むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • Drストレッチで体メンテ

    今週末、茨城に住む息子が遅い夏休みで帰省してきました。なんと、車で延々と高速を走って帰ってきたそうです。私もアメリカにいた頃は夏休みに長距離ドライブ旅行をしていたので、似たようなものかもしれません。アメリカでは道はひたすら真っ直ぐで、高速も広く無料なので気楽にドライブできました。1日に600マイル(約800キロ)運転していましたが、まさにそのくらいの距離を走り、1泊して熊本に無事到着したようです。私は九州自動車道しか運転したことがないので、東名などその他の高速道路がどんなものかは全く知りません。東京まで新幹線で行くのもきついのに、よく来たものです。若いときは本当に疲れ知らずで、すごいものですね。

    うちに帰ってきた翌日(今朝)は朝から久木野までドライブしました。それも、私の車と子供の車と別々に2台連なってです。実は、マツダ・ロードスターなどのオープンカー好きが集まるイベントが定期的にあるそうで、途中西原村に一旦集合し、そこから皆で屋根を開けてオープンにして連なって久木野までのドライブです。道の駅「阿蘇望の郷くぎの」の一角に集合場所があり、ずらりとオープンカーが勢揃いしたのは圧巻でした。私はロードスターではなく、ダイハツ(トヨタ版)コペンです。

    夕方はドクターストレッチの予約があったので新市街に行きました。行ってみてびっくり、お店の前はお祭りの通り道になっており、ラッパや太鼓の迫力ある音が鳴り響き、通行規制されていたのでお店の前にたどり着けません。そうこうしていると、私の母校の江原会がちょうど目の前を通りました。ラッキーでした。ここには毎年寄付金を払っているので、見ることができて良かったです。

    ストレッチは月2回のペースで通っていますが、肩の可動域はどんどん改善し、最近は肩こりしなくなりました。一方、下半身はものすごく固いので、どのストレッチも痛くて思わず顔をしかめて無言になってしまいます。それでも終わってみると歩き方まで良くなっているようで、安定感が増し、体が軽く動くようになります。たまたま始めたストレッチですが、私にとっては最高の体メンテナンスです。

  • 漢方治療はオーダーメイド

    土曜日は非常に悩ましい症例が多く、頭を抱えながら治療法を考える一日でした。漢方を専門にしていると、さまざまな難問が降りかかってきます。いろいろな病院に通っても治らなかった、診断がつかなかったという方々が、最後の望みをかけていらっしゃいますので、こちらも何とかしてあげたいという気持ちで必死に治療法を探ります。コロナ後遺症にしろ、学生さんの不登校にしろ、決まった治療法が確立したわけではない場合は、自分なりの病態の把握から治療仮説まで時間をかけて考え、処方してみます。

    その結果、治療が成功したかどうかをフィードバックとして受け取り、私のアプローチが間違っていなかったかを検証し、次の治療に生かします。したがって、似たような訴えの患者さんが多いほど、私の経験値は上がり、治療成績も良くなるだろうと予想されます。しかし、中にはどう考えていいのかわからない場合や、前医と同じ仮説で処方をしても、患者さんがその処方は効かなかったと言うときは、八方塞がりになります。

    西洋医学では、エビデンスに基づいた標準治療がガイドラインで示されているので、悩まずにガイドライン通りで良いような気がしますが、漢方は個別対応です。まさにオーダーメイドです。実際、西洋医学でも、ガイドラインに従って何も考えずに対応するのは、AIや初心者の仕事に近いものです。ベテランの医師ほど、患者さん一人一人の生き方や考え方、家族の状況などを総合的に考えて治療方針を決めます。それがオーダーメイドの医療ですが、標準治療ばかりが重視される現状には、いつも疑問を感じています。

  • 動物にも漢方が効く

    今週は月曜が祝日でしたが、来週もまた飛び石連休がありますね。休めるのは嬉しいですが、クリニックは休みの前後で患者さんが駆け込む傾向があり、診療が一層忙しくなります。そのため、今週来週は忙しい日々が続きます。定期の薬を取りに来ているだけの患者さんには短時間診療にご協力いただき、ありがとうございます。当院には最近、朝起きられず学校に行けないお子さんの相談が次々とあり、診察に時間を要することがあります。このようなお子さんには体質改善の漢方を出しており、頭痛や腹痛などの身体症状がある場合はその治療も加えています。特にカウンセリングを行うことはありませんが、それでも皆さん元気になっており、朝起きられないのは怠けていたわけではなく、実際には体調が良くなかったからだと気づきます。

    さて、先日、家のゴンの咳が漢方で治ったと書きました。それを読んだ方から、「良かったですね」と我が事のように喜んでいただき、ありがたかったです。実はその後、漢方を一日休んだらまた咳が出だしたので、今日も餌にふりかけてあげました。割とすんなり食べてくれて、その後は咳がぐっと減っているので、本当にびっくりするほど即効性があります。今度は切らさないように数日続けてあげようと思います。

