むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 美しい最期

    縁あって、往診を頼まれていた患者さんの最期を看取ることになりました。100歳を超えており、ご家族も理解があり最期は何もせず静かに見守りたいというご希望でした。3ヶ月くらい前には食事も入っていたのですが、次第に水分とゼリーくらいしか食べられなくなり、その後全く何も受け付けなくなりました。

    通常、病院ならここで脱水の治療として点滴をしたり、高カロリーの輸液をしたり、あるいは鼻から胃に管を入れて栄養を流したり、いわゆるスパゲッティー状態になります。しかし、今回は往診で点滴などもせずに最期を看取ることになりました。全く何も食べず、点滴もしないと次第に意識は薄れ、苦しい様子はありません。本当に仙人のように静かに呼吸をしています。それも3日ほど経ち、血圧が次第に下がってきました。もし病院だと、心電図モニターがアラームを鳴らしたり、血圧を頻繁に測ったり、酸素を鼻から流したりします。最悪の場合、心臓マッサージ、電気ショックというフルコースの蘇生術を受けてしまうこともあります。しかし今回は静かです。心電図のピッピッピッという電子音はありません。

    そして夜の12時近くに静かに息を引き取られました。私も、そろそろという情報の元自宅に待機していましたので、10分ほどで駆けつけました。なんとも荘厳で美しい最期でした。全く苦しみのない最期というのはこういうものなのかと知りました。病院ではほとんど見ることのない状況です。これから日本は高齢化がさらに進み、多死社会になると言われています。せめて、苦しまずに綺麗な最期を迎えてもらうのも私たち訪問診療にたずさわるものたちの使命だと思いました。

  • メリークリスマス

    クリスマスですね。つい最近テレビで知ったのですが、クリスマスイブというのはクリスマスの前日という意味ではなく、クリスマスの夕べ(イブニング)の意味だそうです。つまり、クリスマスというのは24日の午後から25日の午前にかけてだそうです。なるほど。

    お雛様は終わったらすぐに片付けないといけないと言われていますが、クリスマスツリーはどうなんでしょう。世の中はクリスマスが終わった途端に師走ムードとなり、新年を迎える準備に入ります。餅つきをしたり門松などの飾りつけをします。そういう中でクリスマスツリーが片付いていないと興ざめなので、やはりすぐに片付けるべきなのでしょう。今年は25日が日曜日なので片付けるのにはちょうどいいです。時間的な余裕があります。

    クリニックの12月の窓を飾る花はシクラメンとポインセチア。どちらも赤い花とグリーンの葉のコントラストが鮮やかでクリスマスっぽいです。しかし、これは1月になっても綺麗に咲き続けます。さて、飾ったままにするか、他の花に変えるか、考え中です。

    餅つきといえば、最近餅つきで配った餅でノロウイルスの食中毒が起こり話題となりました。餅つき大会を中止するところもあれば、ついた餅は食べずに鏡餅として飾り用に使うというところもあります。以前だと、まさか餅で食中毒なんて考えなかったでしょうが、ノロウイルスが検査で見つかるようになったのでこういう事実が判明するのです。食中毒は困りますが、つきたての餅を食べられないというのはなんとも寂しい時代ですね。

  • ホームページのアクセス解析

    今日は祝日でクリニックは休診でしたが、業者によるワックス掛けがあったので、職場にずっと待機していました。ゆっくり時間があったので、このホームページ(管理者用)のあちこちを見ていたら、アクセス解析のページがありました。これは案外重要な情報で面白かったです。

    当クリニックのHPを見てくれた人がどんな端末(OS)を使っているかという解析では、iOS (iPhoneとiPad)が30%、アンドロイド携帯が25%、ウィンドウズが25%、マックが20%という感じでした。つまり、半数以上が携帯かタブレットでパソコンのほうが少数派です。

    このホームページは携帯やタブレットに自動的に対応して表示するようにプログラムされていますので、パソコンの画面を単純に携帯端末で縮小表示するのと違って読みやすくなっています。しかし、私はブログをパソコンで書いているので、自然と字数も多くなり、携帯で見てみるとちょっと長すぎるかな、と思いました。

