むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 街路樹の手入れは行政まかせ?

    まだまだ暑い日が続いています。寝るときに冷房を入れる日々が続いており、まだ暑さが続きます。今日の昼にはツクツクホウシの鳴き声を聞きました。最初は空耳かと思いましたが、間違いなくその音でした。朝から久しぶりに自転車で通勤してみたら、気分爽快でした。汗をかかずに自転車に乗れるのは何ヶ月ぶりでしょうか。ずっと暑い日が続いているように感じますが、天気予報の長期予報を見ると、11月からはかなり冷え込む予報になっています。寒さもまた辛いので、短い秋を楽しもうと思います。私は自転車でその秋を楽しむ予定です。

    クリニック前の歩道では、街路樹の落ち葉が少しずつ散り始め、毎朝の掃除が日課となっています。近所の皆さんから挨拶していただき、励みになります。以前はホウキで丁寧に掃いていましたが、最近は時短のためブロワーを使って一気に吹き飛ばして掃除しています。集めた落ち葉は、週に一度45Lのビニール袋に回収しています。クリニック前の木はけやきだと思いますが、通勤途中にはイチョウ並木があります。イチョウは困りものです。今はギンナンが歩道に大量に落ちてぐちゃぐちゃになり、汚いし臭いです。年末頃には黄色く色づいた葉が大量に落ちます。イチョウの葉は滑りやすく、非常に危険ですので、掃除が欠かせません。正直、街路樹には別の樹木を使ってほしいと思います。

    街路樹の手入れには相当な税金がかかっています。クスノキは大きくなりすぎて台風で倒れないよう枝を切り、盆栽のように小さく仕立てられています。その下にはツツジが植えられていることが多いですが、ツツジは花が終わった後に短く枝を切りそろえる必要があります。きちんと手入れをしてくれればいいのですが、中央分離帯などは背の高い雑草に覆われ、交差点で見通しが悪くなっている場所も見受けられます。財政難で道路のアスファルトもガタガタになり、街路樹には雑草が絡みついている光景は、まるで熱帯の衰退していく古代文明を見ているようです。

    手入れされていない街路樹を見ると、腹が立って、いっそのこと街路樹がない方がきれいだと思うこともあります。先だって、BIG MOTORの社員が店の前の街路樹を除草剤で枯らしてしまったというニュースを見て、気持ちがわからないでもないと感じました。

  • 祝 2つ目のノーベル賞

    今年2つ目のノーベル賞でしたね。嬉しいニュースです。日本は研究費が少なく、アメリカにはとても及びませんが、京都大学には本当に優秀な研究者が多いですね。今ネットで調べたところ、ノーベル賞受賞者の出身大学は、1位が京都大学、2位が東京大学、3位が名古屋大学とのことでした。先日ブログにも書いた、熊本大学の血液内科の教授だった高月先生も京都から来られていました。

    最近のことは分かりませんが、私が大学受験の頃、東大の入試問題は「勉強すれば解ける」タイプの問題でしたが、京大の入試は非常に独特で、単なる知識だけでなく、発想力や考える力を試される問題ばかりでした。京大だけは、それ専用の対策をしないと太刀打ちできないと感じたのを覚えています。このような「考える力」のある人が集まっていることが、ノーベル賞受賞につながっているのかもしれません。

    皆さんは、ノーベル賞受賞者に会ったことがありますか?
    日本では受賞者がまだ少ないため、実際に会う機会はなかなかありませんが、私はこれまでに4名ほどの受賞者にお会いしたことがあります。といっても挨拶をしたり直接話したわけではありません。何度か講義を聴く機会がありました。日本では東京で開かれる内科学会総会などで著名な先生方の講演を聴くことができるので、そういった場がチャンスです。

    私がテキサス大学に留学していたときにも、時々ノーベル賞受賞者による特別講演がありました。教室に入れれば自由に聴講できるスタイルで、アメリカでは日本の10倍以上の受賞者がいるため、特別なイベントというより日常の一部のような雰囲気でした。それでも講演の際は、教室が満員になるほどの人気でした。

