むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • マイナ保険証、準備はお済みですか?

    気がつけば11月も終盤、来週からは12月です。今年も残りわずかとなり、年末年始の準備が本格化する時期ですね。クリスマスや忘年会などイベントが多い中、意外と忘れがちな重要なことがあります。それが「マイナ保険証」への切り替え問題です。

    現在、まだ20%程度の方しかマイナ保険証を利用していない状況です。しかし、12月以降、従来の保険証の新規発行が廃止されるため、混乱が予想されます。「今の保険証がまだ使えるから」と後回しにしていると、不利益を被る可能性が高いので、早めに対応しましょう。特に注意すべきは以下のケースです。

    転職や退職のタイミング
    12月や3月は転職シーズン。転職後に保険証の切り替えが必要になりますが、新しい保険証の発行はありません。マイナ保険証以外に選択肢がないため、準備は必須です。

    マイナカードを持っているが保険証と紐づけていない方
    せっかく病院に行っても、紐づけが完了していないと受付ができません。「マイナカードを持っているから大丈夫」と安心せず、紐づけを確認しましょう。

    マイナンバーカードが保険証と紐づいているかはマイナポータル(スマホのアプリ)で確認できます。アプリを立ち上げて暗証番号を入れ、ご自分のマイナンバーカードを読み込んでみてください。紐づけが完了しているかどうか、すぐわかります。紐づけされていない場合、アプリから手続きできるそうです。

    顔認証がエラーになる場合(登録写真が古い、濃いメークなど)、暗証番号が必要です。暗証番号は3回間違えるとロックされるため、注意しましょう。ロック解除には区役所に行く必要があります。

    私自身も暗証番号を思い出せず、慌てた経験があります。日常生活で求められるIDやパスワードが多すぎて、覚えきれないというのが実情です。100以上のログイン情報をメモしているため、現在はクラウドに保存して管理しています。これが一番安全かつ便利な方法だと感じています。

    おわりに
    「マイナ保険証への切り替え」はもはや待ったなしの状況です。不安な部分や納得できない点があっても、新制度に対応するしかありません。混乱を避けるためにも、早めの準備を心がけましょう。特に、マイナカードの紐づけと暗証番号の確認を忘れずに。

    チャットGPTで作成

  • 学会後の会計処理

    先週の日曜に熊本で学会を主催しました。その結果、なんと13連勤!体力は持ちましたが、気疲れが相当なものでした。終わってホッと一息つきたいところですが、学会後も事務作業が山積みです。講演していただいた先生方への交通費精算や謝礼の計算、印刷代などの事務経費処理、専門医更新のための点数表の集計、事業報告の作成など、本番が終わっても息つく暇がありません。

    とはいえ、私は県部会長になる前に10年以上会計担当をしていたので、こうした作業には慣れています。要領よく、午前中にはだいたい片付きました。あとは会場となったホテルから請求書が届き次第、支払いを済ませれば会計処理も完了です。学会運営は大変ですが、無事に終わった達成感は格別です。

    その後、自宅の車庫のシャッターが閉まらなくなったまま直す暇がなくそのままになっているのを思い出し、ようやく修理に取りかかりました。熊本地震以来の不具合だったので少し手こずりましたが、脚立を持ち出してシャッターの100箇所ほどある関節部分にシリコンスプレーをかけ、モーターの電源をリセットすると無事に動きました!地震のときは業者さんに頼らざるを得ませんでしたが、今回は自力で直せたことがちょっとした達成感です。

    こんな忙しい日々が続く中で、ふと思い立って先月から生活習慣を少し変えました。それは、「昼ご飯を諦める」ということです。毎日診療が忙しく、昼食を取るのが難しい日が増えたため、朝にしっかり食べるスタイルに切り替えました。最初は朝5時にガッツリ食べるのがつらかったものの、1ヶ月続けているとすっかり慣れ、昼を過ぎてもお腹が空くことがありません。

    今日も朝しっかり食べてから、クリニックで会計処理に没頭していましたが、昼を過ぎてもエネルギーが切れず、集中力が持続しました。今まで昼にはお腹が空き、エネルギーが切れて休憩が必要だったのが嘘のようです。この新習慣、これからも続けていきたいと思います!

  • 医師会懇親会に参加

    金曜日は、明後日開催される学会の前夜祭として、医師会主催の懇親会が行われました。ローカルな学会なので小規模な会かと思っていたら、数百名が集まる大々的な会で驚きました。たまたま隣の席になった方は医師会の顧問弁護士さんでした。多くの弁護士さんは患者さんの側を弁護する仕事をされていますが、病院や医師を弁護してくださる先生は非常に貴重です。幸い、当院ではまだ弁護士の先生にお世話になるような事例はありませんが、今回お知り合いになれて心強く感じました。

    会の帰りにバスに乗った際、いつもの習慣でSUICAをセンサーにかざすと「ピッ」と反応し、少しホッとしました。調べてみると、なんと今日がSUICA利用の最終日だそうです。明日からは使用できなくなるとのこと。タッチ決済対応のクレジットカードは来年3月から運用開始予定とのことなので、この5ヶ月間は「くまモンバスカード」か現金で対応しなければなりません。小銭を持つ習慣が薄れている私たちにとっては、少々面倒な期間になりますね。バスに乗られる方はご注意ください。

