むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 「聞かせて、君の話を」

    日本全国、記録的な猛暑が続いていますね。
    私も、昼の一番暑い時間帯に毎日訪問診療で外を回っているので、今年の夏は本当に過酷です。

    ただ、幸いなことに、今年は日焼け対策などを万全にしているため、去年までのような苦しさはかなり軽減されています。
    ここまで暑いと、外見など気にしていられません。いかに日差しを防ぐか、それがすべてです。

    昔、アラブの人たちが、あんなに暑いのにどうして頭から足まで布をぐるぐる巻いているのか不思議に思っていましたが、今になってその理由がよくわかります。
    この日差しの中で、半袖Tシャツなんかで外に出るのは危険行為です。やけどします。


    さて、来週はお盆休み。
    当院も 13〜15日は休診となるため、今週は早めに薬を取りに来られる患者さんで混雑しています。

    私の予想では「お盆明けの週に混雑が集中する」と思っていたのですが、
    意外にも多くの方が早めに来院してくださっており、お盆明けの混雑は思ったより緩和されるかもしれません。

    特に睡眠薬はもちろんのこと、血圧や糖尿病などの慢性疾患の薬が切れてしまうと大変です。
    どうぞ余裕を持って、早めのご来院をお願いいたします。


    日曜の夜に放送されている「19番目のカルテ」というドラマをご存知でしょうか?
    総合診療医が主人公の医療ドラマで、視聴率も好調、最近話題になっています。

    私の仕事も、いわゆる総合診療医に近い立場ですが、
    ドラマと現実との一番の違いは「一人の患者さんにかけられる時間」です。

    ドラマでは、一つの症例に何日もかけて、同僚や患者さんの家族まで巻き込みながら病気の本質にたどり着いていきます。
    でも、現実の私たちができるのは、わずか数分の診察だけです。

    そのわずかな時間の中で、会話から病気の原因を探り、どの方向から治療を始めるべきかを、パズルのように考えながら進めています。
    患者さんを前にして、「うーん」「なるほど」と独り言のように考えている私の姿を見て、
    「これが診察?」と思われることもあるかもしれません。


    患者さんが、自分の症状や困っていることを上手に言葉で説明してくださると、診断にも非常に役立ちます。
    逆に、無口な方や、自分の状態をうまく表現できない方には、私たちも苦労します。

    また、質問を本人にしているのに、お母さんや配偶者の方が代わりに答えてしまう場面もあります。
    お気持ちはわかるのですが、やはりご本人の言葉で語ってほしいのです。

    「何がどう困っているのか」——それがわからなければ、診断も治療の方針も立ちません。

    この点については、「19番目のカルテ」の中でも、主役の松本潤さんがこう言っています。

    「聞かせて、君の話を。」

    まさに、それが総合診療の原点だと思います。

  • めまいがかなり良くなりました

    土曜日は平日に来られない患者さんが集まるので、大変混雑します。今日も待ち時間が長くなってしまいました。ご協力いただき、ありがとうございました。

    今週はコロナ患者さんが急増しています。以前は「第何波」と数えていたマスコミも、今ではその報道をやめてしまいましたが、皆さん、コロナの状況はまだ続いていることを忘れていないでしょうか?この暑い時期に高熱が出ると、かなりつらいものです。老人ホームなどの施設でも、一人でも感染者が出ると集団感染が起こりやすいため、警戒を強めています。

    ただ、この暑さの中で、いまだにフェイスシールドやガウンを着て仕事をしている介護士さんたちがいますが、あれは意味がないです。熱中症になりますよ。コロナは空気感染するので、あんな防御方法では防御できません。とはいえ、N95マスクを着けると息苦しくて暑くて、仕事できません。結局、栄養と睡眠をしっかり取って体力を維持し、免疫を落とさないことが最も大事だと思います。

    さて、私はもう半年以上、めまいに悩まされていました。頭位めまい症と呼ばれ、寝た体勢で特定の方向を向くと、ぐるぐると目が回る症状です。寝返りを打つ方向を間違えるとひどいめまいになるので、寝る向きに注意し、起きるときも右向きで起きるとめまいが起こるので気をつけるようにしています。もしひどくなった場合には、エプリー法というめまい体操で自力で治します。

