むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 夏本番、生活リズムを大切に

    学校もいよいよ夏休みに入りましたね。にわかには信じがたいですが、ここからが夏本番です。
    今日も気温は36度を超え、外に出るだけで頭がクラクラしてします。ほんの少し車で外出しただけなのに、頭痛がするほどの暑さです。皆さんも、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

    私はというと、昨年の猛暑対策で購入した冷風扇を、今日ついに引っ張り出しました。小さな卓上サイズで、水を入れてスイッチを入れるとミストが噴き出し、それが気化する際に熱を奪って、ひんやりとした風を送ってくれる仕組みです。
    思った以上に涼しく、一度使うと手放せなくなります。そのおかげで、室内のエアコンも少し高めの温度設定にできて、財布にもやさしい気がします。

    さて、当院に通っている学生さんたちには、いつも同じことをお伝えしています。
    それは、「夏休みだからといって、夜ふかしや朝寝坊をしないように」ということ。生活リズムを崩さず、一定のペースを保つことがとても大切です。いったん乱れてしまったリズムは、なかなか元に戻りません。2学期の始まりを気持ちよく迎えるためにも、夏休みのあいだも日々の生活リズムを意識して過ごしてみてください。

    明日は「海の日」ですね。皆さんはどんな予定を立てているでしょうか。
    私は最後に海に行ったのがいつだったか、思い出せません。海と山、どちらが好きかといえば「山」派です。海が嫌いなわけではありませんが、東区に住んでいると阿蘇方面の方がアクセスしやすく、つい山にばかり足が向いてしまいます。

    でも実のところ、海でも山でもなく「街」がいちばん好きかもしれません。美味しいものや面白いものがたくさんあって、刺激があって楽しいからです。

    体調管理には十分気をつけながら、それぞれの「夏」をぜひ満喫してください。

  • 2回目の整体

    先週、下通のマッサージ店で整体を受けたところ、長く続いていためまいが一発で治ったことをブログに書きました。あまりに感動的な治療効果だったため、続きをお願いしようと、また行ってきました。

    今回は、たまたま店長さんと思しき方に当たり、45分の「もみほぐしコース」をお願いしたのですが、実際はもみほぐしとは程遠い、本格的な整体施術でした。

    「肩こりがつらいんです」と伝えたところ、まず全身をチェックされ、「腰が硬すぎて肩の筋肉を引っ張っていますね」と指摘されました。そこから腰、骨盤、下肢の筋肉を重点的に矯正していただき、後半は肩甲骨まわりを丁寧にほぐしてもらいました。

    お店の名前は「リラックス・マッサージ」ですが、施術中、心の中で「イテーッ!」と叫んだのは100回くらいだったと思います(笑)。

    しかし終わってみると、腰も肩もすっかり軽くなり、帰り道の下通を歩く足取りも軽快。予想をはるかに超える本格的な施術に、また驚かされました。おかげで今夜もぐっすり眠れそうです。


    整体の店からほど近いところに「戯(たわむれ)」という小料理屋があり、店主は高校時代の同級生です。数年ぶりにふらっと立ち寄ってみたところ、奥さんも私のことを覚えていてくれていて、その記憶力に感銘を受けました。

    小さなお店なので、他に2組しかお客さんがいませんでしたが、たまたまどちらも仕事関係の知り合いで、改めて「熊本は狭いなぁ」と実感しました。


    どの業界も、人手不足と物価高騰が深刻です。飲食業界も例外ではありません。人材の確保が難しい上に、食材費の高騰もあり、販売価格にどう転嫁するかは大きな悩みどころでしょう。

    価格は据え置きのまま、料理の量が少しずつ減っているお店も多く、昔は同じ値段でお腹いっぱい食べられた記憶がある分、最近の料理が“こじんまり”していてがっかりすることも増えてきました。

    高級店ではこれ以上の値上げが難しいと感じている一方、チェーン店は大量仕入れのスケールメリットで価格を維持できているところも多く、飲食業界は徐々に「二極化」しているようにも思えます。

