むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 今年やり残したことは今すぐ始めよう

    週明け、予想通り発熱患者さんが増えてきました。インフルエンザの検査はほとんどの患者さんに実施していますが、陽性が出るのは3割程度で、あとはインフルエンザでないか、タイミングが早すぎて結果が出ない場合です。私は患者さんの喉の所見をいつも確認していますが、インフルエンザには特徴があり、喉のリンパ濾胞の腫れが見られたらほぼ確定です。しかし、最近は発熱患者さんの多くにその典型的な所見が見られないため、インフルエンザ以外の風邪も結構混じっている可能性が高いと思います。アデノウイルスやマイコプラズマなど、さまざまな可能性があります。そういった感染症にも診断の手がかりとなる所見が伴うことが多いのですが、最近よく見る典型的な所見のない発熱患者さんでインフルエンザもコロナも陰性だと、診断が難しくなってきています。

    さて、今日から12月が始まりました。いよいよ今年も終わりが近づいてきましたが、まだまだやれることはあります。まずは今年を振り返り、やり残したことがないか確認してみましょう。もしまだできていないことがあれば、すぐに取り掛かりましょう。きっとまだできるはずです。先日2026年の手帳を購入したら、ページは12月1日からスタートしていました。今日から使えるので、早速使い始めることにしました。すでに年明けの予定も入ってくるので、今年の手帳を使っているとそれを書き込めません。1ヶ月前倒しで使い始められるのは非常に便利です。

    今週、天草薬剤師会で漢方の講演を頼まれています。WEB講演なので診療後、そのまま診察室のパソコンから配信します。最近は患者さんも多いので、スケジュールがずれこまないように気をつけたいと思っています。今回のテーマは「痛みの漢方治療」です。痛みと言えば整形外科だけでなく、頭痛や腹痛、生理痛などあらゆる分野で関係しますので、時間いっぱいに網羅的にお話しようと思っています。実は、昨日の学会で同じような講演があったので、参考にしようと思って参加したのですが、入門編的な内容だったため、あまり参考にはなりませんでした。私はいつも中級者以上を対象にした講演を行っているので、逆に初心者向けに話すのは難しく感じてしまいます。それはともかく、90分の講演を聞いてくださる方々の時間は大事ですから、聞いてよかったと思っていただけるように頑張ってお話ししたいと思います。

  • これからのAI時代にどう生きるべきか

    結局、週末は博多まで 2 往復することになりました。土曜は役員会のあと懇親会があり、役員の皆さんと久しぶりにゆっくりお話しする時間になりました。終わり次第すぐ熊本に戻り、夜は自宅で少し休んだあと、翌朝はいつも通り 5 時起床。洗濯や来週の生協の注文など日曜の家事を片付け、8 時すぎには家を出て新幹線で再び福岡へ向かいました。9 時過ぎには会場に着いたので、学会の講演はほぼ一通り聴くことができました。

    日本東洋医学会については、参加するたびに学術レベルが下がってきている印象があります。昔は漢方理論について活発な議論があり、重鎮の先生方の意見に圧倒される場面も多くありましたが、最近はそうした光景を見ることがほとんどありません。しかしこれは漢方界全体の問題ではなく、東洋医学会が勢いを失っているだけで、中医学会や和漢医薬学会など他の学会はむしろ活発です。

    行き帰りの新幹線では YouTube を聞いて過ごしました。内容は、AI が日常に完全に溶け込んだとき世界がどう変わるかというテーマです。ChatGPT は私も毎日何度も使っていますが、YouTube の中で印象的だったのは次の点です。

    まず、会議の資料作成や議事録作成など、AIを使えば効率よくできる作業は確かに多い。しかし「そもそもその資料は本当に必要なのか」「その会議自体は必要なのか」といった根本の問いを持つことを忘れてはならないという指摘でした。AI を使えば資料が簡単に作れるため、むしろ“必要のない作業”が量産されてしまう可能性があるということです。

    もう一つは、AI に質問(プロンプト)を書けば即座に答えが返ってくる時代に、単なる「まとめて仕上げる作業」はいずれ不要になるという点です。人間が本当にすべきことは、
    「何をしたいのか」「どういう方向に進みたいのか」を自分で決めることです。
    目的さえ明確なら、そこから先の作業はすべて AI に任せることができます。

    プロンプトを工夫することに注目が集まっていますが、本当に大事なのはその上流にある部分、つまり“何を創りたいか”を考える力です。それを養うためにも、旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、さまざまな体験を通して世の中のニーズを知ることが重要だと感じました。

  • インフルエンザに抗生剤は効かない?

