むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 環境が変わることはストレスでもあり薬でもある

    今日は春分の日でお休みでしたね。快晴でとても暖かく、スポーツや行楽にうってつけの一日でした。

    こんな良い天気だと布団を干したり洗濯に精を出したいところですが、今日は訪問診療の予定が入っていました。たまたま訪問人数の多い日だったので準備にも時間がかかり、布団干しは叶いませんでした。

    ただ、金曜日は燃えるゴミの日だったので、このところ気合を入れて進めていた断捨離のゴミをまとめて出すことができました。朝から慌てて袋に詰めたところ、大きい袋で6袋分。我ながら驚きましたが、家の中もずいぶんきれいになりました。

    ゴミステーションがカラスに荒らされて生ゴミが散乱していたので、掃除ついでにきれいに片付けておきました。良いことをしたような、清々しい気分になりました。

    また、以前からやりたいと思っていたクリニックの観葉植物の植え替えも済ませました。1年以上経って大きく育ち、鉢が手狭になっていたので、一回り大きな鉢に新しい土をたっぷり入れて植え替えてあげました。新しい環境を喜んでくれるといいなと思います。

    引っ越しシーズンと「心臓への負担」

    訪問診療で街を走っていると、あちこちで引っ越しトラックを見かけます。 進学や就職、異動……。3月から4月にかけては、誰もが環境の大きな変化に直面する季節です。

    実は、私がかつて済生会病院で心筋梗塞の統計を取った際、「3月は特に心臓発作が多い」という明確な結果が出たことがあります。年度末の多忙さや、新しい環境への適応に伴う目に見えないストレスが、血管や心臓に大きな負担をかけている証拠だと言えるでしょう。

    「環境を変える」という最大の治療

    日々の診療でも、「職場のストレスが限界で……」と切実な悩みを抱える方にお会いします。 強いストレスで心身を病んでしまった場合、安定剤などのお薬で症状を和らげることはできますが、それはあくまで対症療法に過ぎません。

    最も効果的な「治療」は、物理的に職場環境を変えることです。 実際に、上司への相談や異動願いが叶い、部署が変わった途端に表情が見違えるほど明るくなる方を何度も見てきました。

    「部署異動」や「転勤」は、単なる人事異動ではなく、心療内科的にも極めて大きな意味を持つ「処方箋」になり得るのです。

    新しい門出を迎える皆様、そして今の環境で踏ん張っている皆様。 春の変化は、心身に大きなエネルギーを強います。どうかご自身の心の声を無視せず、無理のないペースで新しい季節に馴染んでいってください。

    だご汁の店「ここのつ」のランチ もちろんこのおかずにご飯とだご汁がつきます。