むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 休日にしかできないこと

    世間はお盆休みですね。車の交通量も少なく、阿蘇方面へ向かうツーリングの大型バイクが少し多く感じられる程度です。夜に犬の散歩をすると、あたりは電気がついていないところも多く、とても静かです。私の休日初日は、クリニックのワックスがけでした。業者が来てくれるのですが、私は終わるまで立ち会わないといけません。しかも、ワックスが乾燥するまでは待合室や診察室でウロウロ出来ませんので、パソコンの前でじっとしていました。そこで、その間にするべきことは前から決めていました。スライド作りです。

    お盆明けから秋にかけては勉強会シーズンです。私もこの先2ヶ月で3つの講演を頼まれています。そのテーマも3つとも異なりますから、同じネタを使い回すわけにもいかず、3つとも完全に新作ネタです。日頃、勉強会で使えそうなネタをノートにつけていますので、それを元に1本60分程度のストーリーを考えます。症例を出して、解説をして、臨床応用のメッセージに込める、そういった作業の繰り返しです。ワックスがけが終わった頃には講演2つ分のスライドが完成し、3つ目の構想までは完成しました。

  • 物質と機能

    物質と機能は表と裏の関係にあります。東洋哲学では陰と陽です。物質が陰で機能が陽です。去年の8月10日に当クリニックは建築が完成して引き渡しがありました。その時のクリニックはただの建物であり、物質「陰」そのものでした。引き渡しの後から建物にはベッドを入れて、レントゲンを入れて、電子カルテのパソコンを入れました。そして、トイレットペーパーからコピー機まであらゆるものを買っては配置しました。毎日毎日物の準備です。ここまでで陰が充実したということです。そして先日書いたように「陰極まれば陽が生ず」です。必要な物品が揃ったところで、次は電子カルテの練習、会計のシミュレーションと、毎日が病院としての機能を持たせる準備に変わりました。思い出すだけでも、大変な8月でした。

    当時からクリニックに入職し、一緒に汗をかいてくれた職員の皆さんには本当に感謝します。みんなの力がなければ今の姿には達することができなかったと思います。これまで培ってきた技能をフルに発揮してくれた皆さん、そして新しい慣れない仕事にもチャレンジしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。

    機能と物質、陰と陽、表と裏、というのは、どちらが大事というものではなく、車の両輪みたいな存在です。例えば外来患者さんが増えてくれば、それに対応できるだけの人員を配置し、十分な機能を持たせるだけでなく、医薬品を準備したりお釣りを揃えておくという物質面での充実も必要となります。私は漢方の専門家ですから、陰陽のバランスを常に意識しながら病院の運営にも目を配っていきたいと思っています。

  • 食事は毎日のバランスが大事・・ではないと思う

    食事のバランスをとやかく指導するのは昔から内科医の仕事の一つでした。しかし、私が思うに、栄養学は学問の中でもっとも未熟であてにならないものだと思います。私個人としては、全く信じていません。栄養士を雇って糖尿病患者さんに栄養指導をすると、それなりの収入になるのですが、私は個人的には役に立つ代物ではないと思うので栄養指導はやっていません。例えば、貧血の患者さんに鉄分を多く含むほうれん草を食べましょうと言います。最近サラダホウレンソウというのがありますが、アクがなくそのまま食べられます。しかし全く鉄の気配がしません。あれは水栽培で何の栄養価もないと思います。私の場合、患者さんには鉄製のスキレット(小さなフライパン)で料理するように勧めています。南部鉄のやかんでお湯を沸かすのもいいですが、重いです。

    そして、毎日バランスの良い食事をするように言われますが、そんな必要はないと思います。おそらく、1週間くらいの間でバランスをとればいいのではないでしょうか。だいたい、歳をとると少食になります。ちょっと食べれば満足するので、肉、野菜、果物、海藻、キノコなどを毎日満遍なく食べようとすると、かなり困難です。そんな無理しないで、肉を食べる日、野菜を食べる日、という風にして、1週間でバランスを取れば、毎日の負担が少なくなります。

    ほとんどの動物は偏食です。肉しか食べない動物、草しか食べない動物、いろいろいますが、雑食動物は案外少ないと思います。文明(弥生時代)以前の人間は食べられる時に食べられるものを食べていたはずです。木ノ実、穀物、果物、貝そしてたまに肉や魚。そういう風に体はできていると思います。もし私たちが30種類の食材を毎日とらないと生きていけないような動物なら絶滅危惧種です。(あくまで私見です)

    日中は暑いですが、夜は涼しい風と虫の音が秋を感じさせますね。

  • やっぱり台風5号が来そうです

    今回の台風5号の進路予想を見ると、熊本は運が悪ければ直撃です。有明海側を通るルートでは、熊本市が台風の東側(進路の右側)にあたりますから、風の被害が大きくなると予想されます。何年も前ですが、とても被害の大きかった台風19号に匹敵するものと考えておいた方が良さそうです。

    テレビはあまり騒いでいませんが、所詮テレビは東京に被害のない場合は高見の見物です。来るぞ来るぞと騒いだりせず、被害が起こったら野次馬のように放送します。私たちは自分で正しい情報を収集しないといけません。いまの段階で予想されるのは日曜の夜に最接近です。とすると、金陽土曜のうちに備えた方がいいようです。私は今日の朝礼で職員に言いました。「月曜は台風の影響が予想されるので、安全第一で出勤してください。遅刻しても遅刻の扱いにはしません」

    私は早速準備を始めました。犬の餌を買ってくる。玄関先の植木鉢を片付ける。モバイルバッテリーを準備する。パンや缶詰などの食料を買ってくる。乾電池や懐中電灯を準備する。傘は役に立たないので、レインコートを準備する。ご飯を炊いて冷凍しておく。番茶をたくさん作って冷やしておく。などなど、地震と違って準備ができます。空振りでもいいのでちゃんと備えましょう。

    NASAがスペースステーションから撮った台風5号 (Typhoon Noru)

     

  • 突然涼しくなった

    何バカなタイトル、と思うかもしれません。ニュースでは熊本は38度越えで全国でも一番暑かったらしいです。しかし、仕事が終わって帰る頃にはぐんと涼しくなり、自転車で帰宅しても全く汗をかきませんでした。昼に比べて一気に10度くらい温度が下がっています。九州の南に台風が来ているので、そちらへ向かって北寄りの風が強まり、涼しくなったのではないかと思います。

    漢方の世界では陰陽理論(哲学)という基本があり「陽極まれば陰生ず」と言います。陽のピークを迎えた今、毎日少しずつ陰が増えて来ます。毎朝5時半に起きていますが、ちょと前に比べてだいぶ朝日が遅くなって来ました。そして仕事が終わって帰宅する際、暗くなって来ました。昼は暑い暑いと言いながら、確実に季節は陰転しています。季節の変わり目といえば春と秋を思い浮かべるかもしれませんが、陽極まり陰が生じ始める今の時期と陰が極まり陽が生じ始める節分の時期は十分な体調管理が必要です。

    今週末には台風が接近する予想が出ています。これだけギラギラした太陽が台風にエネルギーを与えていますから、まともに直撃されたら大変です。こちらに来ないことを祈りつつ、万が一こちらへ来た際の準備はいまのうちからしておく方が良さそうです。

    温度計が41度を指していた昼1時ごろの往診先のホスピタルメントで青空の風景を写真に撮ったら、ギラギラ光線が写っていました。びっくりです。