むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 益城で美味な天丼をいただきました

    クリニックは広告が規制されており、自由にCMをしたりチラシを配ったりすることはできません。唯一できるのは看板とホームページくらいです。テレビでCMをしている病院を見たことがある人もいるかもしれませんが、あれも厳しいルールがあり、病院名を連呼する程度までしか許されていません。

    看板は、以前は道案内として役立っていたかもしれませんが、今はカーナビやスマホの地図があるので、看板を頼りに来院する人はほとんどいないと思います。それでも交差点ごとにたくさんの病院の看板が立っているのはなぜでしょう。

    私が思うに、それは「潜在意識に刷り込む」効果があるからだと思います。「あ、なんか聞いたことがある病院だ」と思ってもらえれば目的は達成です。全く知らない病院よりも、看板で名前だけでも見たことがあれば、身近に感じてもらえるのです。

    そのため、クリニックをしていると看板屋さんから「良い場所が空きましたよ」と次々に案内が届きます。道の右側か左側か、交通量は多いか、信号で停車したときに見える位置か、近くに視界を遮る建物や木がないか…条件は色々あります。紹介を受けても、やはり自分で現地に足を運び、車の流れや停車時間、近隣の人口や年代層まで確認します。

    先週、熊本高森線の惣領神社交差点近くの物件を紹介されました。このあたりは熊本地震の震源に近く、いまだに復興道路の建設が続いている場所です。看板を立てるかはまだ検討中ですが、神社の近くということもあり、神様に守られているような安心感を覚えました。

    その道を益城方向へ真っすぐ進むと、右側におしゃれな料亭のような食堂を見つけました。名前からして当院の患者さんのお店かも、と思い飛び込んでみたところ、ランチに間に合いました。おすすめの天丼をいただきました。大きなエビや穴子などが器いっぱいに盛られていて驚くほど美味しかったです。思わぬ発見で、また通いたいお店になりました。

    四季の味やまもとや

  • 「暴君のシェフ」が面白い

    最近Netflixで話題の韓国ドラマ「暴君のシェフ」に夢中になり、毎日見続けました。配信はまだ途中までのようで、気がついたら公開されている分を全部見終わっていました。物語は、フランス料理の三つ星シェフがひょんなことから500年前にタイムスリップし、成り行きで王様の専属シェフになるというものです。時代劇のかしこまった古語の中で、現代語をペラペラ話す主人公のギャップがとても面白い。韓ドラで韓国語を勉強している私にとっては、言葉の違いが特に興味深い点でした。外来語は全く通じず、今の時代の人は尊敬語もうまく話せない。そんな中でグルメ番組のような料理対決が繰り広げられるのも見どころです。また、昔の侍はなぜ些細なことで人を斬ったりするのだろう、と考えさせられます。

    現代人が昔に入り込むだけで常識の差が浮き彫りになります。私たちは料理対決にしろ何にしろ「命がけ」で挑むことはありませんが、ドラマの中では負けたら手を切られるという過酷な罰が待っています。フィクションとはいえ、昔は命が軽んじられ、本当に儚いものだったのだろうと感じました。

    また、現代人はとても早口です。短時間で伝える情報量が増えた一方で、昔の人はゆっくり話す分、思慮深かったのではないかとも思います。

    前の大阪万博では「人が10倍速く動けるようになる魔法の薬が発明された」という設定の映画があり、今回の関西万博でも上映されたそうです。10倍速く動けるようになった人々は工場で猛烈に働き、10倍の仕事をこなしただけ。果たしてそれで豊かになったのか?という疑問が投げかけられていました。この映画の予言は現実になったとも言えます。例えば新幹線は自転車より約20倍速いそうです。浮いた時間をバカンスや家族団らんに使えれば幸せですが、実際には仕事を増やしただけ…それでは豊かさとは言えません。

    昔と今を対比しながら「本当に幸せとは何か」を考えさせてくれる、そんな意味でも「暴君のシェフ」はとても示唆に富んだドラマでした。

  • 明確なビジョンがあれば実現できる

    また台風の接近がありそうです。とはいえ、まだ台風が発生していないので天気予報でも大きく取り上げられてはいません。しかし九州のすぐ近くで台風となり、そのまま上陸して東へ横断しそうです。どんなコースを取るのかはまだ不確かですが、とりあえず備えだけはしておきたいと思います。備えといっても、携帯やポータブル電源をフル充電しておく、車にガソリンを入れておく、玄関先の飛びそうな物を片づけておく、といった基本的なことです。食料も缶詰やレトルト食品が数食分あれば十分でしょう。

    先日、校医をしている中学校の修学旅行前の健康相談に呼ばれて行ってきました。行き先は大阪・関西万博だそうです。楽しそうですが、まだ暑い時期なので熱中症には要注意ですね。健康相談というのはたいてい、食物アレルギーや喘息などの持病がある生徒さんへの注意点を確認するのが中心です。例えば、蕎麦がだめな子には絶対に食べないように伝える、万一症状が出たら速やかに先生に報告する、などです。

    今回、一人QT延長症候群の生徒さんがいて、引率の先生方もどう注意すべきか戸惑っていました。先生の間では「常に目を離さないようにしよう」「夜は何時間かおきに巡回した方がいいのでは」など、議論になり、中には「いっそご両親にも同行してほしい」という声まであったそうです。