    この頭位めまいは、耳石が三半規管に引っかかることが原因と言われています。しかし、耳鼻科の竹越先生はYouTubeで、頭位めまいのような症状でも実際には肩こりからくる椎骨脳底動脈の循環不全が原因であることが多いと解説されています。それなら、と思い、2週間前に整体に行って肩こりを治療してもらったところ、本当にめまいが改善しました(10から5程度に)。その後、ストレッチの店でさらに肩こりを治療した結果、さらに改善しました(5から3程度に)。

    そして、先週から1週間、毎日水素吸入を始めたところ、めまいはさらに改善し、今では3から1程度まで良くなりました。結局、エプリー法で治るめまいなので耳石が関係しているのは間違いないと思いますが、肩こりや循環改善治療でこんなにも良くなるとは、やっぱり肩こりが悪かったんだと実感しています。

    ハヌルオンマのランチ

  • 超高齢者のペースメーカー手術

    いよいよ8月に入りましたね。あと2週間頑張ればお盆休みです。

    通常はお盆明けから9月頃になると、夏バテの患者さんが増えてきますが、今年は7月の時点ですでに相当な人数を診ています。漢方には夏バテを改善する「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」という処方があり、その名のとおり、暑さを冷まし元気を補う薬です。今年は例年になく、この処方を多用しています。

    先日、新聞で「熊本市内の給食センターに急きょエアコンを設置することになった」との記事を見ました。なんということでしょう。調理中の熱気は相当なもので、エアコンのない環境では室温がどれほど上がるか、想像に難くありません。調理師さんたちは、これまで汗だくで仕事をされていたことでしょう。そんな職場環境を、令和の今まで放置していたこと自体が信じられません。

    熊本市内では、久しぶりに夕立が降りました。ずっと日照りが続いており、クリニックや自宅の植木に毎日水をまいていましたが、やっと恵みの雨がやってきました。蒸し暑くはなりましたが、空気に潤いが戻り、汚れていた車も少しきれいになりました。

    そういえば先日、訪問診療をしている95歳の女性が、突然脈拍が40前後に下がりました。心電図の結果からペースメーカーの植え込みが必要と判明しました。高齢なので「何もしない」という選択肢もありますが、その場合、次第に心不全が進行してしまいます。

    もちろん「それが寿命」と言えなくもないのですが、その方は認知症もなく、元気な生活を送られていたので、「治療すれば、まだまだ余生を楽しめるはず」と考え、日赤に紹介しました。病院も快く手術を引き受けてくださいました。

    私自身も国立病院にいた頃、90歳を過ぎていても元気な高齢の方にはペースメーカーを植え込む手術をしており、その後のQOL(生活の質)が大きく改善することを何度も経験しています。

    先日、その方が手術とリハビリを終えて退院され、久しぶりに元気な姿を見せてくれました。本当に元気になっておられて、「手術してよかった」と心から思いました。

    なんでも「年齢のせい」にして諦めるのではなく、その方の状態をしっかり見極めて、できる限りの治療をしてあげたい。それが私の願いです。

    チャパゲッティー(韓国の有名なインスタント麺)の卵とチーズのせ。クマブンシクにて

  • 暑さでエアコンが壊れた!

    あまりの暑さのせいか、クリニックのエアコンが壊れてしまいました。故障したのは、待合室についている一番大きなエアコンです。幸い、診察室などの小さなエアコンは大丈夫だったので、外気のような地獄の暑さにはなりませんでしたが、それでも焦りました。

    この猛暑ですから、エアコントラブルはあちこちで起きているようです。メーカーに連絡しても、通常ならすぐには来てもらえないことが多いと思いますが、病院という公共性と、命に関わるほどの暑さという状況からか、迅速に対応していただきました。感謝です。原因はエアコン内部の温度センサーの故障とのことで、修理が必要になりました。完全に直るまでは少し時間がかかりますが、今のところ無事に稼働しており、院内の温度は適切に保たれています。

