むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 何のための仕事か?

    今度の金曜日は祝日ですね。 カレンダーを見て事前に把握していたはずなのですが、いざ今週に入るとすっかり失念していました。今日は朝から途切れることなく患者様が来院され、「今日は随分と忙しいな」と不思議に思っていたのですが、祝日前にお薬を確保しておこうという皆様の判断だったのかもしれません。納得いたしました。

    三連休の診療スケジュールについて

    今週末は三連休という方も多いかと思いますが、当院のスケジュールは以下の通りとなります。

    • 3月20日(金・祝):外来休診 (※私は訪問診療のため、通常通り出勤・巡回しております)

    • 3月21日(土):通常通り(午前中のみ外来診療)

    土曜日の午後は、福岡で開催される学会に参加してまいります。今回は宿泊せず、その日のうちに熊本へ戻る予定です。最新の知見をしっかり吸収してきたいと考えています。


    何のために「稼ぐ」のか?

    さて、昨日から今日にかけて、勝間和代さんの『勝間式汚部屋脱出プログラム』を読み終えました。断捨離の技術もさることながら、私の心に深く残ったのは次の一節です。

    「本来は衣食住を豊かにするために仕事を頑張っているのに、稼ぐことに躍起になって衣食住をおろそかにするのは本末転倒ではないか」

    この言葉に、ハッとさせられる方は多いのではないでしょうか。 豊かな生活を送るために仕事を始めたはずなのに、いつの間にか仕事が最優先事項になり、本来大切にすべき「食べる・眠る・整える」という営みが後回しになってしまう。

    睡眠を削り、食事を疎かにし、荒れた部屋でただ疲れを癒やすためだけに眠る……。それでは、一体何のために働いているのか分からなくなってしまいます。

    優先順位を「自分」に取り戻す

    「豊かな生活のために、仕事がある」 このシンプルな優先順位を常に意識できるかどうかで、日々の幸福度は大きく変わります。

    私自身、このところ断捨離に励んでいるのは、単に部屋を綺麗にしたいからだけではありません。自分自身の「住」を整え、心地よい空間で英気を養うことで、より質の高い「医療」を提供したいという思いがあるからです。

    皆様もこの三連休、もしお時間が許せば、ほんの少しだけ「衣食住」のどこかに手をかけてみませんか?美味しいものをゆっくり食べる、お気に入りの洋服を手入れする、床を磨く。そんな小さなことが、明日への活力を生んでくれるはずです。

    小峯の洋食 Arot of Kitchenのシーザーサラダ

  • TCLタブレットで読書生活

    桜の蕾もほころびそうな、暖かな一日でした。快晴ながら空がどこか霞んで見えるのは、黄砂か花粉の影響でしょうか。春特有の、少し白っぽい空模様が広がっていました。

    インフルエンザやコロナの患者さんもだいぶ減り、仕事に少し余裕が出てきました。

    今日は仕事の後、東京から帰省していた息子を見送りに空港まで急いで向かいました。飛行機の時間に間に合ってほっとしましたが、家に帰ると急に静かになって、なんだか寂しい夜です。

    さて、最近TCLのタブレットを購入してから、疑似電子インクディスプレイのおかげでKindleがとても読みやすく、毎日本を読む生活を送っています。「忙しくて本を読む時間がない」とずっと思っていましたが、こういう便利なデバイスがあると隙間時間を上手に使えるもので、2日に1冊ほどのペースで読み進められています。

    今読んでいるのは勝間和代さんの「勝間式汚部屋脱出プログラム」です。勝間さん自身、以前は何でも溜め込んでしまう性格で、不要なものが散乱した生活をしていたそうです。

    断捨離を始めてみると、家の持ち物の多くは何年も使っていないもので、そういったものに限ってクローゼットの中できれいに眠っていることに気づいたといいます。逆に、よく使うものはベッドや机の上に無造作に置かれていて、使わないものの方が丁寧に保管されているという本末転倒な状態だったと。

