明日から冷え込むとの予報が出ていますが、すでにかなり寒くなってきました。北風が冷たく、家の外に出ると身にこたえます。九州では雪の心配は少ないでしょうが、明日の最高気温は4度との予報です。相当な寒さです。体調管理にはくれぐれもご注意ください。
クリニックでは、寒い日は患者さんの出足が悪く、来院はパラパラとした感じになります。その代わり、昼の少し暖かくなった時間帯に集中する傾向があります。混雑を避けたい方は、寒くても朝早い時間帯のほうが比較的空いているようです。
先日、勝間和代さんのYouTubeを見ていたところ、寒さ対策には電熱ベストが良いと言っていました。私も2年前に電熱ベストを購入して使っていましたが、今年はあまり寒い日が続かなかったため、出すのを忘れていました。先日から引っ張り出してきて、USBをモバイルバッテリーにつないで着てみると、ぽかぽかと温かいです。極寒のときには、このベストの上からダウンジャケットを羽織ると最強です。ベストで発生した熱をダウンが逃がさないため、非常に暖かく感じます。
寒さの影響で血圧が上がっている方が増えています。このような患者さんに対して、「寒い時期は血圧が上がりやすいので、一時的に降圧薬を増やしましょう」と提案すると、「それは嫌だ、運動を頑張るから薬は増やしたくない」という方と、それほど高くないのに、「最近血圧が高いから強い薬が欲しい」という方に、極端に分かれます。
また、良かれと思って薬を増やしても、「120まで下がったらふらついたので、もらった薬は飲みませんでした」と、自己判断で調整される方も少なくありません。そうなると、こちらとしても「あれほど悩んで調整しなくても、様子見でよかったのでは」と思ってしまうことがあります。学会が血圧をやたらと下げる方向でガイドラインを設定していることについては、個人的にはあまり賛同できません。特に高齢者では、ある程度高めでないと全身に十分な血流が行き渡らないように感じます。
ガイドラインといえば、コレステロール値についても、示された通りに下げる必要があるのか疑問に思うことがあります。心筋梗塞などを一度起こした方では、二次予防として下げる意義がありますが、健診でたまたま高値だったという理由だけで、すぐに下げる必要があるのかは考えものです。ガイドラインから大きく外れることはできませんが、裁量の範囲内で「しばらく様子を見ましょう」として、薬を出さずに経過観察とすることも少なくありません。
経過観察の最たるものが、健診で見つかる心電図異常です。無症状の心電図異常を拾い上げて再検査や精密検査を行うメリットは、ほとんどないと考えています。健診で再検査となり来院される場合、検査結果を健診センターにフィードバックする必要がありますし、患者さん自身も「異常が見つかった」という通知を受け取り、不安を抱えています。そのため一応再検査を行い、「心配ありませんので様子を見て大丈夫です」と説明しますが、ほとんどの場合、再検査自体が不要だったのではないかと思っています。
健診は、医療というよりも一種のビジネスであり、診療とは別の世界だと感じることがあります。

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