むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 情報は自分で集めて分析しよう

    台風10号は奇跡的に西へそれて勢力も弱まったので被害は最小限で済みました。皆さんいかがでしたか?私は朝の5時の時点で情報を集めました。まだ風は強かったのですが9時過ぎには落ち着くと判断し、通常通りの診療としました。市役所を始め、多くの機関は予定休業で、自宅待機となった人も多かったと思います。

    結局コロナの騒ぎと同じでTVは最も被害の大きいところに取材に行って、視聴率の稼げるシーンを繰り返し流します。「経験したことのないような」とか「命を守る行動を」とかとにかく不安を煽ります。不安を煽(あお)った方が視聴率が取れるのと、たいしたことないように言っておいて大きな被害が出たら叩かれるが、逆に怖いことが起こると言っておいて何もおこらなくても、叩かれないから不安を煽るのです。それでも、窓にベニア板を打ちつけたり、ガムテープをベタベタ張ったらきれいに剥げなくなった家庭もたくさんあるでしょう。本来なら、放送局や気象庁に、どうしてくれる、もっとちゃんと予報してくれ、と文句の一つも言いたいでしょうが、いう人はいないと思います。結局、大袈裟に不安を煽った方が放送局としては視聴率が取れるし、たまに視聴者のためになり喜ばれるし、怒られることもないし、で良いことづくめなのだと思います。

    しかし、私たちはTVを過信せずあらゆる情報を集めて自分で分析し、判断する必要があるでしょう。人任せはいけません。天気予報にしてもTVの他にもウェザーニュース(民間気象会社)、Windy(アプリ)、アメリカ軍の天気予報、CNNやFOXニュース(アメリカの情報)などネットでいくらでも情報は手に入ります。そして、天気予報だけではなくその根拠となった気圧配置(天気図)、レーダー、その他いろいろな情報も手に入ります。要は気象庁の言うことだけ、あるいはTVの言うことだけを信じず、自分でアクティブに情報をとって分析する姿勢が大事だと思うのです。自分で調べれば、何時ごろどちらからの風が強いかわかるので、養生した方がいい方角と安全な方角が予想できます。そうすれば無駄にベニアやテープを貼らなくて済むと思うのです。

    同じことはコロナ騒動にもいえます。マスコミは不安を煽って視聴率を稼ぎたい。国は失策と批判されたくない。みんな金儲けと自己弁護最優先なのですが、それは決して表に出さず、あなたと、あなたの大切な人の命を守るために・・ときれいごとを並べます。そんな偽善的セリフをテレビなどのマスコミや政治家が口にした時はその裏を考えてしまいます。何も考えずにTVを信じているあなたはきっと騙されています。

    熊大病院