    一方で、最近アメリカではトランプ大統領が研究費の削減を発表し、今後の科学の発展に影響が出るのではないかと懸念されています。しかし、最近のノーベル賞受賞者の中にはGoogleなど企業出身の研究者もおり、大学以外でも優れた研究開発が進められていることがわかります。日本でも、質量分析法の田中耕一さん(島津製作所)や、青色発光ダイオードの中村修二さん(日亜化学)など、企業から世界的な研究成果が生まれており、誇らしいことだと思います。

    大学に残っている先生方の話を伺うと、学生講義、病棟診療、外来、研究、論文執筆、厚労省の科研費申請など、業務が非常に多く、研究に専念できる環境が整っていないと感じます。
    アメリカの大学では、研究が得意な人は研究一筋、手術など臨床が得意な人は臨床一筋、学会発表や教育が得意な人はその分野に特化して活躍していました。その分、職員数は日本の何倍にもなりますが、それこそが「国力の差」だと痛感しました。

  • 韓国ドラマ「哲仁王后」にハマった

    Netflixでふとしたことから見始めた韓国ドラマ「哲仁王后」にハマってしまい、毎晩の夕食時の楽しみとなっていました。ほとんど毎日見続けていたら、ついに今日は最終回まで来てしまいました。クライマックスは大いに盛り上がり、最近見た中でも傑作だったと思います。

    韓ドラにはいくつかの定番パターンがあります。財閥3世、記憶喪失、タイムスリップ、昔受けた恨みを何十年越しに晴らすものなど。Netflixには、こうしたストーリー展開のデータが膨大に蓄積されており、「どんな展開を、何話目に入れると視聴率が上がるか」「どの俳優が最もそのストーリーに合うか」まで、データベースで分析できるそうです。
    最近よく見る「Netflixオリジナル作品」は、まさにそのようなデータに基づいて“最も多くの人に好まれるように”設計されたドラマとのこと。面白いに決まっていますね。

    日本でも、パターン化された展開といえば「水戸黄門」です。
    「だいたい何分くらいで印籠が出る」とわかっているのに、それでも面白い。これこそ鉄板の構成。言わば“安心して楽しめるフォーマット”です。最近はAIに学習させれば、いくらでも面白いストーリーを自動で作り出すことができます。そのうち脚本も、AIが大衆にウケる構成を自動生成する時代になるでしょう。ちなみにこのブログは、一般公開の前にAIで校正しています。私のChatGPTは、私のブログをすべて読んでいるので、私の語り口やテーマをかなり把握しているようです。時々、何を書くか思いつかないときに相談すると、まさに私が言いそうな内容を提案してくるので驚かされます。

    ニュースを見ていたら、韓国政府のデータセンターが火災に見舞われ、過去8年分の政府文書が消失したそうです。(ニュースの詳細:ITmedia News – 韓国政府のデータセンター火災
    役所で作る文書や人事評価など、大事なものは個々のパソコンではなくクラウドに保存されていたとのこと。その“本体”が焼けてしまったのですから、まさに大惨事です。
    デジタル時代は便利ですが、こうした事態に備えてバックアップをきちんと取っておくことの大切さを改めて感じました。

  • 葛根湯医者

    大阪大学の坂口教授が「制御性T細胞」の発見でノーベル賞を受賞しました。私は大学を卒業して最初の数年、血液内科に所属しており、当時の教授が成人T細胞白血病(ATL)の発見者である高月先生でした。驚くほど聡明な先生で、このATLの研究からAIDSが発見され、この分野の先駆けとなったという意味では、高月先生もノーベル賞候補に挙がっていたことがありました。残念ながら高月先生はすでに他界されましたが、ご存命であれば、ノーベル賞を受賞されていたかもしれません。