    今日の懇親会があったホテル日航のエレベーターで、偶然にも私が以前所属していた第2内科の元教授と再会しました。私は現在、循環器の医局に所属していますが、その前は第2内科(現在の血液・膠原病内科)の出身です。当時は血液内科の治療環境も厳しく、抗がん剤も古いタイプのものばかりで、副作用が強く、治療しているのか悪化させているのかわからない状況でした。しかし、時代が進むにつれて治療法も大きく進化し、最近では白血病の患者さんの多くが治癒に至るようになっています。かつては「不治の病」の代名詞だった病気が治せるようになったことに、医療の進歩の凄さを改めて感じます。

  • AIでコストダウンを実現

    11月も半ばだというのに、まだまだ暖かい日が続いています。昼休みに往診に出かけるとき、車内では冷房を入れていますし、診察室も昼間は25度を超えているため冷房をつけました。とはいえ、朝晩は気温が下がるので油断は禁物です。訪問先のグループホームでは、入居者さんと一緒に吊し柿を作る予定とのことですが、この暖かさでは吊るした柿が腐ったり虫がついたりして、食べられなくなるかもしれませんね。

    学会の準備もカウントダウンが始まり、日々、細かい作業に追われています。診療中は考える暇もないため、朝早くクリニックに出てきて、8時半の診療開始までの1~2時間が勝負です。やり残しがないか一つずつ確認しています。演者の先生方にはスライドの事前提出をお願いしており、少しずつ集まってきたスライドファイルを、発表順に並べて当日すぐ表示できるよう準備しています。

    さて、AIについてまた書こうと思います。昨日は、海外勤務の患者さんが体調を崩して一時帰国され、当院を受診されました。体調が回復するまでの休養を必要とする旨の診断書を英文で書いてほしいという依頼がありました。その日は100名近い患者さんが来院され、一人にかけられる時間はわずか3分程度。しかし、診断書を急いでおられたので、大急ぎで作成しました。今回はまず日本語でアウトラインをざっと書き、それをChatGPTに英訳してもらったところ、数秒で完成しました。読み返してみると非常に自然な英文で、修正も不要でした。

    英文診断書は通常、日本語のものより手間がかかり、じっくり読み返すため、これまで料金も少し高く設定していました。しかし、今回ChatGPTを活用したことで、迅速な作成と品質の向上につながりました。患者さんへのサービス改善と業務の効率化の両面で良い効果がありました。今後はChatGPTのおかげで日本語の診断書と同じ価格で英文診断書も提供できそうです。

  • 私の漢方愛

    毎日忙しくて、本当に目まぐるしいです。体力的にも毎日ギリギリで頑張っています。それでもチョコザップで運動する余力は残っていますけど。なぜそんなに忙しいかというと、風邪の患者さんが非常に多く来院されているからです。また、インフルエンザの予防接種も相当数あります。予防接種は予約制で、一日の人数も決まっているため混乱はありませんが、風邪の患者さんの多さには参っています。しかも、インフルエンザやコロナではない、ただの風邪です。これからインフルエンザなどが流行したらどうなるのか、少し心配です。

    コロナ禍で、発熱患者さんの診療を拒否したり、かかりつけの患者さんだけを診るクリニックも多くありました。その悪影響で、診療制限の名残がまだ残っているのではないかと感じます。当院は以前から、かかりつけ患者に限らず診ていたので、こうして忙しいのかもしれません。

    風邪を西洋薬で治療する場合は、鼻炎の薬や咳止め、解熱剤を処方します。こじらせたら抗生剤も追加することになりますが、これはどの病院でも大差ありません。私は漢方専門なので、風邪の多くには漢方を出しています。漢方の風邪治療の歴史は2000年以上あり、細かな症状ごとに最適な処方が確立されています。忙しい中でも、一例一例漢方的に解釈しながら薬を選ぶため、時間もかかり頭も使います。

    たまに「漢方は苦手」「粉薬は飲めない」という方もいます。その場合は話が簡単です。西洋薬ならパターンが決まっており、さほど考えずに処方できます。しかし、風邪の患者さんにできるだけ漢方を出しているのは、そのほうが早く治り、無駄な抗生剤の使用を避けられると信じているからです。

    漢方をありがたく飲んでいただけるとこちらも嬉しいのですが、なかには「漢方では風邪が長引く」「その辺に生えている草を煎じても効き目があるはずがない」とおっしゃる方もいます。これは残念でなりません。漢方に使われる生薬はとても貴重で、大量生産できません。野菜とは違い、数年かけてやっと収穫するものが多く、特定の条件が揃った限られた地域でしか栽培できないものもあります。時代劇に出てくるような「病気の親の薬代がないから娘を売る」というような話も、漢方の貴重さを物語っていると思います。現代では誰もが漢方を手にできることを本当にありがたく思いますし、これは私の漢方愛でもあります。