先週末は息子夫婦が帰省してきたりして慌ただしかったですが、今週末は特に用事もなく、のんびり過ごせました。こういう息抜きの時間は本当に貴重です。シルバーウィークの祝日が2週にわたったため、変則的に忙しい日が続きましたが、今週はやっと通常通りのペースに戻りそうです。
もうすぐ、私が主催する「東方医学研修会」という漢方の勉強会があります。私自身も演者の先生の前座として30分ほど講演する予定なので、大急ぎでスライドを作っているところです。今回は、ChatGPTの力を借りて、いかに時短でスライドを作れるか実験的にやってみようと思っています。といっても凝ったイラストを作るわけではなく、アウトラインを作る段階を手伝ってもらい、一気に仕上げるつもりです。ブレインストーミング(ブレスト)と言って、みんなでアイデアを出し合う会議がありますが、今ではAIの力を借りて「ひとりブレスト」ができる時代になりました。
話は変わりますが、漢方は西洋医学的な病名よりも「証(しょう)」を重視します。証とは、表裏・寒熱・虚実といった軸で病態を表すもので、もう一つの重要な視点が「気・血・水(き・けつ・すい)」です。私は日々の診療の中でこの「証」を見立てて漢方薬を処方しています。
先日、家のゴンが咳をしていたので麦門冬湯を飲ませたところ、咳が止まりました。ところがしばらくして再び咳が出るようになったため、犬にも人と同じように「証」が重要なのかを確かめたくなり、今度は風邪の咳に使う「参蘇飲」を試してみました。しかし、結果はまったく効果なし。やはり最初の見立て通り、ゴンの咳には麦門冬湯が合っていたようです。
ところで、医療費や調剤薬局での支払額は、国が定めた「保険点数」によって全国一律に決まっており、自由に値上げや割引をすることはできません。国は医療費の高騰を理由に、診療報酬の改定のたびに物価上昇を無視して医療費抑制に力を入れています。その影響で、多くの医療機関が赤字に陥っており、「医療崩壊が目前」とまで言われるようになりました。物価が上がれば給料も上がらないと生活が苦しくなりますが、医療・介護業界では収入が上がらない仕組みのままで、人手不足に拍車がかかっています。せめて一般企業並みの給料を払いたくても、それが難しい状況です。
今後も高齢化が進み、医療や介護のニーズが減ることはありません。ちょうど今、首相選が行われています。私たちに直接選ぶ権利はありませんが、誰もが老後を安心して過ごせる社会をつくってほしいと強く願います。

トルティーヤが揚げてあるタコスなんて初めてでした Piggy’s BBQ
