むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • アルピニスト

    私の毎日飲むサプリの中に、一つだけ変わったものがあります。以前もブログに書いたことがありますが、ニナファーム(フランスのサプリ・化粧品メーカー)の抗酸化サプリ「オキシリア」です。これはビタミンCなどとは異なる種類の抗酸化作用を持ち、オリーブ葉や黒インゲンなどから抽出した抗酸化物質をもとに製品化してあるそうです。

    ニナファームは他にも様々なサプリを出しています。その中でも興味深いのが、フランス・アルプスの山頂に研究所を構え、登山帰りの人たちが抱える筋肉痛・関節痛などの不調を改善する目的で開発されたドリンク「アルピニスト」です。医薬品ではないため効能の表示はできませんが、その開発背景から「いざというときに良いらしい」と噂を聞き、私も1箱常備していました。

    先週はレセプトチェックや漢方講演の準備でデスクワークが多く、多忙を極めました。さらにインフルエンザ急増で日中も嵐のような忙しさ。おそらくそのせいで日曜には腰痛が出てきました。ストレッチに行って一旦軽くなった気はしたものの、完全には治りません。自宅でストレッチポールやマッサージ機を使っても改善せず。

    そこで月曜、職場に着いてすぐにアルピニストを1本飲みました。その日は大きな変化はなかったのですが、火曜も朝1本飲んだところ、今日(水曜)にはすっかり痛みがなくなり、自分でも驚きました。サプリがこんなに効くことがあるのかと感心したほどです。さっそくチョコザップでランニングも再開しました。

    注)商品を推奨するものではなく、個人的な感想です。

  • 認知症の将来展望

    最近、クリニックを受診された方はご存じかもしれませんが、私はこのところ毎週末ずっと予定が詰まっており、髪の毛がボサボサのままで、なかなか切りに行く暇がありません。今度の週末は休日当番医なので、最短でも2週間後の週末しか床屋に行けません。平日、休まず診療をしていると、こうしたちょっとした時間のやりくりが難しく、大変な面もあります。誰かに頼める用事ならまだしも、さすがに自分の散髪を頼むわけにもいきません(笑)。

    さて、今日は診療後に認知症の勉強会があったので参加しました。驚くほど多くの参加者が集まっていたので、何事かと思ったら、大学の精神科に新しい教授が10月から赴任され、その初講演だったようです。専門の先生たちは、どんな教授が来たのか楽しみにしていたようで、現地参加されていた方々も多かったです。私は精神科の専門家ではないのですが、認知症の話を聞きたくて参加しました。運よくその初講演を聞くことができました。

    最近、認知症に関する話題では、アミロイドベータに対する抗体治療ができるようになったことが注目されています。この治療は非常に高価で、治療ができる施設も限られています。しかし、今日の講演では、認知症は症状が現れた時点で、もうおしまいだと聞きました。症状が出る前、すなわち20代、30代からすでに勝負が始まっているということです。遺伝的な要因と生活習慣が合わさった結果として、何十年もかけて進行します。高齢になり、認知症と診断された時には、もう後戻りできないレベルに進んでいるというのが現実です。

    当院でも、高齢の患者さんから「最近物忘れが気になる」「ボケたのではないか」と相談を受けることがありますが、実際には治療するにはすでに遅すぎるみたいです。現在、できることは観察される症状をいかに軽くし、進行を食い止めるかが主な目標となりますが、認知機能を元に戻すことは非常に難しいです。現在使われている認知症治療薬も、さほど大きな効果が期待できるわけではありません。

    今後の展望として、最近アメリカでは血液検査で認知症のマーカーを測定できるようになりました。この検査は認知症の進行度合いときれいに相関しており、まだ症状が出ていない段階でも認知機能の低下を証明できるようになっています。また、生活習慣を改善することで進行を食い止められたかどうかもわかるようになります。現在、日本ではこの検査は保険適用外ですが、将来的には実施できるようになると考えています。

    とにかく、今私たちができることは、若いうちから血圧や血糖をきちんと管理すること、適度に運動すること、そして社会的に孤立しないようにすることだと思います。

    クリスマスマーケット サクラマチ前

  • 風邪を予防するには

    インフルエンザがかなり増えてきています。家族に感染者が出ると、あっという間に蔓延してしまうのが現実です。私が校医をしている中学校では、ついに学校閉鎖となりました。相当数の学生が罹患しているようです。受験を控えた学生さんたちにとって、今が大事な時期なので、しっかりと予防に努めたいところです。

    さて、インフルエンザには麻黄湯が効くと聞いて、薬局で買って飲んでいる方がいます。しかし、家族にインフルエンザが発生した際、麻黄湯で予防ができるかについては、私自身データを見たことがありません。少しは効果があるかもしれませんが、それほど大きな効果を期待するのは難しいと思います。そもそも、麻黄湯は風邪のごく初期に使う漢方薬です。私たちが処方する際も、長くて3日分。基本的には初日だけ、もしくは翌日までしか使わないことが多いです。それを過ぎると、効果が薄れるだけでなく、副作用のリスクもあります。もし市販の漢方薬を買うなら、葛根湯や柴胡桂枝湯の方が無難です。

    予防に何が有効かを考えると、やはりビタミンCとビタミンDではないでしょうか。これらは薬局で簡単に手に入りますし、一日2000mg以上のビタミンC、1000〜5000単位のビタミンDを摂取することで、かなりの感染予防効果があります。副作用もほとんどなく、安全に使用できるので、非常にお勧めです。

