むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 運命は自ら開く

    皆さんには、師と仰ぐ人物がいらっしゃいますか?
    私たち医師の場合、医学部を卒業してからすぐに独り立ちできるわけではなく、長い下積みの時期があります。その期間にどんな師に出会うか、それが将来に大きな影響を与えると思います。それは、たまたま入局した教室の先輩かもしれませんし、理想的な師に出会い、弟子入りした有名な教授かもしれません。

    私には多くの恩師がいます。
    まず、医学部卒業時に進むべき科を迷っていたとき、当時第二薬理学の助教授だった荒木先生(現在、子飼の荒木循環器院長)。次に、漢方を一から指導してくださった牟田先生(御船の牟田医院元院長)。鍼灸を手取り足取り教えてくださった長尾先生(熊本市民病院元院長)。大学院時代に指導教官だった岡嶋先生、テキサス大学でフェローとして迎えていただき、その後教官に採用いただいたTraber教授など…。恩師を数え上げるとキリがありません。

    師との出会いは、まさに運命的であると感じます。しかし、振り返ると、それは自分が選び、動いた結果でもあることに気づかされます。
    私は、漢方を学びたいと思い、牟田先生に弟子入りをお願いしました。鍼灸に関しても、長尾先生に直接会いに行き、学びたいと申し出ました。Traber教授も、サンフランシスコで開催されていた集中治療学会で直談判し、留学を決めました。これらはすべて、漠然とした願望を具体的な行動に移した結果、実現したものです。
    「鍼ができたらかっこいいな」と思い描くだけでは何も始まりません。具体的なアクションを起こすことで、イメージが実現に近づくのです。

    当院に初めて訪れる患者さんの多くは、ネットで情報を調べた結果、当院にたどり着きます。自分や家族の健康に悩み、何か解決策を探している中で、このブログが検索にヒットし、それを読んでピンときて初診予約を入れてくださる方が多いです。その行動が、長年の体調不良から抜け出すきっかけになることもあります。

    運命を切り開くのは、自分自身です。待っているだけではなく、積極的に動きましょう。

  • 収穫の秋

    訪問診療先の老人ホームの前に芋畑があり、先日芋掘りが終わったところでした。実は私も春に買ったさつまいもから芽が出てしまったので、しかたなくそれを庭先に植えていました。ずっと「いつ頃掘ったらいいのかな?」と気になっていましたが、畑で芋掘りが終わったのを見て、この前の連休中にうちの芋も掘ってみました。なんと、小さくてまだ全然育っていない感じの芋が5個収穫できました。全体を合わせても最初に植えた芋くらいの大きさです。そのうちの一つを早速みそ汁の具にして食べてみました。甘くておいしかったです。やっぱり掘りたては美味しいですね。

    秋といえば収穫の秋でもあります。春に種を蒔いたら、今頃には収穫の時期が来ます。果物では「桃栗3年」と言われるように、何年もかかってやっと収穫できるものもあります。勉強や仕事のプロジェクトも同じこと。種を植えたら、いつか必ず収穫の時期が来ます。それを逃さず、絶好のタイミングで収穫すべきです。手間ひまかけても収穫できなかったら働き損ですし、もし一緒に頑張ってくれた人がいれば、何か成果を分け合わないと不満が残ります。大きな目標に向かって仕事をしていると、長い時間がかかり、やっと成果が出る場合もあります。そういったことを見越して仕事に取り組まないといけません。

    私は大学の職員として、学生さんの卒業研究を毎年担当していました。卒業論文として形にしないと卒業できないので、壮大な実験は置いておいて、1年くらいで確実に結果が出そうなテーマを考えて指導するのがポイントでした。でも、先だってのノーベル賞のような大きな成果は、短期的なゴールではなく、生涯をかけて研究し続けた人が、運よく結果を成し遂げたときに評価されるものです。これには、国や企業が長期的な視野で研究費を提供し続けてくれなければ成し遂げられないことです。

    短期的な目標達成と長期的な仕事、どちらも大切です。短期的な成果は次へのステップを作り、長期的な取り組みは深い成長をもたらします。両方をバランスよく進めることで、より充実した仕事と人生を築けると感じています。目の前の努力が未来の収穫に繋がる、その意識を大切にしたいですね。

