むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 進化したClaude

    現在、生成AIには「ChatGPT」「Google Gemini」「Claude」などがあり、それぞれに得意分野があります。理想は使い分けることですが、最近の私はGeminiに頼りきりの毎日でした。

    そんな中、ClaudeがExcelなどのファイルを直接作成・編集できるようになったというニュースを聞き、さっそく試してみることにしました。

    お題にしたのは、日頃からExcelに入力している「ガソリンの家計簿」です。 AIへの指示(プロンプト)には、入力項目として「日付」「給油量」「リッター単価」「走行距離」を指定し、「給油のたびに燃費を自動計算できる表を作ってほしい」と書きました。

    その結果、わずか1〜2分で見事な表が完成しました。 驚いたのは、単なる表の枠組みだけでなく、セルにIF関数などの数式が的確に組み込まれていたことです。データを入力するだけで、前回の走行距離との差分から自動的に燃費が算出されます。

    これを自力で一から作ろうとすれば、関数の構文を調べたりレイアウトを整えたりと、かなりの時間を要します。そのまま誰かに渡せるほどのクオリティが一瞬で仕上がる様子に、非常に頼もしさを感じました。

    こうしたAIの進化を目の当たりにすると、私たちの「学び方」を根本から変える必要があると痛感します。

    これまでは本を読み、知識を記憶することが学習の中心でした。しかし、いつでも瞬時に検索や生成ができる現代では、単なる暗記の重要性は相対的に下がっています。むしろ、「何を実現したいか」という適切なキーワードを思いつく力のほうが重要です。

    今回のExcelの例も同様です。分厚い関数リファレンスを読み込まなくても、AIに自分の希望を正確に伝えるスキルさえあれば、実用的なツールが手に入ります。細かな構文を覚える労力を、AIを使いこなすための「対話力」へとシフトさせる時期に来ているのでしょう。

    AIに「AIの使い方」を教わる

    AIの進化スピードに「ついていけない」と悩む必要はありません。まずは簡単なことから試してみることです。一度「こんなこともできるのか!」という成功体験を味わえば、次第に複雑な仕事も任せられるようになります。

    面白いのは、AI自身に「うまく指示を出すには、どんなプロンプトを書けばいい?」と尋ねれば、具体的な書き方まで丁寧に教えてくれることです。使い方の本を買わなくても、AIそのものが最高の教師になってくれます。

    まずは、何でも聞いてみること。そこから新しい世界が広がります。

    PingTongにて水煮牛すじのパクチーソースあえ

  • 「ガラクタ」を捨てて運気アップ

    土曜日の午後は、医師会と保健所が主催する感染症対策の講習会に参加してきました。 診療を終えて大急ぎで会場へ。以前、開始ギリギリに到着して駐車場探しに苦労した苦い経験があったため、今回は余裕をもって会場入りすることができました。

    講習会のテーマは、アルコールによる手指消毒とプラスチック手袋の脱着技術の実習です。日頃から行っている基本動作ではありますが、改めて再確認する良い機会となりました。この受講証明は診療報酬の算定にも関わるため、こういう講習会はこまめに参加しないといけません。

    講習会の後は、せっかく街まで出たのでサクラマチ周辺を散策しました。 花畑広場では「三ツ星グルメフェス」が開催されており、ステージには英太郎さんやMEGさん、司会には梶山ゆいさんと、熊本でお馴染みの顔ぶれが勢揃い。いつも訪問診療の車のラジオで拝聴している有名人をすぐ目の前にして嬉しい体験でした。

    会場のブースからは食欲をそそる良い香りが漂っていましたが、そこはグッと堪えて「香り」だけでガマン。その後、街を歩くうちにいよいよお腹が空いてきたため、久しぶりにタイ料理の「ピントン」を訪れました。あの独特のスパイシーな風味……やはりエスニック料理が大好きです。

    さて、最近読み始めたカレン・キングストンの名著『ガラクタを捨てれば自分が見える』に、深い感銘を受けています。 「不要なものを身の回りに置いておくことが、いかに運気を下げるか」という教えに、居ても立ってもいられなくなり、まずは職場の引き出しの整理に着手しました。