    今日、いただいた「戯」での食事は以前と変わらず、いや、以前よりより磨きがかかった上品な味で大満足でした。

    東郵便局近くのだご汁専門店「ここのつ」のランチ

    最近ご飯の写真ばかり載せているのは、暑くて綺麗な花があまり咲いていないからです

  • 検査データの解釈は難しい

    カレンダーを見ると、いつの間にか3連休。
    毎日、その日その日の仕事に集中しているので、「連休だから何かしよう」といった計画を立てる間もなく、気がつけば連休に突入していました。

    お休みといえば、当院は1ヶ月後のお盆休み(8月13日~15日)を休診とさせていただきます。ホームページのお知らせ欄にも記載しておりますので、お間違いのないようお願いします。今週お薬を取りに来られた方には、お盆期間にかからないよう、処方日数を調整させていただきました。

    さて、今週は「胸が痛い」「動悸がする」など、一見すると循環器(心臓)関連と思われる新患の方が多く来院されましたが、実際には心疾患以外のケースがほとんどでした。その中で、24時間(ホルター)心電図の検査によって重度の不整脈が見つかった方もおられ、早期発見に役立ったことにホッとしました。
    また、「熱中症かと思ったらコロナだった」というケースもありました。最近はコロナも再び増えており、こうした鑑別が重要になっています。

    患者さんが多いと、どうしても一人ひとりに割ける時間が限られてしまいます。しかし、限られた時間の中でも必要な検査をピンポイントで行い、的確に診断できたときは本当に安心します。逆に、あれこれ検査しても原因がつかめないときは、最も悩ましい瞬間です。

    そして今日、非常に興味深い症例がありました。
    腎機能が低下しており、大病院で長く経過を追われているという方が、10年分もの採血データを持参されました。その病院では、eGFR(推算腎機能)をグラフにプロットし、「数値がどんどん低下している=腎機能が悪化している」と説明されたそうです。

    ところがよく見ると、10年前のeGFRは120ほど、最近は80くらい。確かにグラフに線を引けば急降下しているように見えますが、現在のeGFRが80であれば、通常は「腎機能が悪い」とは言いません。

    そこで、「このeGFRが120もあった頃、すごく痩せていたりしませんでしたか?」と尋ねたところ、「ちょうどその頃はバセドウ病の治療中でした」とのこと。なるほど、それで合点がいきました。
    バセドウ病により甲状腺機能が亢進していたとき、体内では“過剰ろ過”が起きており、eGFRが一時的に非常に高くなっていたのです。つまり、腎機能がどんどん悪化しているのではなく、甲状腺機能が正常化するにつれて、eGFRも正常な範囲に落ち着いてきた、と考えるべきなのです。

    やはり、データの解釈は“パッと見”で判断せず、背景や経過、そして他の可能性をきちんと考慮することが大切です。今日もまた、データの裏に隠れた「物語」を読む大切さを実感した一日でした。

  • 糖質疲労に気をつけよう

    最近、食後に強い眠気がきたり、急にイライラしたり、集中力が続かない…そんな不調に心当たりはありませんか?その原因のひとつとして注目されているのが「糖質疲労」です。

    私も、YouTubeで山田悟先生がこのテーマを解説されているのを拝見し、興味を持って『糖質疲労』という著書をすぐに購入しました。これまでの糖尿病食とはまた違う視点で書かれていて、とても興味深い内容でした。

    糖質疲労とは、糖質を過剰に摂取したあとに、体がだるくなったり、気分が落ち込んだりする状態を指します。医学的にはまだ正式な病名ではありませんが、私たちの体の仕組みを知ると、そのメカニズムに納得がいきます。

    糖質を多く含む食事をとると、血糖値が急上昇します。それに反応して、膵臓からインスリンが大量に分泌され、血糖値を一気に下げます。しかし、この反応が過剰になると、今度は逆に血糖値が急低下し、いわゆる“低血糖もどき”の状態に。これが「血糖スパイク」と呼ばれる現象で、脳や自律神経に大きな負担をかけます。

    血糖スパイクのあとには、強い眠気、だるさ、頭がぼんやりする、イライラ、不安感、空腹感などの症状が現れやすくなり、これらが積み重なることで慢性的な「糖質疲労」へとつながっていくのです。