    実は私が大学院生だった頃、ラットを使って胃潰瘍の実験をしていました。今ではロキソニンを飲むときにレバミピドという胃薬をもらう方が多く、その2つはセットだと思っている人が多いと思いますが、レバミピドが鎮痛剤を飲むときの胃の副作用を軽減することを動物実験で証明したのが私の論文です。当時、レバミピドの先発品を出していた大塚製薬の招待で、日本中、そしてハワイやウィーンでの欧米各国の消化器病セミナーでレバミピドの効果を発表して廻ったことがあります。この論文を元に、今みなさんが現在ロキソニンとレバミピドをセットでもらうようになったという歴史があります。

    その時、私は漢方の勉強もしていたので、その胃潰瘍の実験ラットに六君子湯を飲ませて実験してみました。すると、レバミピドに負けず劣らず効果的だったので、そちらも論文にしています。私が動物に漢方を飲ませたのはそれが初めてでした。そして、今回うちの犬にも漢方を飲ませたというわけです。

  • ゴンの咳を漢方治療した話

    うちにはゴンという15歳になるトイプードルがいます。老犬なので健康状態が心配です。散歩では毎日元気に歩いてくれるので安心していますが、この夏の暑さで食欲が低下しています。さらに、ここ1ヶ月ほどずっと咳をしていて、そのうち治るだろうと思っていたら、だんだんひどくなり、今週は一晩中ずっと咳き込んでいます。私もゴンの咳で何度も目が覚めてしまいました。人間で言えば、肋骨にヒビが入って痛くて病院に駆け込むレベルだと思います。

    喘息かな、風邪かな、もしかして変な肺疾患ではないかといろいろ考えますが、家で咳の状態を聞いているだけではなかなかわかりません。人間の場合、あまり痰が絡まない長引く咳だと、咳喘息を疑います。なんとかしてあげたいと思い、治療を試みることにしました。まずは全身を撫でながら、時々咳に効くツボを指圧しました。これで良くなれば儲けもの。

    その後、漢方薬を入れた箱を見ていたら、咳に効くツムラの麦門冬湯が出てきました。1包は人間の1回分なので、半分飲ませてみることにしました。餌にふりかけてみたのですが、夏バテで食欲が落ちているゴンは、漢方薬の独特の匂いもあり、見向きもしません。

    そこで、ゴンのテンションが最も上がる牛肉スープを作ってあげることにしました。実際は焼肉用の肉を二切れほど湯通ししただけですが、その煮汁と一緒に牛肉を餌に乗せたところ、漢方薬も全部食べてくれました。

    気がついたら、それ以降咳がピタッと止まりました。昨日までの10分の1くらいの頻度になり、夜は一度も起こされることなく、ぐっすり眠れました。麦門冬湯は市販でも咳止めとして使われていますが、実際に使ってみると、使い方が難しい漢方薬です。一般的には1ヶ月ほど咳が治らないことと、痰が絡まない空咳の場合に出番となります。

    今回のゴンの咳は、まさにその条件を満たしていたため、私の見立て通り麦門冬湯が効果を発揮しました。漢方薬の効果を改めて実感した出来事でした。

  • やっぱり日本のお米は美味しい

    明日は敬老の日で連休ですね。いかがお過ごしですか?私はどこへも出かけず、のんびりNetflixでドラマを観たり、日頃あまりできない冷蔵庫の整理を兼ねて、眠っていた食材を使って自炊し、いろいろ食べました。おかげで冷凍庫に少しスペースができました。

    先日、開院9周年の記念に薬局からいただいたブランド米があったので炊いてみたら、びっくりです。日本のお米がこんなに美味しいなんて。このところずっと安いカリフォルニア米を食べていたので、その違いに本当に驚きました。美味しすぎて危険なくらいです。日本人に糖尿病が多いのは、こんなに美味しいお米が身近にあるからかもしれません。最近は米の価格高騰もあり、うどんやラーメンなどの回数が増えている家庭も多いのではないでしょうか。

    小麦は米より体に負担が大きいとよく言われます。小麦には中毒性(やみつきになる性質)があり、さらにグルテンが人によってはアレルギーを引き起こします。小麦製品で体調を崩しているのに気づかない人も少なくありません。慢性の胃腸症状やアトピーなどのアレルギーで悩んでいる場合は、試しに3日ほど徹底して小麦を抜いてみてください。変化がなければまた食べても構いませんが、体調が良くなるようならグルテンが問題かもしれません。その場合はパスタやパンでもグルテンフリーのものを探してみてください。最近はわりと手に入ります。

    キッチンの食材を整理していたら、なんと2年前に買ったよもぎ餅が出てきました。これは生協のカタログでデザートにしようと思って注文したのですが、届いたのはよもぎが練り込まれた緑色のカチカチの餅。薄くスライスされていたので焼いて食べるのだろうと思ったものの、期待したものと全然違ったため、結局食べずにしまい込んでいたのです。今日見てみるとカビも生えず、きれいにパックされていたので「これは食べられるかも」と思い、焼いてみました。ふっくらと膨れて美味しそう。まずは醤油を垂らしてみましたがイマイチ。そこで自作の発酵小豆あんこをのせてみたら、これがバッチリ。麹で発酵した小豆のほんのりとした甘さが、緑色の焼き餅と彩りもよく、とても美味しくいただけました。

    普通、おもちなどは正月を過ぎればカビが生えるものですが、最近の保存技術はすごいですね。工場がいかに清潔かということを実感しました。