記録的な早い梅雨入りのため、田植えの準備が間に合うか心配されていましたが、クリニック近くの麦畑は一気に小麦色に染まり、収穫も間近のようです。つい先日まで青々としていた麦畑が急に色づいたのは、農家の方のなにか秘策があるのかもしれません。ともかく、麦の収穫が終わらないと田植えの準備に入れません。なんとか麦も収穫できそうなので良かったですね。梅雨入りしてから慌てて準備をするのでは、まさに「泥縄」というものです。
この数年、米不足が続いているだけに、今年は豊作となり、少しでも解消につながってほしいものです。とはいえ、この不安定な天気の中、田植えまで順調に進むのか、少し心配です。
しかも今日は、日中の最高気温が30度を超え、夕方7時頃に車に乗った時も外気温はまだ27度。まるで真夏のような一日でした。昨年の、あのとてつもなく暑くつらかった夏を思い出します。
体がまだ暑さに慣れていないこの時期は、体調管理がとても難しいものです。すでに熱中症が疑われる患者さんも来院しています。エアコンを上手に使い、無理せず過ごしましょう。
サウナなどで日頃から暑さに慣れていると、こういう時期は少し有利かもしれません。普段あまり汗をかかない方は、体に熱がこもりやすく、熱中症リスクが高まります。サウナで「発汗力」を鍛えておくと、暑いときに適切に汗が出て、体温調節の助けになります。
汗といえば、更年期の方の中には「気温に関係なく汗が噴き出して困る」と訴えられる方も少なくありません。特に夏場はさらに汗が出やすく、「なんとかしてほしい」とご相談に来られるケースが多くなります。こうしたお悩みに対しては、漢方薬を使って少しでも楽になるよう努めていますが、残念ながら、誰にでも確実に効く処方ではありません。「飲まないよりはマシ」という程度のこともあります。
一方、西洋薬には発汗を一時的に強力に抑えるものもあります。これが功を奏する場合もありますが、発汗が止まることで熱が体内にこもり、かえって熱中症のリスクが高まるという副作用もあるため、使用には注意が必要です。
更年期には、発汗のほかにも、イライラ、のぼせ、手指のこわばりなど、さまざまな症状が現れることがあります。このような不定愁訴に対しては、漢方が比較的相性が良いこともあり、整形外科や産婦人科でなかなか改善しなかった方でも、一度試してみる価値はあると思います。