    そこで溜め込んだ不要なものを処分・整理したところ、家の中での探し物が減り、外出前の準備時間も短縮され、仕事まで捗るようになったといいます。まさにいいこと尽くめです。

    私もこれまで断捨離に関する本を数冊読んでおり、そのメリットは理解していました。この本では勝間さんが実践した具体的な工夫が詳しく紹介されており、非常に興味深く読みました。

    思い返すと数年前、うちの妻がこの本を読んで猛烈に家を掃除していた時期がありました。その時はピンと来ずに傍観していた私が、数年遅れで同じ本に出会い、改めて掃除に励んでいる——面白いものですね。

    Arot of Kitchenのピザ 絶品!

  • 幸せ基準を下げて今を楽しむ

    最近、来院される患者さんから「いつもブログを読んでいます」と声をかけていただく機会が増えました。 今日も、漢方を希望して初診でいらした方がそう仰ってくださり、初対面なのに私のことをよく知っている、どこか不思議な感覚を覚えました。

    また、一年ぶりに来院された方は「先生のブログに触発されて、家を徹底的に片付けました!」と報告してくださいました。家が整って気分が晴れやかになっただけでなく、引き出しの奥から忘れていた“お宝”まで発掘されたとのこと。嬉しいお話を聞かせていただき、私まで元気をいただきました。

    ブログを通じて、漢方などで体調を整えたり、断捨離で環境を整えたり……。そうして一歩踏み出した先には、きっと良い変化が待っているはずです。

    「幸せの基準」をどこに置くか

    いま、私は『うまくいっている人の考え方』という本を読んでいます。その中で語られている「幸せの基準」についての考え方が、かねてより私が医療の現場で感じていたことと深く共鳴しました。

    私たちはつい、「何かが起こるまで幸せを先送りにする」傾向があります。 「目標を達成したら」「手に入れたかったものを買えたら」と、条件を幸せの基準にしてしまうと、それを成し遂げるまでの間は「幸せではない時間」になってしまいます。

    本にはこうあります。 「目標の達成を基準にするのではなく、その実現に向かって励んでいる“今”も幸せだと考えよう」 まさに、その通りだと強く共感します。

    医療の現場で感じる「先送りの切なさ」

    診療室でも、「この病気が治ったら」「退院できたら」と、幸せを未来に設定されている方に多くお会いします。 例えば、がんの手術が無事に成功したとしても、「5年再発しなければ」「10年経つまでは安心できない」と、幸せの基準をどんどん遠くへ押しやってしまう方が少なくありません。

    しかし、たとえ病気と共存していても、治療の途中であっても、今この瞬間に感じられる幸せは必ずあります。 「今日の春の日差しが心地よい」「ご飯が美味しい」「家族と何気ない会話ができた」 そうした些細な喜びを、自分はなんて幸せなんだろうと感じてほしいのです。

    幸せのハードルを、ぐっと下げる

    幸せを先送りし続ける一生は、どこか追いかけっこに似ています。最後になって「もっと今を楽しめばよかった」と後悔するのは、あまりにももったいないことです。

    毎日の些細なことに「楽しいな」「幸せだな」と感じられる感性を持てれば、人生は驚くほど豊かになります。 幸せの基準(ハードル)を高く設定して、いつまでも自分に合格点を出せない毎日を過ごすより、今の自分を丸ごと楽しむ。

    そんな「今を生きる」姿勢を、私自身も大切にしていきたいと思っています。

  • チャングムを再び

    日曜は、茨城から帰省していた息子が戻っていったので、布団を干したり洗濯をしたりと、家事に追われる一日となりました。幸い良い天気だったので、布団もすぐにふわふわになり、洗ったシーツもよく乾きました。

    掃除はルンバに任せてしばらく外出し、戻ってきたら家の中はきれいになっていました。ルンバで掃除するには、床にものを置かないのが基本です。靴下などの衣類はもちろん、家電のコードも巻き込む恐れがあるため、できるだけ床から片付けるようにしています。

