むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • これからのAI時代にどう生きるべきか

    結局、週末は博多まで 2 往復することになりました。土曜は役員会のあと懇親会があり、役員の皆さんと久しぶりにゆっくりお話しする時間になりました。終わり次第すぐ熊本に戻り、夜は自宅で少し休んだあと、翌朝はいつも通り 5 時起床。洗濯や来週の生協の注文など日曜の家事を片付け、8 時すぎには家を出て新幹線で再び福岡へ向かいました。9 時過ぎには会場に着いたので、学会の講演はほぼ一通り聴くことができました。

    日本東洋医学会については、参加するたびに学術レベルが下がってきている印象があります。昔は漢方理論について活発な議論があり、重鎮の先生方の意見に圧倒される場面も多くありましたが、最近はそうした光景を見ることがほとんどありません。しかしこれは漢方界全体の問題ではなく、東洋医学会が勢いを失っているだけで、中医学会や和漢医薬学会など他の学会はむしろ活発です。

    行き帰りの新幹線では YouTube を聞いて過ごしました。内容は、AI が日常に完全に溶け込んだとき世界がどう変わるかというテーマです。ChatGPT は私も毎日何度も使っていますが、YouTube の中で印象的だったのは次の点です。

    まず、会議の資料作成や議事録作成など、AIを使えば効率よくできる作業は確かに多い。しかし「そもそもその資料は本当に必要なのか」「その会議自体は必要なのか」といった根本の問いを持つことを忘れてはならないという指摘でした。AI を使えば資料が簡単に作れるため、むしろ“必要のない作業”が量産されてしまう可能性があるということです。

    もう一つは、AI に質問(プロンプト)を書けば即座に答えが返ってくる時代に、単なる「まとめて仕上げる作業」はいずれ不要になるという点です。人間が本当にすべきことは、
    「何をしたいのか」「どういう方向に進みたいのか」を自分で決めることです。
    目的さえ明確なら、そこから先の作業はすべて AI に任せることができます。

    プロンプトを工夫することに注目が集まっていますが、本当に大事なのはその上流にある部分、つまり“何を創りたいか”を考える力です。それを養うためにも、旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、さまざまな体験を通して世の中のニーズを知ることが重要だと感じました。