日曜は地域医療センターの出動協力医として、救急外来の内科を担当しました。これは何ヶ月かに一度まわってくるので特別なことではないのですが、その朝、久しぶりにぐるぐるめまいがして真っすぐ歩けないほどでした。手すりに伝いながらなんとか台所まで移動し、急いでコーヒーを飲んで出勤の準備をしましたが、気持ち悪くて朝ごはんは食べられません。このままでは仕事に行けないと思い、患者さんにも勧めているめまい体操(エプリー法)を2回試しましたが、かえってめまいはひどくなりました。
「やばい」と思い、自宅にあった苓桂朮甘湯とセファドールを飲み、気合だけで準備を整えました。少し薬が効いてきたのか若干おさまった気がしたので車に乗ってみたのですが、風景がバンバン横に流れて見えます。まだエンジンもかけていないのに、「運転は絶対に無理!」と判断し、車はあきらめてタクシーを呼びました。
幸い日曜朝ですからすぐにタクシーは到着。乗り込んだものの、景色が動くとめまいが強まるので目を開けていられません。「地域医療センターまでお願いします」と告げたあとは、ずっと目をつぶっていました。運転手さんは「この人、体調悪いんだろうな」と思ったのだと思います。何も言わず一目散に走ってくれ、おかげで時間ぎりぎりに到着。ふらふらしながらも当直日誌など一式を受け取り、着替えて外来診察室に入りました。「ここまで来たらなんとかなる」と腹をくくりました。
患者さんは20人ほどで、ほとんどが発熱患者さん。コロナの検査をして薬を出すだけなので、座って診察していればめまいはあまり起こりません。なんとか業務を終え、帰ろうとしましたがタクシーがいません。幸いめまいも少し落ち着いていたので炎天下を歩いて下通まで行き、三年坂の韓国料理店「ネネチキン」で冷麺を食べ、鶴屋前からタクシーで帰宅しました。帰りは車の窓から景色を見られるくらいに回復していました。
なぜめまいが再発したのか考えていたら、前日の江津湖の花火大会を思い出しました。公園の広場で1時間以上、空を見上げ続けていたのです。これはめまいの人にとっては過酷なチャレンジ。今思えば無茶をしたなと反省しました。
今日はチョコザップでいつも通りランニングをして、施設内の清掃もして帰れるほどに回復しましたのでご心配なく。めまいの患者さんはとても多いので、自分の体験をもとに、いい治療法を研究しています。昨日ふと思いついた処方があり飲んでみたらかなり効いているようなので追試したいとおもっています。
そして、開院9周年のお祝いメッセージを各方面からいただき、本当にありがとうございました。これからも地域の皆さんの健康と幸せのために、ますます頑張っていきます。

ネネチキンの冷麺。スープが凍っているので冷え冷えで美味しい!暑い今こそお試しあれ
