むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 薬物依存は病気

    俳優さんのコカイン事件で過去の番組や映画などの配信中止が話題になっていますが、やっぱりちょっとやりすぎなんじゃないかと思います。過去の作品に罪はないし、そういう人が出演していたことが、今となってはピリッとしたスパイスになると思います。別に、そういった俳優さんが出演しているからといって、不快感を感じることもないと思います。薬に溺れる人は犯罪者というよりかわいそうな人です。

    私はいつも夕方の健康番組を楽しみに見ていますが、たいてい番組は夜9時頃終わります。うっかりテレビをつけっぱなしにしていると、次の番組が始まるのですが、なぜかそれはサスペンスで、何の予告もなくいきなり殺人現場とか死体が発見されるシーンで始まります。そっちのほうがよほど見ていて嫌気がさします。せっかく健康番組で健康で長生きできる方法を学んで、忘れないように頭に刻んているのに殺人現場シーンです。それがドラマでも、健康番組の後に流さないでほしいです。そんなシーンを見るより麻薬に手を出した俳優さんのドラマのほうがよほどいいと思います。

    とは言うものの、麻薬はいけません。睡眠薬やデパスのような依存性のある安定剤も問題です。困ったときに適切に使えば救われる人が大勢いるのは事実ですが、使えばあまりにも不安が和らいだり肩こりなどが取れたりよく眠れたりしてその快感からやめられなくなり、依存してしまう人が相当います。4週間分処方しているのにいつも3週目に来院する人、なくしたとか家族が間違って捨てたとかいろんな言い訳をして貰いに来る人は、だいたい薬物依存症だろうと思います。まず自分が依存だと自覚することが大切です。そして、依存を断ち切る決心をしたらご相談ください。

    浮島さん

     

  • ものを大切にする心こそ

    東日本大震災から8年。あっという間に結構な年月が過ぎています。この8年でうちの子供は小学生から大学生になり子犬のゴンはシニア犬になりました。私はNTT病院から桜十字病院を経て今のクリニックを開業し、もうすぐ3年です。いろんな事がありました。熊本でも震災を経験しました。大変なことが多かったですが、試練は私たちを成長させます。今こうして元気に暮らしていることが何よりの幸せです。

    九州電力からお知らせの手紙が届いたと思います。明細書を電子化したいと言う趣旨の手紙でしたが、一緒に入っていたお知らせに、川内原発が順調に稼働しているおかげで電力コストが下がりました、つきましては、平均1%の電気料金を引き下げます。とありました。1%だと、毎月1万円払っている家庭で100円安くなる計算です。バカにしていますね。原発の危険を犯して100円安くしてもらわなくてもいいです。鹿児島の川内には私の兄妹親戚も住んでおり、原発が可動していることは心配しています。もし川内で事故があれば、熊本市内でも安全ではありません。

    一方、太陽電池も大変な環境破壊です。阿蘇の外輪山にできているメガソーラーなんて熊本市内からでもギラギラと光って見えます。よくあれだけの森林を伐採したものです。家庭にソーラーパネルを設置して売電している家庭は、売電するからには事業所とみなす、とありました。事業所であるからには、定期的な安全点検の義務があるそうです。業者の口車に乗せられて太陽電池を設置しても、売電料金がどんどん下がり設置コストが回収できないと見ると、これからは売電ではなく蓄電の時代だと、蓄電装置を買わされ、挙げ句に太陽電池は火災の危険があるという話になり、踏んだり蹴ったりです。大事なのは原発や太陽電池ではなく大量消費、過剰包装をやめ、モノを大切にする心だと思います。

    御船の華ホタルにて

  • テレビは時間泥棒

    朝のZIPという番組で8時前にあっていたMoco’sキッチンが打ち切りという話を聞きました。残念です。このコーナーは速水もこみちがとても家庭では真似できないレベルの芸術的な料理を見せてくれる画期的な番組です。オリーブオイル・ドバドバだけが有名になりましたが、そのクオリティーの高さにはいつも感心していました。最近私は朝7時頃には出勤していてテレビを見ていませんが、たまに待合ロビーのテレビをつけるとやっているので見たりしていました。しかし、ネットニュースによると、ZiPはすでに視聴率で3位まで転落しており、めざましテレビ、あさチャン!に負けてしまったとのことです。私も、ズームイン朝の頃は結構見ていましたが、ZIPは面白くないと思っていました。