    暖かく穏やかな週末となりました。私は福岡で東洋医学会に参加しています。学会は日曜日ですが、土曜日の夕方に天神で役員会があり、前日入りしました。実は、ホテル代が1泊5万から20万というとてつもない値段なので一旦熊本に戻ってきました。日曜の朝からもう一度福岡に行きます。


    私にとって、自由な時間は土日しかないため、週末は非常に貴重なのですが、県外の学会に参加すると、丸々潰れてしまうのが悩みどころです。今週中にやりたかったことは山ほどあるのに、結局すべて保留になってしまいます。
    ちょうど今週末は月替わりで、レセプトのチェックも必要です。これだけは後回しにできないため、学会の後は全力で進めるつもりです。とはいえ、2000枚を超える書類ですから、以前気合を入れすぎて眩暈を起こしたこともあり、今回はほどほどにしようと思います。

    さて、最近のインフルエンザの流行についてですが、タミフルでさっと治る人と、長引いている人がいます。
    インフルエンザはウイルス疾患で、タミフルなどの抗ウイルス薬が有効です。しかし、こじらせると二次感染を起こしやすく、気管支炎になることが知られています。この場合、タミフルではなく抗生物質が有効です。
    状況を見極めて、必要であれば早めに抗生物質を使うことが、回復を早め、症状を長引かせないコツです。
    最近は風邪に対して抗生物質を使わない風潮があり、私も極力使わないようにしていますが、これは典型的なウイルス感染の風邪に対しての話です。実際の臨床では、細菌感染の合併が疑われるケースも多いため、臨機応変に処方を行っています。

  • 小峯の美味しい洋食屋さん

    雨が上がり、クリニック前の街路樹の落ち葉が相当増えてきました。そういえば昨日は雨よりも風が強かったです。朝クリニックに着くと、まずブロワーを取り出して、歩道の落ち葉を清掃します。これまではそれほど落ち葉が多くなかったので、平日は木の下に集めておいて週1回ビニール袋に詰めていましたが、今日はそうも言っていられないほどの量でした。とりあえず、30Lくらいのビニール袋に2つは詰めましたが、多すぎて始業の時間も迫ってきたため、あとは後日集めることにしました。見上げると木にはまだ大量の葉っぱがついていることから、もうしばらくは落ち葉清掃が続きそうです。

    今週は連日大忙しです。通常の患者さんに加えて、大勢の発熱患者さんが来られるためです。夕方6時に人と会う予定にしていましたが、診療が終わらず6時20分頃になってしまいました。その後のミーティングを終えて、せっかくなのでクリニック近くの「アロット・オブ・キッチン」という洋食屋さんに行きました。私はこちらのランチセットは食べたことがありますが、夕食のアラカルトメニューから食事をしたのは初めてでした。カツレツ、ピザ、ドリアなど定番の洋食がどれを食べてもとても美味しく、一緒に行った人たちも絶対また行きます、と喜んでいました。小峯の隠れた名店で、地元の人々にも愛されているお店です。

    さて、話は変わりますが、人間ドックのオプションで腫瘍マーカーを測定する方がいらっしゃいます。何も問題がなければ良いのですが、ちょっと高めの数字が出ると、ガンかもしれないと不安ばかりが大きくなります。精密検査をしないと大丈夫とは言えないため、大掛かりな検査をすることになります。例えば、PSA検査が異常値だった場合、MRIを撮り、それで何か影があれば生検となります。これは入院検査です。結局、ちょっとオプションを付けたばかりに安心を得られるわけではなく、不安ばかりが大きくなり、検査にはそれなりのリスクと時間、費用がかかります。必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。医学会でも腫瘍マーカーを健診目的で測定することは推奨されていません。それでも受けるのであれば、そのメリット・デメリットを理解したうえで判断してください。

    アロット オブ キッチンの前菜(カルパッチョ)

  • 繁忙期を水素吸入で乗り切る

    高校生は今頃2学期の期末テスト、3年生はもうすぐ入試が始まる季節です。このタイミングになって、焦ったようにご両親がお子さんを連れて来られます。話を聞くと、出席日数がギリギリでこれ以上休んだら進級できないとか、期末テストを朝起きれなかったら大変とか、かなり切羽づまった状況の方が多く来院されます。もっと早く相談していただくと、いろいろ手は打てるかもしれませんが、なかなか体が動き出さないのでしょう。私は主に漢方で治療しているので、速攻で効いたとしても1週間はかかります。それでも、西洋薬で解決が難しい症例が改善することも多いので、良い方だと思いますが、これから先休んだらアウト、という状況では厳しいです。お越しいただいたからには知恵を絞ってベストを尽くしますので、ご相談はお早めにお願いします。

    さて、気がつけば11月も終わりになってきました。世間は忘年会シーズンが本格的に始まっています。この時期、気をつけたいのは肥満、痛風、糖尿病の悪化などです。食べ過ぎ飲み過ぎになりやすい季節ですので、気をつけましょう。すでにご存知かと思いますが、肥満予防には脂質と糖質制限。痛風にはアルコールと魚卵(めんたい、数の子など)に注意。ビール以外のお酒でも尿酸は上がります。糖尿病の場合は甘いものに限らず、炭水化物全般に注意しましょう。

    今朝も経営者モーニングセミナーで朝4時半に起きて準備して、5時半には家を出てセミナーに参加しました。当院の水素吸入器を開発されたIさんが参加されていました。この方は静岡在住で、今回は仕事のため車で熊本まで来られていました。すごい元気です。私もこのところの猛烈に忙しい診療を水素パワーで乗り切っていますが、水素の力は本当にすごいと思います。短時間で疲れが取れて、集中力が持続します。今までだと、こんなに大勢の外来患者さんが来たら途中で頭がボーとして来ていましたが、最近は一旦診察室の椅子に座ったら、最後までノンストップで頑張れます。水素の力は単発で吸ってみても効果がどれくらい感じられるかはわかりませんが、回数を重ねることで元気さが違ってくるのを実感しています。

    三角西港