    実際に、患者さんの中にも「夕方になるとお腹が空いて低血糖みたいになるので、昼ご飯はしっかり食べています」とおっしゃる方がいらっしゃいます。詳しく聞いてみると、どんぶりご飯をおかわりしているというケースも。これは、現時点で糖尿病がなくても、明らかに血糖スパイクが起きており、急激な上昇とその後の低下が体に負担をかけていると考えられます。

    では、どうすれば糖質疲労を防げるのでしょうか。まずは食事の「質」と「順番」を意識することが大切です。白米やパンなどの高糖質な主食は控えめにし、代わりに野菜やたんぱく質、そして適量の脂質を先に摂るようにしましょう。いわゆる「ベジファースト」や「オイルファースト」の食べ方は、血糖値の急上昇を防ぐ助けになります。

    山田悟先生の著書では、「オイルファースト+緩やかな糖質制限」が提唱されています。実際、肉や魚、脂質(オイル)を先に食べてから炭水化物を摂ると、同じ糖質量でも血糖値の上昇が抑えられることがわかっています。パンもそのまま食べるより、バターをたっぷり塗った方が血糖値は上がりにくく、ご飯も白ご飯よりチャーハンの方が血糖値が上がりにくいという報告があります。

    これまで私たちはカロリーばかりに目を向けてきたかもしれませんが、頭を柔軟にして事実を受け入れ、日々の食事を工夫することが大切です。私自身、この本を読んでから職場にオリーブオイルのボトルを置き、お弁当にたっぷりかけて食べるようにしています。

    もちろん、いくら油が血糖の急上昇を防ぐとはいえ、摂りすぎればやはり太る原因になります。全体の食事量とバランスにも気をつけながら、無理のない範囲で工夫を続けていきたいと思っています。

    ローストビーフとジンギスカンの丼

  • AI時代の情報とのつき合い方

    Googleで検索することを「ググる」と言うようになって久しくなりますが、皆さん、日常的にググっていますか?
    若い人たちはスマホを片時も手放さず、何か話題が出るとその場でどんどんググって、最新情報を手に入れています。知らないことを「なにそれ?」と誰かに聞く前に、すでに自分で調べ終わっている印象です。

    一方で、スマホを持っていてもまったくググらない人もいます。当然ながら、両者の知識の差はどんどん開いていきます。

    今日、新聞を読んでいたら、選挙の記事に「どぶ板」という言葉が出てきました。
    「ドブ」そのものを知らない若い世代も多いでしょう。今やドブを見る機会なんてまずありません。私が子供の頃、団地の家の前にはドブがあり、町内会の行事で「どぶさらい」なども行われていました。今では下水道が整備され、ドブはすっかり姿を消しました。

    そんなドブと選挙がどう関係あるのか?
    ドブを知っている私でさえ、「どぶ板選挙」の意味は知りませんでした。
    当然、ググります。

    医療に関して言えば、患者さんが何でもググった挙げ句、ほとんど可能性のない稀な病気を心配して眠れなくなったり、
    せっかく処方した薬の副作用ばかりを調べて怖くなり、服用をやめてしまった結果、治るはずの病気が治らなくなる——
    といったケースが後を絶ちません。

    気の毒ではありますが、正直、自業自得です。
    ネットの情報は、使い方を誤れば、メリットどころかデメリットになることが少なくありません。

    最近は、「ググる」より「GPTに聞く(=ジプる)」人も増えてきています。
    私自身、一日の中でググる回数の5倍はチャットGPTに聞いています。

    普通にチャット形式で質問すれば答えてくれますが、自分の欲しい答えを引き出すには、それなりに“聞き方”のコツがあります。
    AIは本当に賢く、応答も早い。私たちから見れば「100人力」の助っ人です。プログラムの知識などが一切なくても使えるというのも素晴らしい点です。

    これからの時代、AIをうまく使いこなすスキル——特に「上手な頼み方(プロンプト作成)」の能力は、生活や仕事において極めて有用になると思います。

    改装工事後初めてイオンモールのレストラン街に行ったら、北海道をテーマにしたレストランがオープンしていました。