クリニックは広告が規制されており、自由にCMをしたりチラシを配ったりすることはできません。唯一できるのは看板とホームページくらいです。テレビでCMをしている病院を見たことがある人もいるかもしれませんが、あれも厳しいルールがあり、病院名を連呼する程度までしか許されていません。
看板は、以前は道案内として役立っていたかもしれませんが、今はカーナビやスマホの地図があるので、看板を頼りに来院する人はほとんどいないと思います。それでも交差点ごとにたくさんの病院の看板が立っているのはなぜでしょう。
私が思うに、それは「潜在意識に刷り込む」効果があるからだと思います。「あ、なんか聞いたことがある病院だ」と思ってもらえれば目的は達成です。全く知らない病院よりも、看板で名前だけでも見たことがあれば、身近に感じてもらえるのです。
そのため、クリニックをしていると看板屋さんから「良い場所が空きましたよ」と次々に案内が届きます。道の右側か左側か、交通量は多いか、信号で停車したときに見える位置か、近くに視界を遮る建物や木がないか…条件は色々あります。紹介を受けても、やはり自分で現地に足を運び、車の流れや停車時間、近隣の人口や年代層まで確認します。
先週、熊本高森線の惣領神社交差点近くの物件を紹介されました。このあたりは熊本地震の震源に近く、いまだに復興道路の建設が続いている場所です。看板を立てるかはまだ検討中ですが、神社の近くということもあり、神様に守られているような安心感を覚えました。
その道を益城方向へ真っすぐ進むと、右側におしゃれな料亭のような食堂を見つけました。名前からして当院の患者さんのお店かも、と思い飛び込んでみたところ、ランチに間に合いました。おすすめの天丼をいただきました。大きなエビや穴子などが器いっぱいに盛られていて驚くほど美味しかったです。思わぬ発見で、また通いたいお店になりました。

四季の味やまもとや