    さて、昨日はどのテレビ局も「津波、津波」と騒いでいましたが、実は今、もっと深刻な問題が「干ばつ」かもしれません。日本史の教科書で、飢饉や百姓一揆の話を学びましたが、あれは多くが長雨や冷夏による不作だったと思います。アフリカのような地域では干ばつによる飢饉も珍しくないですが、日本で干ばつが問題になるとは、まさか夢にも思いませんでした。

    幸い熊本は、阿蘇からの地下水が豊富なおかげで、今のところ影響はなさそうです。ただ、新しくできた半導体工場が大量の地下水を使用すると言われており、今後の影響は未知数です。政府の備蓄米も底をついていることでしょうし、新米の収穫はあてになりません。米が市場にあるうちに、少し多めに買っておこうかと思っています。ちなみに、こういった事態に備えて、うちの庭には芋を植えておきました。すくすくと育っています。

    さて、話題はお米からパンに移ります。

    私は毎朝5時に起きて、簡単な朝食しかとりません。とはいえ、もう少しまともで栄養バランスのとれた朝食を、なるべく手間をかけずに食べたいと思っていました。そこで、ChatGPTに聞いてみました。

    「私は毎朝、小さなパンとコーヒーだけの朝食です。炭水化物を減らしてタンパク質を増やした、健康的な朝食を考えていますが、あまり手の込んだものを作る時間はありません。いいアイディアがあったら教えてください。」

    その答えは、「ゆで卵や卵焼き、ベーコンエッグなどがおすすめです。パンを食べたい場合は、ローソンやシャトレーゼに低糖質パンがあります」とのこと。リンクまでつけて教えてくれました。

    「あー、その手があったか」と思い、今日は仕事帰りにシャトレーゼに寄って、さっそく低糖質パンを買ってきました。冷凍パンで、「糖質85%オフ」と書いてあります。すごい、まさにこういうのが欲しかった!

    明日の朝、さっそくいただくのが楽しみです。

    馬肉の乗ったサクラ茶碗蒸し  立ち寿司

  • 暑さに負けるな

    暑さが日に日に増してきています。天気予報では、最高気温が39〜40度という、すさまじい暑さが続いています。夕立もなく、カンカン照りの毎日。クリニックの道路沿いには南天の植え込みがあるのですが、これだけ日照りが続くと枯れてしまいそうなので、毎朝6時に出勤して水撒きをしています。ついでに玄関前にも打ち水をすると、気分がとても清々しくなります。まるで料亭のような雰囲気で、「お客様をお迎えする準備ができました」という、私の気持ちの表れでもあります。

    これだけ暑いと、毎日のように夏バテや熱中症に関連した症状で来院される方がいらっしゃいます。水分がきちんと取れていれば、点滴をしても劇的には変わらないので、多くの場合は漢方薬を処方しています。漢方は、その人の体質や症状に応じて微妙に組み合わせを変える、いわばセミオーダーのような治療です。

    私自身は、日中の猛暑の中、車に乗って訪問診療を回っていますが、最近はアームカバーをしっかり濡らし、手ぬぐいも水に浸して軽く絞って首にかけて出かけるようにしています。この対策を始める前はかなり堪えていましたが、今はそれほどダメージを受けずに回れるようになりました。やはり、「備えあれば憂いなし」ですね。

    週末から水素吸入を試していることは以前のブログでも書きましたが、今日は診療の終わりに少し肩こりを感じたので、「しめしめ、水素でこの肩こりが取れるか試してみよう」と、帰宅前に吸入をしてみました。

    しばらく吸っているうちにふと思ったのは、「吸った水素が肩に届くように、肩を動かしながら吸った方が効くのでは?」ということ。すぐに思いついたまま、肩をぐるぐる回しながら吸入を続けること数分──肩がどんどん軽くなっていきました。私の仮説は、おそらく正しかったと思います。

    つまり、
    「水素を吸うときは、効果を出したい部位を動かしたりマッサージして血行を良くすると、より効果が出る」
    ということです。

    結局15分ほど吸っただけで、今日の疲れはすっかり取れてしまったので、そのまま気持ちよく帰宅しました。

    ペーパークラフトです。良くできています