    わが家にはゴンがいるので、間取りのマッピングデータを使ってゴンのそばにはルンバが近寄らないよう設定しています。キッチンにはカーペットがあり、これがどうしても掃除の邪魔になりがちです。そこで今日はキッチンカーペットも外に干し、ルンバに徹底的に掃除してもらいました。きれいになったついでにワックスがけまでしたところ、床がピカピカになり、見違えるようになりました。

    先日読んだ断捨離の本に、「家を片付けるときの目標のひとつは、床の面積をできるだけ広げること」と書いてありました。床にものを置かず、カーペットや不要な家具をとにかく撤去して、床をピカピカに磨くということです。

    テレビで紹介されるゴミ屋敷では、床が見えないほどものが散乱していますが、片付けの第一歩はまず足の踏み場を確保することだと思います。床を意識するだけで不用品をどんどん捨てることになり、部屋は見違えるほど片付きます。わが家もまだそのレベルには達していませんが、できるだけ床にものを置かない、すっきりとした空間を目指して取り組んでいるところです。

    さて、このところWBCが開催されているようですが、日頃から野球を見る習慣のない私には全く縁遠い話で、どこが勝ったとか今日の対戦相手が誰だとか、まったくわかりません。話題を振られても返事のしようがないのは少々困りものです。Netflixを開くと野球の番組が一番上に出てきますが、私はそこをスルーしてドラマへと進んでいきます。

    最近見始めたのは、配信サービス「Lemino」で見つけた不朽の名作『宮廷女官チャングムの誓い』です。 全54話という長編に一瞬たじろぎましたが、昔見た時のあの感動が忘れられず、第1話から見直すことにしました。

    日頃から韓ドラをよく見ている私には、20年ほど前にヒットしたこの作品の韓国語が、今とイントネーションや表現が異なることに気づかされます。特にソウルの言葉は、この20年ほどで明るく柔らかいイントネーションに変わったのではないかと思います。最近の時代劇と比べても言葉遣いがかなり違い、それもまた興味深いところです。

    内容は一話一話とても面白く、見始めて正解でした。隙間時間にちょこちょこ見ているので、1年もかからずに見終わりそうです。

  • 還暦祝い

    先日書いたように、個人的な話になりますが、今年私は還暦を迎えます。

    両親が還暦祝いをしたいというので、土曜日の夕方に家族や親戚が集まってお祝いをしていただきました。こんな年になったのかと感慨深いものがありますが、まだ人生は道半ば。ゴールではなく、これからも現役で頑張るつもりですので、ひとつの区切りとしてお祝いをしていただいた、という気持ちです。

    子どもたちが東京に出てからは、それぞれ個別に会うことはあっても、家族全員が自宅に揃うのは9年ぶりでした。あっという間にこれほどの年月が経ったのかと、改めて驚かされます。

    子どもたちの成長は当然のことですが、自分を振り返ると、この10年はクリニック開業以来、毎日がむしゃらに働き続けてきました。まだまだやりたいことはたくさんありますし、通院してくださっている患者さんたちの健康と生活をサポートするために、私がすべきことはまだ残っています。これからも少しでも皆さんのお役に立てるよう、精進してまいります。

    先日、患者さんからある話を伺いました。芦北で中医クリニックを営んでおられた趙先生が引退されたというのです。趙先生とは20年、もしかすると30年近いお付き合いになります。中国から来日され、熊本大学病院で働いておられた当時、漢方(中医学)をたくさん教えていただいた私の恩師のひとりです。

    熊本大学を離れ芦北で開業されてからはなかなかお会いする機会もありませんでしたが、このたびクリニックを辞めてカナダのお子さんのもとへ行かれたと聞きました。今おいくつかははっきりわかりませんが、75歳は過ぎていらっしゃるのではないかと思います。

    私も趙先生くらいまでは現役で働き続け、そのあとは外国へ行くといった楽しみを取っておこうか——そんなことを思い描いています。

    鯛の塩釜焼き