朝からネットでニュースを見ていたら、NVIDIAの株価が急落したという話が載っていました。NVIDIAは、チャットGPTなどアメリカのAI開発の技術的な面を引っ張っている最先端企業です。その会社の株価が急落した理由は、中国のDeepSeekという会社が開発したAIが、チャットGPTなどの開発(いわゆるディープラーニング)にかかった費用の10分の1で実現されたというニュースが報じられたためです。さらに、その中国製AIのDeepSeekは、オープンAI(チャットGPT)を凌ぐ性能を持っていると言われています。AI開発が10分の1でできるなんて、先駆者にとっては打撃が大きいですが、世界にとっては朗報です。
そのDeepSeekが本当にチャットGPTを凌ぐAIなのか、早速試してみました。明後日開催する漢方の講演会があり、その講演のネタとして症例検討があります。58歳男性の動悸・不安感という症例で、病歴や所見が約800字にまとめてあります。この症例を写真に撮り、適切と思う漢方処方をあげてくださいという指令を書き、ChatGPT、Google Gemini、DeepSeekの3つのAIに投げてみました。すると、DeepSeekは正解でした。その処方を選んだ根拠も正しく、鑑別として挙げた他の処方も妥当でした。合格です!一方、ChatGPTは間違っていませんが、正解は2番目の候補でした。Geminiは頑張って考えていましたが、ピントがズレていました。
漢方の臨床問題をAIに考えてもらう企画は以前もやったことがありましたが、わずか半年ばかりのうちに相当賢くなっていました。しかも今度中国から出てきたDeepSeekは漢方に強い!さすが中国製だ。私のブログの校正はいつもはChatGPTに頼んでいるのですが、今日はDeepSeekを使いました。私の使い方では確かにChatGPTに引けを取りません。Geminiよりは間違いなく賢いです。

