むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 藤好先生に御礼の言葉

    熊本が梅雨入りしたのかはっきりしませんが、九州南部が梅雨入りしたと発表されたその日から、激しい大雨に見舞われました。
    土曜の日中は一時的に雨が上がったこともあり、患者さんがここぞとばかりに来院されて、かなり忙しい診療となりました。申し訳ないと思いつつも、お一人お一人にかける時間はぎりぎり最小限にとどめ、できるだけ待ち時間を少なくするよう努めました。ご協力いただき、本当にありがとうございました。

    外は蒸し暑く、エアコンを入れないとぼーっとして仕事になりません。もし待合室が寒いなど、何か気になることがあれば、遠慮なくお声かけください。

    さて、予防医療セミナーまで残すところ1週間となりました。今日はスタッフみんなで、最後の詰めの話し合いを行いました。今ではオンラインでZOOM会議ができるので、話し合いもとてもスムーズです。晩御飯を済ませたあと、自宅からパソコンで参加できるのは本当に便利ですね。
    当日の役割分担や進行の確認も終え、あとは本番を迎えるだけです。参加予定の皆さんには、ぜひ楽しみにしていてください。申込みに間に合わなかった方には第2弾を検討中ですので、しばらくお待ちください。

    そんな中、私にベジタリアン・フードを勧めてくださった、藤好クリニックの藤好先生がご逝去されたという訃報が届きました。とても残念です。
    藤好先生とは、地域医療センターの出動協力でよくご一緒していました。わりと最近もお会いして、医局で雑談したことを思い出します。
    そのとき私が先生にお伝えしたのは、「感染性胃腸炎に黄連解毒湯が効くと教えてくださったのは藤好先生です。『だまされたと思って使ってごらん』とおっしゃるので使ってみたら、本当に良く効いて、それ以来10年以上、ずっとそのときの教え通りに処方しています」ということでした。

    すると藤好先生は、「ほう、そんな話したかね。最近は感染性胃腸炎には黄連解毒湯ではなく、別の処方を出しているよ」とのこと。「あれれ……」と思いましたが、私たち医師は、常に診療の現場を通して学び、進歩しています。日々勉強であり、学びが深まるほど診療内容も変わっていきます。その分、昔より腕も上がるというものです。
    このあたりが、手技の巧みさを重視する外科とは違い、経験で進化し続ける内科の面白いところだと私は思っています。年齢を重ねても、経験を武器にベテランとして一目置かれる世界です。

    先生がどのようなご病気で亡くなられたのかは存じ上げませんが、ベジタリアンで長生きを証明される前に旅立たれたのが残念です。…とはいえ、そのためというわけではありませんが、私も最近焼肉プレートを購入して、自宅で焼き肉を楽しむようになったので、ベジタリアン生活は自然と中止になりました。やはり何事も、バランスよく食べるのが良さそうです。

    藤好先生から教えていただいた数々のことは、私の中ではかけがえのない宝物です。その教えは、今も私の診療や生活にしっかりと息づいています。本当にありがとうございました。