    私も診察の場でいくつか注意事項をお伝えしましたが、あとでChatGPTに聞いてみたら、とても適切なアドバイスを返してくれました。私がその場で言い忘れた大事な点――「常にAEDの場所を確認しておくこと」「いざというときにAEDを使えるように準備しておくこと」――これこそ引率の先生方が最も心がけるべきことでした。保健の先生にはChatGPTの回答を見せて、それをまとめて引率の先生に共有するようお願いしました。結局、「私に聞くよりAIに聞いた方が早くて正確」ということです。

    これからはどんな分野でも同じことが言えると思います。専門家やベテランにわざわざ相談しなくても、AIに聞けば同等レベルの助言が得られる。すごい時代になったものです。

    YouTubeを見ていたら、ソフトバンクの孫正義さんがAIの近未来について語っていました。夢のような世界が、想像を超える速さで現実になりつつあります。孫さんはまるで未来を見てきたかのようにビジョンを語り、その実現に向けて巨額の投資をしています。未来がはっきりと見えている人は、それを現実にできるのです。ただ「頑張ります」と漠然と言うのとは全く違いますね。

    うちの外来処置用のガーゼに「カクイわた」のマークがついていてびっくりしました!!

    下の写真は懐かしの田舎の家の壁広告

  • 忙しいときは手抜きを工夫する

    9月に入り、少し診察にも余裕が出てきました。お盆休み明けの8月後半の2週間は、連日100名を超える患者さんで目まぐるしく働き、振り返れば限界に近い働き方だったと思います。一昨日ひどいめまいに襲われたのも、その無理がたたったのかもしれません。

    家に帰っても「食べて寝るだけ」。それに加えて、チョコザップでは「お掃除会員」になっているので、最低でも月12回は行こうと決めており、どんなに疲れていても15分とか30分だけ運動に出かけました。その結果、家のことは本当に最小限に。
    「今度しよう、後でしよう」と後回しにしたことが山のように溜まっていました。掃除なんてルンバに頑張ってもらえばいいのに、気持ちの余裕がないとスマホでルンバを作動させることすら面倒に感じます。

    この土日で溜まっていたToDoをほとんど片づけました。掃除も終わったし、必要なものの買い物にも行った。小豆の甘酒も作ったし、毎日食べるゼリーも作った。一つ一つは大したことないのに、仕事が忙しすぎるとまったく手がつかなくなるのです。

    実はこういう悩みは、患者さんからもよく聞きます。たとえば子どもが生まれて間もないお母さん。子育てに時間を取られて自分のことができない。それなのに夫は手伝わないどころか、世話が焼ける存在になってしまう。そんな苦労の中で、イライラしたり涙が出たり、朝起きられなくなったり、心身にいろいろな不調が現れます。本当は休むのが一番ですが、それが難しいことも多い。そんなときは実家の親に頼るとか、誰かに助けを求めることが大事です。自分ひとりで抱え込むと身動きが取れなくなります。

    大事なのは「完璧主義を捨てること」。ご飯を作らずに外食したり、お惣菜を買ってきてもいいのです。最近はお惣菜コーナーの品ぞろえも驚くほど豊富で、栄養バランスも心配ありません。クリニック近くのゆめマートやトライアルの棚を見れば、「もう自分で作る必要ないのでは」と思うほどです。アメリカでは自宅で料理をしない家庭も多く、多くの人が電子レンジだけで暮らしています。そこまで見習う必要はありませんが、忙しいときには「手抜きの工夫」を考え、自分にそれを許してあげることが大切です。

  • 花火で無病息災を祈る

    江津湖の花火大会がありました。この時期は夕立がきやすいのでハラハラしていましたが、今日も立ち込める夕立の黒い雲を吹き払うように、江津湖周辺だけは晴れていて、無事に花火大会が開催されました。自宅から会場までは3キロほどですが、見えないことはありません。建物に隠れない場所まで少し移動するか、二階の窓からなら楽しめます。しかし今年は「せっかくだから」と思い立ち、会場の下江津の広木公園まで出かけました。すごい人出で、若い人たちは浴衣を着て見に来ている人もたくさんいて、風流でした。

    会場まで足を運んだのは、おそらく10年ぶりくらいです。前に行ったときはフルマラソンにハマっていた頃で、ランニングを兼ねて江津湖の湖畔を走りながら花火を見た記憶があります。今日は会場のいい場所で、最初から最後まで見物しました。花火の大きさと同時に、ドンと上がってパッと開く音がお腹まで響いてきて大迫力でした。

    花火といえば夏祭りや屋台などが思い出されますが、古来、花火は今のように色鮮やかではなかった時代からあったようです。中国や台湾でよく見られる爆竹のようなもので、色やデザインではなく、バンバンという激しい音が邪気を払ってくれると考えられていました。私も今年は会場の良い場所で、全身に音と光を浴びてきましたので、家族やクリニックのスタッフ、患者さんみんなの無病息災を祈ってきました。きっと良いことがありそうです。

    この週末は休みなしです。土曜日は、そういうわけで花火を見に行って少し楽しみましたが、月初のレセプトチェックが山のように待っています。「日曜にすればいいじゃないか」と思うのですが、実はこの日曜は地域医療センターの内科系救急の当番です。コロナも多いこの時期、忙しい外来になりそうです。