    何年も使わずに「まだ使えるから」と眠らせていた物を思い切って処分したところ、それだけで驚くほど心が軽くなり、運気が上向いたような気がします。

    この本には「部屋を片付けると贅肉も減り、体重が落ちる」という非常に興味深い一節がありました。不要な物を手放すことで、執着が消え、生活習慣や食生活が自ずと整う……。結果として体が健康的にスリムになる、ということなのかもしれません。

    この連休は、自宅の「使えるけれど使っていない物」ともしっかり向き合うつもりです。断捨離を通して、身の回りの整理だけでなく、健康的なダイエットにも繋げられればとワクワクしています。

    タイ料理 PingTong

  • 音声入力には外部マイクが良さげ

    最近、ブログで音声入力について何度も書きました。それを読んだ製薬会社のMRさんから、「自分も日報を書くときは音声入力です。その方が断然早いですから」という声をいただきました。どうやら音声入力は、すでにビジネスの現場でも欠かせないツールとなっているようです。

    かつてはタイピングが速いことが「仕事ができる人」の象徴のようなイメージもありましたが、今は違います。音声入力を使えば、誰でも手で打つより速く文章を作ることができます。精度の飛躍的な向上に加え、AIを使って「読みやすい日本語」へ一瞬で整えられるようになったことが、実用化を大きく後押ししていると感じます。

    形から入る「脱・気恥ずかしさ」

    とはいえ、パソコンに向かって一人でブツブツとしゃべるのは、どこか気恥ずかしいものです。なぜだろうと考えてみたのですが、どうやら「パソコンの内蔵マイク」に向かって独り言を言うようなスタイルが、気恥ずかしさの原因ではないかと思えてきました。

    そこで、Web講演会用に使っている本格的なスタンドマイクを接続し、それに向かって話してみることにしました。 すると、内蔵マイクより小さな声でも正確に音を拾ってくれますし、何より「収録」しているようなプロっぽい雰囲気が出て、気恥ずかしさが少し和らぐ気がしました。しばらくはこのスタイルで、音声入力をさらに使いこなしてみるつもりです。

    「慣れ」がもたらした、心の平和

    さて、当院ではこのところ、毎日100人前後の患者さんが来院されています。相変わらず発熱外来が忙しく、通常の診療と合わせて息つく暇もありません。 しかし不思議なもので、毎日これだけの人数を診察し続けていると、今では焦ることなく、マイペースで淡々と仕事に打ち込めている自分がいます。

    以前であれば、山積みのカルテを見て気持ちが焦ることもありましたが、今は午前・午後の各50人の診察も、心穏やかに一人ひとりの患者さんと向き合えている実感があります。「慣れ」の力というのは、本当にすごいものです。

    診療と漢方教育のバランス

    昨年から続いていた漢方の講演依頼も、昨日でひと段落しました。今年度の講演はこれで最後となります。 新年度になればまた新たな依頼をいただくかと思いますが、あまりの多忙さに、これからは少し回数を絞って診療に専念したいという思いもあります。

    一方で、私は日本東洋医学会の熊本県部会長という立場でもあります。後進の先生方の学びをサポートし、これまで培ってきた漢方のノウハウを伝えていく責任も感じています。 患者さんと向き合う「診療」と、漢方の知恵を広める「教育」。このバランスをどう取っていくかが、新年度に向けた目下の課題です。

    焼鳥すずや

  • ガラクタを捨てれば、心も経営も健やかになる

    小中学校ではインフルエンザB型が流行しており、あちこちで学級閉鎖が見られています。当院でも発熱を訴える患者さんが急増しています。

    ​そんな中、大人の方では最近、新型コロナウイルスの感染者がじわじわと増えてきました。年末まではインフルエンザA型、年が明けたらB型、そして今度はコロナ……。中には1月のうちにA型とB型、両方に罹患された方もおられ、皆さんの免疫力が落ちているのではないかと心配になります。

    まずは栄養と睡眠をしっかり取り、体調を崩さないよう十分に気をつけましょう。

    ​さて、昨日は産婦人科の勉強会で漢方についての講演を行いました。その後の慰労会もあり帰宅は遅くなりましたが、今朝は早起きをして6時からの「経営者モーニングセミナー」に参加してきました。