    なにが面白くないかと言うと、ZIP!deポンというくだらないCGを使ったダービーみたいなのがあって、木登りなどをするCGキャラクターの誰が勝つかをかけるコーナーであまりにもバカバカしいのに東大を出ている桝太一アナがまるでサッカー中継するかのように大声でワーワー言うのがわざとらしくてしらけるのです。それが見苦しくて、見ていられません。以前白くて可愛いZIP犬と一緒に旅をするコーナーが有りましたが、あの犬を炎天下のロケ車の中に置き去りにして亡くしてしまった頃からZIPの運命は落ちていった気がします。

    そんなこんなで最近はあまりテレビは見ませんが、何よりテレビは時間泥棒です。今日、私の尊敬する三石巌先生の著書を読んでいたら、テレビは「いのちとり」「いのちとは時間の別名だ」と書いています。今では、ネットサーフィンも「いのちとり」だと思います。

    週末、東京の大学に通う息子が帰省してきたので、御船の「華ほたる」温泉に行きました。桜が満開でした。ソメイヨシノではないのでしょうね。

  • 景気後退と「幸せな生活」について考える

    ネットニュースを見ていたら日本の景気はすでに後退局面か「下方へ」に判断引き下げ、というニュースが有りました。また新聞では「世界経済、今年以降減速」という見出しが見られました。日産のゴーンの釈放のニュースばかりで、こんな大事なニュースが影に隠れています。ゴーンが変装していたとか、スズキの軽ワゴンで拘置所から出ていったとか、どうてもいいニュースにばかりとらわれすぎです。今後、日本では消費税増税が決定していますから、景気落ち込みはほぼ決定的だと思います。我々医療業界に目を向けると、製薬メーカーはリストラの嵐です。医療費は増大し市場は拡大しているのですが、国がジェネリックを使うように指導するため先発メーカーはどんどん体力を失っています。その結果、新薬開発も滞り収益がガタ落ちになっています。

    日本経済は東京オリンピックまではなんとかもつかと思っていましたが、もたないかもしれません。これから新しいものに設備投資したり事業拡大するのはよほど気をつけないといけません。需要があって生産が追いつかないときはすでにピークだと思った方がいいと思います。そこで生産ラインを拡張すると、完成したときには市場は冷えていて不良在庫を抱えてしまいます。

    豊かな生活と言うのはバブルの頃のようなどんちゃん騒ぎの夢のような世界ではありません。世界幸福度ランキング(https://rocketnews24.com/2018/03/15/1032632/)上位は北欧でノルウェー、スエーデン、デンマークなどです。しかし、それらの国に行って、ワクワクするような生活を見ることはありません。平日は日が暮れると店が閉まってしまうし、週末にも店は空いていません。そういうところでは、暖炉に火をともしながら家族そろってゆっくり食事を楽しむ世界。日本の目指している方向(たくさん働いてお金を稼いでブランド品を買ったり美味しいものを食べたり)とはまる反対の豊かさというものがそこにはあるのですが、せかせか働くのが好きな日本人には永遠に到達できない(あるいはもし到達してもそれでは満足できない)世界だと思います。

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  • 進化を止めない

    3月に入り、風邪の患者さんも一段落して少し仕事に余裕が出てきました。冬の間はトイレに行く暇もないほどでしたが、今は診察の合間にちょっとだけ本を読む事が出来ます。わずか数分の中休みですが、私は本を読むのが早いので診察に合間にちょこちょこ読むだけでも2日で1冊くらいの本は読めます。

    本を読むと言っても小説や雑誌のような娯楽ではありません。医学に関する書籍や文献です。「男子三日会わざれば刮目すべし」といいます。3日前の自分と今日の自分が同じではいけません。つねに勉強して進化して止まらないように意識しないといけません。毎日努力あるのみです。学生なら毎日授業があるので、確実にその分賢くなります。3日前には知らなかったことを今は知っているのです。社会人になっても、努力でなんとかなります。NHKのちこちゃんがいつも言うように「ぼーと生きてんじゃねーよ」ということです。テレビを見ても役に立つ情報があればメモしておくことです。テレビを見て忘れてしまったら見なかったのと同じです。メモしてそれを繰り返し見ることで知識となり、実践することで役に立てばテレビを見た時間が有効だったということになります。

    漢方の勉強は2000年以上の歴史ある医学を学ぶことで、古いことばかりで新しいことはなにもないような気がしますが、これは違います。勉強すればするほど新しい発見があります。温故知新です。それに加えて、最近私のハマっている分子栄養学はさらに新しい発見が日々あり、ワクワクが止まりません。今日はアマゾン・キンドル(電子ブック)で英文のビタミンDの最新の総説を読み始めました。