むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • グルグルめまいに襲われました

    昨夜ねていて寝返りをうつと右を向いても左を向いてもめまいで頭がぐらぐらし始めて吐き気がして大変でした。良性発作性頭位眩暈症(BPPV)という長い病名です。ちょうど月初めで過去最高枚数のレセプトを必死にチェックしたのがいけなかったのでしょうか。2−3年前にもレセプトを根詰めてチェックした日からめまいが始まり、半年以上続きました。今回はその時を遥かにしのぐグルグルめまいだったので、仕事に行けるか、不安になりました。以前のめまいでも運転で左右確認でグラグラしたので、運転は危険だと感じました。以前めまいのときに薬を処方して大切にとっておいたのですが、自宅ではなく職場においていました。仕方なく、家にあった漢方をいろいろ探して、五苓散を2袋飲みました。しばらくして、なんとなく落ち着いてきました。

    患者さんにいつも説明するのですが、頭位めまいというのは三半規管に耳石が引っかかったのが原因なので、そっとしていてめまいを収めるより気持ち悪いのを我慢して頭をグルグル揺さぶったほうが早く治ります。そのために、エプリー法というめまい体操をおすすめしています。人に勧めて自分でしないのは良くないと思い、めまいと吐き気を我慢してエプリー法を2回やってみました。おかげで随分良くなり、運転で左右確認しても全く問題ないところまで回復しました。よかった。

    職場についたら、めまい薬(セファドール、メリスロン、苓桂朮甘湯)を1つずつ飲んで残ったレセプトをゆっくりチェックしていたら、だんだん薬が効いてきて、さっきまで気持ち悪くて冷や汗まで出ていたのがピタッと止まり、体が急速に楽になってきました。始業までにはほとんど回復して、通常通りの仕事ができました。こんなひどいめまいは初めてでしたが、手持ちの薬があって良かったです。今日はめまいの患者さんが何名か来院され、点滴したりしました。季節柄そんな一日だったのかもしれません。

  • 年度末年始、ストレスの多い季節です

    先の週間天気予報では週末雨だったような記憶ですが、今日あまり崩れなかったのでこのままもうしばらく晴れが続きそうです。満開の桜もこの週末まで持ちそうなので、花見ができますね。当院前の公園では満開の桜をバックにツツジが鮮やかに咲き始めました。そちらも楽しめます。

    このところ、連日患者さんが多くてしかも一筋縄でいかないような難症例の新患がつづき、私の頭もオーバーヒートしそうでした。今日はそういう忙しい診療が一段落。いよいよ年度もおしせまって大晦日みたいな感じになってきました。例年このまま4月1日が正月みたいに患者さんが少なくなると予想しています。その後はじわじわと通常に戻ってくると思われます。当院はいま患者さんが多すぎて心療内科の新患を制限していますが、4月に入学、転勤、新入社などの大イベントがありますので、その後新しい生活になじまず体調を壊す人がぞくぞくと出現します。いわゆる5月病ですが、適応障害といいます。環境が変わったことに対して適応できず不調をきたすのです。適応障害ではしばしば気分が沈んだり食欲がなくなったり、楽しいことが楽しくなくなったりといううつ症状を呈します。新しい生活が始まって忙しい忙しいと言いながら、そんな症状が出てきたら鬱ですから早めに受診することをおすすめします。

    当院では仕事探しの相談をよく受けるのですが、ありがちな間違いは時給や人気(他人の評価)で仕事を探すことです。自分にあっているとか、好きな仕事とか、得意な分野ということを無視して時給や人気で仕事を決めるとたいてい失敗します。もう一つ多い失敗は、せっかく教員免許をとったから学校の先生になる、みたいな、モチベーションを伴わないけど資格があるからという理由の仕事。これは長続きしないか、相当つらい思いをします。まずは好きなこと、得意なことを伸ばせる仕事を選ぶことをおすすめします。

     

    当院前の公園

     

  • 県別コロナ抗体保有率をみて考えた

    昨日までの雨が上がりましたが、寒暖の差が激しいですね。毎年花見の季節は夜冷え込みます。天気予報では最低気温5度、最高気温20度と言っているので一日の寒暖差が15度もあります。クリニックのエアコンは朝は暖房、昼は冷房と設定が忙しいです。これが人の体となると、冷房暖房というわけにはいかないので毛穴の開閉などで体温を調整します。人によって寒がり暑がりがあり、不調をきたします。暑がりの人は今ぐらいでも汗が止まらない、体がのぼせると言われます。これは自律神経の調整が悪い症状です。私の体温調整の自律神経の鍛え方はサウナです。すごく暑いところで汗腺をマックス開いて汗をかき、その後一気に冷水風呂で鳥肌状態となります。これを繰り返すことで体の気温変化に対する適応力がアップするのです。