    というわけで、過半数の人が携帯端末で見ていただいていることを考えてコンパクトなブログにするよう気をつけて書こうと思った次第です。

  • 24日(土)は通常通りです

    今週末は3連休の方も多いと思いますが、12月24日(土)は通常通りの診療を行います。土曜日ですので、12時30分までです。

    最近はインフルエンザより胃腸炎のほうが多いみたいです。感染性胃腸炎は嘔吐下痢の症状が特徴的で、微熱が出る場合もあります。とてもひどい下痢や嘔吐で動けなくなることもありますが、逆にちょっとムカムカするけど下痢も嘔吐もない、という場合もあります。そのように軽い症状の時は、自分が感染性胃腸炎と気づかずに、あれ、どうしたのかな、ちょっとお腹の調子が悪いかも、というくらいで3日くらいすると治ってしまう場合もしばしばです。それでも感染力が強く、人にうつしてしまうことがありますから手洗いなどは注意しましょう。以前もブログに書きましたが、ノロウイルスはハイターなどの塩素系漂白剤で消毒できます。薄めた漂白剤をタオルや雑巾に染み込ませて絞ったものを拭き掃除に使うとよいでしょう。

    患者さんに時々あるのが薬を飲むために無理してご飯を食べました、ということですが、胃腸炎の際はなかなか食事も受け付けません。そういう時に無理に食事をする必要はありません。薬は吐き気止めなどをまず飲んで、時間差で残りの処方を飲んだらいいと思います。それより、脱水に注意して、食事が入らない分水分だけは補給してください。下痢で水分がかなり失われますので、その分を補給する必要があります。一気に飲むと吐いてしまうこともありますので、あまり冷やしていないものをチビチビ飲みましょう。オススメは脱水治療用のOS-1と云うポカリスエットのような飲み物です。たいていの薬局に売ってあります。

    当院では感染性胃腸炎の患者さんのほとんどに漢方を処方しています。これまでの経験上、漢方薬がすごくよく効くので、一応3日分は処方しますが、1日分で落ち着くことが多いです。ただ、何種類かの処方を患者さんごとに使い分けますので、これと決まった処方があるわけではありません。子供さんなど漢方の粉薬が飲めないという場合がありますが、この胃腸炎用の漢方はカプセルや錠剤がありますので、もし粉薬が苦手でも心配いりません。

    新聞によると、水前寺公園の水は震災後一時期かれたようになっていましたが、今では震災前より水位が上がったばかりでなく、透明度も上がったそうです。確かにここの水は驚くほど透き通っていました。

  • 昼休みの過ごし方

    私は昼休みにほぼ毎日往診に出かけています。片道30分くらいかかるところまで行っているので、往復するだけで1時間かかります。昼休みを12時半から2時半まで2時間取っていますが、午前の診療が昼にずれ込むと往診のスケジュールがかなりタイトになります。そんな中、たまに往診のない日があります。そうすると2時間の昼休みです。ご飯を食べても1時間はゆっくり休めます。私はこの往診のない日の昼休みにはクリニックの周りをランニングしています。

    今日は冬とは思えないほど暖かい一日でした。たまたま往診が入っていなかったので、クリニックから沼山津神社まで走り、秋津方面を回ってぐるっと約8キロのランニングをしました。沼山津神社付近は地震の被害が大きかったところで、神社も鳥居が壊れてしまって無残な姿でした。しかし今では、鳥居こそありませんが、ずいぶん元の姿に戻ってきました。復旧が進むのは嬉しいことです。わたしの犬の散歩コースの錦ケ丘付近では、セキスイハイムの家を1軒だけ残して右も左も全半壊で更地になってしまったところがあります。セキスイ恐るべしです。更地になったところは寂しいですが、すでに新しく新築の基礎工事が始まったところもたくさんあります。新しい街が生まれつつあります。新生熊本です。

    今日午後はたくさんの外来患者さんに来ていただきました。その中で、私が昼に近所をジョギングしているのを目撃したという方がおられました。また、先日は私がクリニックの前の歩道の落ち葉を掃除していたのを見たという患者さんも来られました。こうなってくると、襟を正してきちんとしておかないといけません。どこで誰に見られているかわからないです。まあ、昔から街医者というのは何十年も同じ場所にいて、相談事があるとなんでも聞いてくれて、地元のために貢献する人、という認識があると思います。そのように地元のみなさんに知っていただき、気軽に声をかけてもらえることが幸せだと感じます。