    そんな中、今日の熊日新聞1面には「木原稔氏官房長官」の記事がトップにあり、ノーベル賞の記事は隅に追いやられていました。熊日新聞すごいですね。忖度でしょうか。

    夜空を見上げると、昨日が中秋の名月、今日は満月とのことで、美しい月を拝むことができました。しかし、だんだん雲が多くなり、満月はその姿を消してしまいました。それでも、見ることができてラッキーでした。数日前の朝5時頃に夜空を見上げたら、星がすごくきれいで、空気が澄んでキラキラと輝いていました。秋の訪れを感じつつも、いまだに驚くほど暑い日が続いています。日中は真夏のような日差しで、帰宅時には日が暮れた後でも気温が30℃を超えていました。いつまで猛暑が続くのでしょうか。

    このような気温の変化により、血圧が上がったり、頭痛やめまいがひどくなったりする患者さんが後を絶ちません。体調不良を引き起こす原因になっているようです。洋服の調整やエアコンの設定など、こまめに調整することが必要な時期です。また、喘息や秋の花粉症が出ている方もいるので、体調管理には十分ご注意ください。

    ところで、落語に「葛根湯医者」という話があるのをご存知ですか? 風邪をひいたと言えば、これを飲んどけと葛根湯を処方する。頭が痛いと言っても、肩が凝ると言っても、お腹を壊したと言っても、どんな時でも「これを飲んでおけ」と葛根湯を出す。ちょっと聞くと、ヤブ医者のようですが、実はこれが漢方薬の無限のポテンシャルを表しているのです。

    西洋薬と異なり、漢方は治療目的が多岐にわたり、1つの処方がさまざまな疾患を治す力を持っています。私はよく苓桂朮甘湯や補中益気湯を使いますが、この2剤を合わせて使うと、まさに神秘的な効果を発揮します。今度、東方医学研修会という勉強会で、そのことについて発表しようと思っています。

    韓国焼肉『ITARO』

  • Windows10利用者は要注意

    ふるさと納税でアサヒビールのノンアルコールビールを頼んでいたところ、仲介業者からメールが届きました。ご存知の通り、先日アサヒ本社がランサムウェアと見られるサイバー攻撃を受け、システム障害をおこしています。そのため、現在発注を受けることができない状況だそうです。それに伴い、返礼品の発送がいつになるかも未定とのこと。大変な事態が発生しているようです。

    今回の騒動は、決して他人事ではありません。先日もブログで触れたように、Windows 10のサポートが数日後に終了し、Windows 11へのアップグレードか、セキュリティパッチのインストールが必須となります。Windows 11にアップグレードするためには、パソコンのスペックに条件があるため、アップグレードできないパソコンも存在するようです。実際、世界中で数億台のWindows 10搭載PCがサポート終了を迎えると予想されています。社会のインフラとも言えるWindowsパソコンが、一方的な理由でサポートを切られると、企業がランサムウェアの標的になりかねません。アサヒビールのような惨事が他人事でないことを、改めて感じさせられます。

    もう一つの問題は、マイクロソフトが勝手にアップデートを進め、スペック条件を引き上げることによって、まだ十分に使えるパソコンが何億台も廃棄されることです。当院も全て買い替えたため、古いPCを捨てるかどうかを悩んでいるところです。SDGsなどと言われている中で、これだけ大量の資源と人件費が無駄に使われている現状は、どう考えても疑問です。

    大量生産、大量消費の時代は終わりました。今や、ものを大切に長く使うことが当たり前です。スマートフォンも、最初の頃は新しいものが出るたびに買い替えていた人も多かったでしょうが、最近では数年に1回のペースでしか買い替えなくなったのではないでしょうか。それは、十分に使えるからこそで、新しいものと古いものの差があまり感じられないからです。

    企業も、毎年「成長戦略」や「収益拡大」を掲げて新しいプランを立て、拡大路線を進めようとしますが、人口が減少している現状では、それが無理であることは明白です。国内産業において、現状維持ができるだけでも立派なことだと思います。しかし、そうした現実に気づいていない企業もまだ多いように感じます。

    ナムル盛り合わせ