むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • カルテは公文書

    私が毎朝出勤して最初にするのは、キューネットのセキュリティ(夜間警備)を解除することです。これを忘れていきなり鍵を開けると、サイレンがけたたましく鳴り、わずか数分で警備員さんが駆けつけてきます。実は過去に何度も「すみません、うっかり解除し忘れました」と謝ったことがあります。

    今朝はちゃんと解除して玄関に入ったはずなのですが、なぜか警備員さんが到着。どうしたことかと思ったら、解除操作をしたのに実際には解除されておらず、しかも通常なら鳴るはずのサイレンも鳴らなかったとのこと。調べてもらうと、昨夜の雷でセキュリティ端末が故障していたようでした。警備員さんから修理担当者にバトンタッチし、すぐに直してもらいました。キューネットさんの対応の早さには本当に感謝です。

    さて、最近は「職場のパワハラで体調を崩している」という患者さんが毎日のように来られます。心療内科の新患受付は現在停止していますが、もともとかかりつけの方については、このようなストレスによる体調不良のご相談も受けています。

    パワハラとは、上司が部下に無理難題を押し付けたり、感情的に叱責したりすることを指します。ただし診療の場で、上司と部下双方の言い分を確認して事実関係を明らかにすることはできませんし、それが医師の役割でもありません。場合によっては、部下側にも叱責される理由があるケースがあるのかもしれません。しかし私たちの仕事は、あくまで「事実関係の調査」ではなく、「体調の改善と治療」です。職場環境の改善は大切ですが、その対応は産業医や管理職といった立場の方々にお願いすることになります。

    同じように、家庭内のトラブルが原因で体調を崩される方も少なくありません。配偶者のモラハラが原因で来院される方の中には、離婚調停や裁判に至るケースもあります。この場合も、私の役割は体調の管理です。ただし、家庭での出来事が症状に関連している場合は、その経緯をカルテに記録しておくことがあります。これは後に裁判資料として提出を求められることがあります。

    カルテには一方の主張をそのまま記録することになりますが、裁判に使われる可能性があるため、診察時には誇張や事実と異なる内容がないよう、できるだけ正確にお話しいただくことが大切です。そうでないと、のちのちトラブルの原因となりかねません。

    晴れたり雷雨になったり目まぐるしく天気が変わりました