むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 仕事の効率について考える

    夏至でしたね。仕事から帰って犬の散歩をする頃にまだ明るいと、なんだか得した気分になります。嬉しいものです。

    私がアメリカに留学していた頃、仕事は朝6時に始まり、夕方4時に終わっていました。実際は5時半には出勤していましたし、仕事の後は大学のスポーツジムでランニングをしたりシャワーを浴びたりして、帰宅は5時過ぎ。そこから日が暮れるまでにかなり時間があり、よく友人たちを家に呼んでバーベキューを楽しんでいました。アフター5が充実していると、生活全体に張りが出てきます。

    今の生活では、どんなに早くても帰宅は夜7時過ぎ。でも夏至のこの時期は、そこからさらに1時間は明るいので、まだ何かできそうな気がしてワクワクします。

    アメリカの生活を思い出していて、ふと気づいたのですが、当時は夕方5時を過ぎて働いていると、上司に叱られました。「何をしているんだ、早く帰りなさい」と。最近は働き方改革で、日本にも同じような企業が増えてきたかもしれませんが、アメリカの場合は背景が少し違います。

    アフター5に一人でオフィスに残っていると、会社のデータや備品を盗むのではと疑われかねないのです。掃除をしていると、「あなたの給料は掃除のために払っているのではない。与えられた仕事に集中しなさい」と言われました。

    結局、日本ではダラダラと残業してしまう文化がありますが、アメリカではとてもシビアで、限られた時間内に猛烈に集中して働くのが当たり前でした。むしろ、日本人よりも勤勉なのではないかと感じたほどです。

    2023年の統計によれば、一人当たりの労働生産性は日本が877万円、アメリカは2751万円と、実に3倍もの差があります。物価が安い分、日本でもなんとか生活できていますが、同じように朝から晩まで働いているのに、会社が生み出す利益にこれほどの差があるとは驚きです。怠けているわけではないのですから、仕事のやり方に根本的な問題があるのだと思います。

    道路事情を見ても、日本の道路は狭く、スムーズに運転できないことが多く、それが生産性の低さにもつながっていると感じます。熊本市内でも、右折しようとする車が1台いるだけで、その信号が変わるまで後続の車が1台も進めないような道路がいくつもあります。そんな場所で無駄に時間を過ごすのは本当にもったいないですし、ガソリン代も無駄になります。

    メールで済むような用件でも、わざわざ直接面会し、挨拶しないといけないような商習慣も非効率です。会うからには、メールでは得られない「プラスアルファ」がなければ意味がありません。

    私は、自分では歩くのが速い方だと思っています。ジムで走っていることもありますが、常に「1分」を意識して生活しているので、移動にかかる時間が最も無駄に感じるのです。