    さらに、免疫力を落とさないためには、バランスの取れた食事と、十分な睡眠が欠かせません。体を冷やしすぎないようにすることも重要です。体が冷えると酵素活性が低下し、免疫力も落ちてしまいます。雨に濡れたまま長時間外にいると風邪を引くのも、このためです。最近感じるのは、サウナ後に外気浴をするとき、あまりにも長時間外にいるのは風邪を引く原因になるということです。適度に切り上げ、体を冷やしすぎないことが大切です。

    年末の忘年会などで大勢が集まる機会も増えますが、体調が悪い場合は無理をせず、周囲のことを考えて欠席を検討するのも一つの選択です。皆さんの健康を守るためにも、気をつけて過ごしましょう。

    クリスマスマーケット@花畑公園(サクラマチ前)

  • 体が資本。柔らかい体。健康な体

    私は自分用と仕事用(往診)に合わせて車を3台持っています。これが、たまたま全部年末年始で車検となります。年明けでもいいのですが、バタバタするので、時間があるうちにだしておこうと、先週から毎週末に一台ずつ車検に出しています。3台中2台は日産で1台がダイハツでした。昨日からダイハツで車検をしたのですが、手際が良いのには驚きました。代車を借りて家に帰り着いたらすぐ見積もりができたと電話があり、それでお願いしますというと、数時間で仕上がると言われました。昨日はクリニックの忘年会があったため、出来上がった車を受け取りに行けず、今朝一番で取りに行きました。タイヤまでピカピカに磨いてもらい、大感激です。

    その後、前の車の車検証ができたのを受け取りに日産に立ち寄ったら、新型リーフ(試作車)が展示されていました。ネットなどで、新型モデルのニュースを見ましたが、現物が熊本にも2日間だけ登場したそうです。プリウスに似た形で、現行より背が高く大きく見えました。かなり値段も高いので、簡単に手が出る代物ではありません。その後、せっかくだから日産ルークスも是非見ていってくれと店員さんに勧められて、見物しました。新型の軽自動車は300万超えの高級車です。運転席のメーター類などは新型リーフについているのとほとんど同じ。贅沢な装備です。運転はしていませんが、室内は広々としており、快適そうでした。それにしても、軽自動車の進化はすごいですね。

    昼から、久しぶりにDrストレッチに行き、肩や股関節などをストレッチしてもらいました。私の体はすごく固く、居酒屋などの座敷タイプだとあぐらをかいて長く座れず、足がつるような状況でしたが、随分柔らかくなってきました。前屈で指先がもう少しで床につきそうなところまで改善しました。トレーナーさんは水素パワーじゃないかと言われましたが、水素がどれほど体を柔くしてくれたのかわかりません。私にして見れば、毎回丁寧にストレッチしてくれているトレーナーさんの腕が良いのだろうと思っています。帰り際に、来年の抱負を書いてくれませんかと付箋を渡されました。店内にお客さんが書いて、七夕の短冊のように壁に貼ってあります。私は「体が資本。柔らかい体。健康な体」と書きました。

    新型日産リーフ

  • 周囲に目を配るには

    いい天気が続いていますが、朝の冷え込みは厳しかったですね。水道の水もひときわ冷たくて驚きました。こんな寒い朝、日の出前からランニングしている人を見かけますが、本当に元気だなと思います。私も以前は、暑い日も寒い日も毎日10kmは走っていました。しかし開業してからは、自分の体がすべてですから、風邪も引けないし怪我もできない。そう考えるようになり、無理をせずジムに通う生活に切り替えました。この2年ほどは、もっぱらチョコザップばかりです。チョコザップでは長時間走ることはありませんので、痩せる効果こそ期待できませんが、短時間でも走れば心肺機能はしっかり維持されます。訪問診療先の老人ホームでエレベーター点検中に階段を使うことがありますが、ほとんど息が切れません。

    さて、「見る」と「見える」は似ているようで、実はまったく異なります。例えば運転中、自転車や歩行者はちゃんと見ていても、運転中に通りかかった焼肉屋が混んでいるとか、あの店はいつも閉まっているといった情報は、人によって“見えている”場合と“見えていない”場合があります。この差は、その人の興味や注意力の違いです。もちろん運転中は安全に必要な情報をしっかり見る必要がありますが、それ以外の部分が見えるかどうかは、その人の視野の広さに大きく左右されます。

    月初めは毎日レセプトのチェックに追われます。2000枚を超える書類を一気に見るため、とても神経をすり減らします。私が確認するのは主に、処方や検査に対して適切な病名が付いているかどうかです。一方、同じレセプトを医療事務のスタッフがダブルチェックしてくれていますが、彼女らが見ているのは私の確認項目に加えて、細かい加算やレセプト申請のルールに沿っているかどうかなど、非常に細部にわたる内容です。これは本来、私が見るときにも“見えている”はずですが、事務的な細かい点に疎い私には、実際には見えていないのと同じなのです。

    最近はスマホやデジカメの性能が飛躍的に向上し、写真1枚あたりの画素数は何千万という世界になっています。デジカメが出始めたころは30万画素程度だったように思います。それに伴い、必要なメモリー容量もどんどん大きくなり、写真を保存するだけでもかなりの容量が必要になりました。このように、たくさんの情報が“見える”ことは良いのですが、それに比例して画像処理能力が何百倍も求められるようになったわけです。

    仕事をしていると、周囲が見えている人と、そうでない人が必ずいます。これは個人の特性であり、「もっと周りをよく見て」と言われても、できない人にはなかなかできないのだと思います。そのような場合、上の立場の人が指導するには、周囲のことに関心を持ってもらうよう働きかけること。それが唯一の方法ではないかと感じています。

    天草1号橋を望む