    ​今回の講師は鳥取からお越しいただいた方で、カレン・キングストン著『ガラクタ捨てれば自分が見える』という本を紹介されていました。そのお話があまりに示唆に富んでいたため、セミナー終了後すぐにAmazonで注文したところ、なんと仕事から帰宅したときにはもう本が届いていました。明日から早速読み進めるのが楽しみです。

    ​この本でいう「ガラクタ」とは、家の中にある不要なもののことです。

    「いつか使うだろう」と買ったものの結局使っていないもの、数回使ったきり棚の奥に眠っているもの。著者はこれらを「ガラクタ」と呼び、驚くべき指摘をしています。

    「私たちが払っている住宅ローンの30%以上は、こうしたガラクタのために支払われている」

    ​これは衝撃的でした。

    会社経営に置き換えれば、不要な在庫や、いつか使うと思って揃えた備品、捨てられずにいる物品などが、オフィスの大きな面積を占有しているということです。私たちは気づかないうちに、不要なもののために家賃や固定資産税を払い続けているのかもしれません。

    ​思い切ってこれらのガラクタを「断捨離」すれば、そこには価値のある新しいものが入るスペースが生まれます。キャッシュフローが改善し、経営も好転していくでしょう。

    ​これは家庭においても同じです。不要なものを手放すことで、探し物の時間が減り、心身ともに健康になれます。「いつか使う」と眠らせているものを手放すことは、幸運を呼び込む一歩なのだと著者は説いています。

    ​これからじっくり読み込みますが、読み終わる頃には、きっと家中の大掃除をしたくてたまらなくなっているに違いありません。

    中央街「焼鳥すずや」

  • 婦人科の痛みの漢方の講演をしました

    少しずつ暖かくなり、当院でも花粉症の患者さんが増えてきました。

    以前からお伝えしている通り、花粉症の予防には「ビタミンD」が非常に有効です。ビタミンDは処方薬ではなく市販のサプリメントとして入手可能ですが、選び方にコツがあります。市販品は1日1,000単位(IU)のものが多いですが、花粉症の予防には1日5,000単位程度の摂取が望ましいとされています。

    毎年花粉症に悩まされている方は、抗ヒスタミン薬だけでなく、ぜひビタミンDの併用を検討してみてください。飲み方がわからない場合は、受診の際にご相談いただければと思います。また、当院に通院中の方で花粉症の症状が出た方は、他科を受診し直さなくても当院で抗ヒスタミン剤や点鼻薬を処方できますので、お気軽にお申し付けください。

    インフルエンザ・コロナへの備え

    私が校医を務めている中学校では、現在インフルエンザの猛威による学年閉鎖が起きています。当院にも毎日、相当数の発熱患者さんが来院されています。暖かくなってきたとはいえ、感染症にはもうしばらく注意が必要です。

    インフルエンザワクチンはすでに終了していますが、今からでも免疫力を高めることは可能です。ここでも先ほどの「ビタミンD」が役立ちます。日頃から摂取することで、呼吸器感染症にかかりにくくなることが知られています。この時期、予防のために飲んでおくことをお勧めします。

    「女性の痛み」と漢方の力

    本日は診療後、産婦人科漢方研究会にて講演の依頼をいただいています。今回のテーマは「女性の痛みを漢方で治す」です。

    頭痛、腹痛、月経痛、さらには指の第一関節が痛むヘバーデン結節など、長引く痛みに悩む女性は多くいらっしゃいます。漢方薬は副作用が比較的少なく、長年の痛みが劇的に改善するケースも少なくありません。

    この分野では大豆イソフラボンやエクオール、プラセンタといったサプリメントや注射も普及しています。私の経験上、漢方薬は結構効くと感じていますが、状況に応じてこれらを併用するのも一つの手です。また、痛みの原因が更年期障害にある場合は、産婦人科での「ホルモン補充療法」が非常に効果的なこともあります。

    治療法を一つに絞り込まず、多方面からのアプローチを検討することが、痛みのない日常への近道だと考えています。

    お通しのもずくとこんにゃく:絶品でした 中央街「焼鳥すずや」