    さて、先日、厚労省から各県別の新型コロナの対する抗体保有率の発表がありました。昨年11月の献血の抗体価を測ったものです。https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018624.pdf

    高い方では沖縄で46.6%、大阪で40.7%、熊本は32.9%。一方低いほうだと長野9%、徳島13%という感じです。結局、コロナが流行った県では高いようです。長野や徳島の低さを見ると、これらの県でコロナワクチンを打っていないことはないと思うので、何度打っても抗体がつかないとはっきり証明したようなものです。年齢別に見ると16−19歳が38%、60−69歳が16.5%です。ワクチンは高齢者ほど熱心に打っているのでこのデータからもワクチンで抗体はできなかったことがわかります。皆さんこれから先どうすべきかはデータをよーく見て考えましょう。

    クリニック前の公園 今が見頃です

  • コラーゲンのすすめ

    2日前のブログで鉄の重要性について書きましたが、生理の出血が多い人は鉄だけでなくコラーゲンとビタミンCを摂るようにとおすすめしました。今日はこの続きを書きたいと思います。コラーゲンは御存知の通り美肌のサプリとして化粧品会社のブランドで薬局のドリンクコーナーに並んでいます。ボトルをよく見るとちゃんとビタミンCが配合されています。また、豚足を食べると肌がプルプルになると言うことは誰もが知っていることと思います。結局、口から入ったコラーゲンは一旦消化されるものの、体内で再びコラーゲンに再構築され、肌を潤し、シワを減らしてくれるのです。ただし、コラーゲンが再構築されるためにはビタミンCが不可欠なのです。もしビタミンCが不足した体内であれば、消化されたコラーゲンは単なる栄養として消費されるようです。

    今日来院された患者さんも、私のすすめるコラーゲンを飲んだら、肌がきれいになったと喜ばれていました。若い女性や高齢者に多いのが、ぶつけた覚えもないのに皮下出血してあざができるという単純性紫斑あるいは老人性紫斑です。血液内科などの専門科を受診しても、採血で止血作用に異常ないのを確認したら経過観察でいいと言われておしまいです。ところが、この病態にはコラーゲンとビタミンCが著効します。あんなにあざができていたのが嘘のようにきれいになります。その理由は、コラーゲンが血管の構造に必須な栄養素であり、もし血管が傷んで出血したら、血液はコラーゲンに接触することで速やかに止血メカニズム(カスケード)が開始されるのです。

    ビタミンCはコロンブスの時代の長い船旅の最中に新鮮な野菜が手に入らないことから欠乏状態となり、壊血病という恐ろしい出血傾向を示す病気になっていました。船にマメをもっていき、もやしを作って食べれば予防できるという知恵が経験的に発見されたという話もあります。とにかく止血にビタミンCとコラーゲンが重要なのは言うまでもありません。そして、私がおすすめするコラーゲンは楽天で買えるフランス産お魚コラーゲン(送料込み1000円)です。ほとんど癖がないのでお茶や味噌汁などにスプーン1杯とかせば、難なく続けられます。

  • 鉄は元気の素

    せっかく桜が開花したのに、朝からひどい雨でした。まだ花が散ることはないのですが、花見もできない状態です。健軍の自衛隊前の桜並木はよく見ると安全のためか枝を落として小さくなっています。以前は枝も大きく張って見事な桜でしたが、なにか華やかさにかけた感じです。

    当院は、中高生の陸上部の生徒さんたちがよく来院されます。練習でタイムが出ないと、むらかみ内科にいって鉄を測ってもらうように、と言われるようです。なかには自分でサプリを買って鉄を飲んでいるけど、ちょっと走ると息が上がって前みたいに走れない、という人もいます。そして、採血してみると軽度の貧血と重度の鉄不足(血清鉄とフェリチンが低い状態)です。鉄不足は貧血になるのですが、貧血になる一歩手前やまだ軽度の貧血程度でも鉄不足が進むとだるさが強くなります。細胞内の発電所と言われるミトコンドリアでATP(エネルギー)を産生するのに鉄が必要だからです。

    それではなぜ鉄サプリを飲んでいるのに改善しないか。それは、飲んでいる鉄の量が少なすぎるからです。病院で処方する鉄剤はサプリの5倍から10倍の鉄を含みます。たまに病院で処方された鉄剤を飲んだら胃もたれがして飲めなかったと言われますが、最近はかなり副作用が少ない鉄剤もあります。サプリでいつまでたっても改善しないときはぜひ病院の処方薬の鉄剤を飲んでみてください。なかには生理の出血が多くて鉄をとっても抜けるほうが多くなっている場合があります。その際は婦人科にも相談が必要ですが、私のオススメはコラーゲンサプリとビタミンCを取ることです。生理の出血量が減り、軽くなります。その結果、貧血(鉄欠乏状態)が改善します。具体的には直接相談いただけると個別にアドバイスいたします。