通り、明日には痛風発作が間違いなく起きそうです。

    当院には、痛風発作の患者さんが毎日のように来院されています。これは、私が痛風の治療を得意としているからです。通常の診療には漢方ばかり使いますが、痛風には西洋薬を使用します。整形外科などで薬をもらっても歩けないほど痛いという痛風が、当院の痛風セットを飲むと3日ほどで収まります。痛みで困っている方は我慢せずにご相談ください。

    痛風は尿酸が高いと起こる疾患ですが、上がってすぐに発作が出るわけではありません。高尿酸血症を放置して何年も経過すると、やがて激烈な痛みとなります。そこで、痛みが収まったら尿酸を下げる治療を徹底的にしないといけません。採血して血液データがよくなったと喜んではいけません。関節内に蓄積された尿酸結晶は、血液の尿酸値がかなり低くなるまで下げないと溶け出しません。関節内に残っていると、ちょっと運動したり、お酒を飲みすぎた結果、再び痛みの発作が出ます。

    尿酸が上がりやすいのは、お酒と魚卵系の食事の取りすぎです。体質的に尿酸が尿中に排泄されるスピードが遅い人がいて、食事に気をつけていても、尿酸値が上がることがあります。文献的には、日本人の過半数は尿酸の排泄が遅い遺伝子を持っているらしいです。気をつけましょう。

    痛風は放置すると非常に辛い症状を引き起こしますが、早期に適切な治療を行えば、痛みを軽減し、再発を防ぐことが可能です。もし痛風や尿酸値について気になることがあれば、早めにご相談ください。精一杯お手伝いさせていただきます。