むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 知らないと損する話

    連日インフルエンザの患者さんを大勢見ています。そのなかで気になることがあります。熱が出たから家にあったロキソプロフェンを飲んできた、という人が結構いるのです。実は、インフルエンザのときにロキソプロフェンは禁忌です。インフルエンザ脳症を引き起こす可能性が高くなると言われており、病院では絶対に処方しません。検査してインフルエンザが陰性だったとしても、家族や職場にインフルエンザの人がいて、状況的にはインフルエンザの可能性が高いという場合も、用心して使わないほうがいいと思います。安全なのはアセトアミノフェン(カロナール)です。イブプロフェンもそれについで安全とされているので、アセトアミノフェンでは飲んでも熱が下がらないという場合、イブプロフェンをおすすめします。熱があっても体調がそれほど悪くない場合は解熱しないほうが早く治ります。ウイルスが熱に弱いためです。熱のせいで頭痛がひどいとか、きつくて食事ものどを通らないという場合は体力温存のため解熱しても良いと思います。

    話は変わって、私の趣味的な好みでたくさん家にあるのがサーモスの保温カップです。コーヒーやお茶を飲むためのもので、大小様々なものを持っています。不思議なもので器によって同じものを入れても味が変わります。これは呑み口の大きさにより鼻に抜ける香りが違ったり、口当たりが変わることが原因だと思います。そこで、朝のコーヒー用、夜のお茶用、などと使い分けています。熊本地震のときに良い皿やカップはほとんど割れてしまって、ステンレスのマグカップなどだけがのこったので、もう陶器の皿は買わないようにしているのもあります。韓国料理を食べに行くと、ご飯も冷麺などのどんぶりもステンレスです。最近のものは真空2重構造になっており、ステンレスの器でご飯や麺類を食べるといつまでもアツアツ、あるいは冷たさを保っていて優れています。私は見かけより性能を重視するタイプなので、こういう一見安っぽいものでも高性能で好きです。

    私の自宅はオール電化で調理はIHです。IHで野菜炒めは美味しくできないと思っていませんか?それはIHのためではありません。鉄の中華鍋をつかうとIHでもプロ並みの火力が得られます。ジューと音がしないのはテフロン加工の鍋(フライパン)だからです。テフロンは表面温度が上がらないから焦げないのです。美味しく料理できるはずありません。もしテフロン鍋をアツアツに加熱したらテフロンが熱で変性してフッ素化合物が溶け出てくる可能性があります。毒性が高いので絶対にやめましょう。

  • 正月に糖尿が悪化しないように

    月曜は発熱患者さんが次々と来院されて怒涛の一日でした。昼休み、月曜は通常訪問診療はなしで銀行に行って1週間分のお釣りを両替したり、事務的な雑用をする時間に当てているのですが、今日は訪問患者さんの容態が悪かったので2件の老人ホームに往診に行きました。道中、銀行で両替も済ませて、クリニックに戻ったら5分も休まないうちに午後の診療開始です。すでに駐車場は車でいっぱいでした。どんどん診察をすすめて気がついたら最後の患者さん、夕方6時をまわったところで終了でした。忙しかったのは私だけでなく、インフルエンザの検査をしてくれる看護師さん、発熱患者さんを別々の発熱待合に案内したり、会計をする受付スタッフ、みんな目が回る忙しさでした。

    先週、院内の糖尿病のヘモグロビンA1cの検査値がおかしかったと書きましたが、試薬が悪かったみたいでメーカーが回収して違うロットの試薬に交換してくれました。お陰で検査値は正しくなりました。それにしても、最近糖尿が悪化している患者さんが多いです。正月を前に悪化したら、正月明けは更に悪くなっていそうで心配です。炭水化物を控えましょう。甘いものだけでなく、米、パン、麺類、芋、かぼちゃ、糖度の高い果物などどれも血糖が上がります。料理で要注意は一品料理。カレーライス、牛丼などは最悪です。タンパク質は血糖をあげませんので、焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶなどはたくさん食べても糖尿を悪化させません。

    今日は、漢方の勉強のため私の診察の陪席に来られました。北区のクリニックで訪問診療をされている先生です。初対面のときに漢方はまだ勉強を始めたばかりと言われていましたが、今日実際の症例を通して解説していたら、結構勉強されているのがわかりました。私の漢方スタイルは中医学をベースにしていますが日本漢方もミックスし、山本巌の理論も取り入れている折衷漢方なので説明が難しい。これを勉強して自分の施設で実践して患者さんを治していただけると教えた甲斐があるというものです。

    増上寺

  • 少なくとも年に一度は採血しましょう

    皆さん、毎年検診を受けていますか?職場検診があれば年に1回位は採血していることと思います。もしそうでない場合、特定健診がありますので、案内が届いているけどまだ受けていないという場合、ぜひ期限内に受けておきましょう。安い費用で採血できるので使わずに捨ててしまうのはもったいないです。もし、特定健診の案内は見当たらないという場合はご相談ください。日頃からかかりつけで定期的な受診をされている場合、保険の範囲で採血やレントゲン、心電図などの検査を受けられます。私の診察では他院ほど頻繁に採血をおすすめしていないので、うっかりすると採血無しで1年たってしまう場合があります。年末などはいい機会なので今年の総決算で検査してはいかがでしょうか。

    連日話題にしているインフルエンザは例年になく流行しています。これは、この3年コロナでステイホームして感染対策を徹底したおかげかわかりませんが、インフルエンザが全く流行らなかったため、多くの人がインフルエンザに対する免疫を失ってしまったためだと思われます。インフルエンザワクチンは年内でほとんど終了します。まだ打っていないけど打とうかなと思っている場合、早めに予約してください。もうすぐ締め切ります。

    ワクチンつながりでもう一つの話題。肺炎球菌のワクチンは65歳、70歳、75歳と上は100歳まで5歳刻みで誕生日が5の倍数の年に国から半額補助(公費助成)のクーポンが届いていると思います。実はこの補助は来年3月で終了だそうです。クーポンがあれば実費8000円のところ4000円です。有効なハガキをお持ちでまだ打っていない場合、忘れないように打っておきましょう。こちらは一度打つと免疫が5−10年ぐらい持ちます。高齢者の死因の大きな割合を占める肺炎のうち、最も多いのが肺炎球菌による肺炎です。インフルエンザやコロナで肺炎になるより肺炎球菌のほうが多いので、予防できるものは予防しておくことをおすすめします。

    増上寺横の芝東照宮にある御神木

  • インフル急増です

    熊本はインフルエンザが流行期に入ったとの報道でした。間違いなく毎日数名の陽性者が出るなーと思っていましたが、今日は激増です。発熱患者さんだけで今日は20名以上。そのうち半分くらいはインフルエンザです。コロナはわずか1名。今日陰性だった人もあすか明後日検査すればインフルエンザの可能性が高いので、相当数に感染が拡大していると思われます。近くの中学校では修学旅行で感染して学級閉鎖になっているそうです。注意しましょう。ストレスを貯めず、睡眠と食事はきちんと取ることです。最近は暑さ寒さの変化が極端なので体がついていきません。洋服で調節するしかないです。昼温かいからと薄着をしていると夕方冷え込んできます。調整できる服を持ち歩きましょう。

    非常に慌ただしくハードな一日でした。夕方の診療が終わりクリニックをあとにしたのは夜の7時すぎでした。実はその後糖尿病の勉強会に参加し、その後は毎年恒例の忘年会でした。仕事も忙しい上にこんな用事まで入ると自分の時間がなくなってしまいます。今日の忘年会では、ほとんど私と近い年代の集まりですが、今年を振り返っての話題を聞くと、病気で入院したという話をちらほら聞くようになりました。私は至って元気ピンピンですが同級生が病気したという話を聞くと、年を感じてしまいます。

    当院には糖尿病の患者さんのヘモグロビンA1cを測る機械を2台入れて待ち時間短縮を図っています。ところが、最近測定値が妙に高いと気になって調べたら、一台調子が悪くなっていることがわかりました。この数日でA1cの値が急に上がった患者さんはデータが正しくなかった可能性があります。大変ご迷惑とご心配をおかけしました。早急にメンテに出して調整してもらいます。ただ、なーんだ間違いか、ではなく「正月があるので食べ過ぎに注意」という食事指導はそのまま守ってくださいね。

    熊本駅前

  • インフルエンザにご注意を

    御存知の通りこのところインフルエンザが増えています。これまで学校で流行ってその親などにかかるケースが多かったのですが、最近は大人同士職場で感染が広がっているようなケースを良く見かけます。皆さん職場でもマスクをしたり換気をしたり気をつけているのではないかと思いますが、それでもかかってしまいます。何か予防に足りないことがあるのです。それは一つではありません。以前何度も書いたと思いますが、もう一度書いておきたいと思います。まず、こまめな手洗い。そして、手で自分の口や鼻を触らないこと。触る前には必ず手洗いか手指消毒を丁寧におこなうこと。マスクはウイルスを予防する効果は殆どありませんが手で口や鼻をうかつにさわらないという予防効果は期待できます。マスクから鼻を出していると手で鼻を触る危険があるので要注意です。

    次に、防御力(免疫力)アップです。ストレスを避ける、睡眠をしっかり取る、食事をおろそかにしない、などは基本。サプリではビタミンCを最低2000mg、Dを最低1000mg毎日取ること。体を冷やさないこと。緑茶(カテキン)を15分に1回のむことで口や喉のウイルスが除菌されます。私は診察中必ず緑茶を入れたマイボトルを横においています。

    漢方では、補中益気湯を飲んでおくと感染予防になります。体力がついて風邪ばかり引いていた人も、めったに風邪引かなくなります。運動は体に良いですがやり過ぎは逆効果です。雨が降ってもランニングするランニング中毒の人とか、誘われたらどんな体調でもゴルフに行くとか、そんなむちゃすると風邪を引くのは当然です。かかったあとで後悔しても仕方ありません。手洗い、手指消毒、栄養、休息、ストレス回避、ビタミン、カテキンこれがキーワードです。

    長崎駅前 新幹線で駅前再開発中。