    金堂の麺料理 パクチニスト向けです

  • 無印特集の雑誌に刺激された休日

    大阪・関西万博が終了したそうです。最初のうちは、なぜかマスコミが批判的で、入場者も少なく「ガラガラ」と報道されていましたが、次第に「面白かった」「楽しかった」といったポジティブな声が増え、最終的には大成功に終わったようですね。
    世界各国が知恵を絞って人々を楽しませてくれたのですから、内容も充実していたのでしょう。なぜマスコミが最初から応援しなかったのか、不思議に思います。

    私の友人の一人が行ってきたそうですが、「とにかく暑くて修行のようだった」とのこと。猛暑でしたから、涼む場所が足りなかったのかもしれません。
    かくいう私は、診療が忙しく、最初から行ける気がしませんでした。私が校医をしている中学校では、修学旅行の行き先が万博だったと聞いています。みんな楽しんできたでしょうか。

    さて、三連休でしたが、いかがお過ごしでしたか?
    私は昨日ワックス清掃のため出勤していたので、実質的に今日だけがお休みでした。なにかしようかとも思いましたが、あまりの暑さに外出する気になれず、朝からタオルケットやシーツなどベッド周りの大物を洗濯し、ルンバを走らせて掃除して過ごしました。

    今週はストレッチが休みだったので、たまには「もみほぐし」もいいかと思い、久しぶりに行ってきました。
    「お久しぶりですね」と言われましたが、Dr.ストレッチに通っているとは言わず、肩を中心にもんでもらいました。いつもは「すごく凝ってますね」と言われるのですが、今回は何も言われませんでした。ストレッチの効果でしょう。肩や腰を揉まれているうちにひたすら気持ちよくて、よだれが出そうなほど眠くなってしまいました。ストレッチに比べると少し物足りなさもありますが、リラックスできたのでこれも良しです。

    その後、待合に置いている雑誌が古くなったのでリニューアルしようと本屋に行きました。
    先日、ファッション誌は当院のナースに選んでもらいましたが、今回私が買ってきたのは「LDK」の“無印特集”と“老けない美肌”、それから「麹・甘酒」の解説本です。どれも興味津々で、私がまず隅々まで読ませてもらいました。明日には待合室に並べますので、待ち時間にぜひご覧ください。

    雑誌を読み終わると、無印特集で紹介されていた良さそうな商品がどうしても気になり、無印良品に足を運んでしまいました。やっぱり、人が「いい」と言うと、つい欲しくなってしまうのは人情ですね。

    ベトナム料理「金堂」@三年坂 のバインミー(ハーフ)。パクチー好きにはたまらないうまさ

  • ビールまつり

    またもや連休です。今度はスポーツの日。昔は10月10日が体育の日でした。1964年の東京オリンピックの開会式にちなんで、1966年から体育の日が設定されたそうです。私が生まれた年です。
    その後、体育よりも意味が広い「スポーツの日」と改められ、祝日が月曜日に移動したため、今では10月10日ではなくなりました。10月10日は「晴れの特異日」で、全国的に晴れる確率が高いのですが、祝日が移動してからは必ずしも晴れるとは限りません。

    もう一つ、この日は私の結婚記念日でもあります。当時は祝日だったので忘れにくかったのですが、今は平日になってしまいました。早いもので結婚29年目です。
    実は、10月10日の診察中にふと机の時計を見たら、ちょうど10時10分10秒を目撃しました。一瞬の感激!写真に撮りたかったのですが、間に合いませんでした。

    さて、この週末は花畑公園で「ビール・フェスタ」が開催されています。ネットで見て「これは行ってみよう」と思い、土曜の仕事のあと、(飲むため)バスに乗ってサクラマチまで行きました。
    本場ドイツでは10月に「オクトーバーフェスト」というビール祭りがあります。私も以前、ミュンヘンの公園で開かれていたビアガーデンに行ったことがあります。ジョッキやグラスにたっぷり注がれた本場のドイツビールに、ソーセージやザワークラウト(キャベツを乳酸発酵させた酢漬けのような料理)を合わせる――あの雰囲気は格別でした。

    勝手に花畑公園のビール・フェスタもそんな雰囲気を想像していたのですが、当たり前ですが全然違いました。プラスチックの使い捨てカップに注がれたビール。中身はちゃんとした生ビールだったようですが、雰囲気が安っぽい。飲み物は入れるグラス(カップ)の種類で味がぜんぜん違ってきます。実験してみてください!

    座る場所もほとんどなく、みんな立ったままテーブルで食事していました。中には地べたに座り込んでいる人も。日本らしいといえばそうですが、ドイツの「オクトーバーフェスト」を一度視察して企画してもらえたら、もっと良いイベントになったのでは…と思いました。
    結局、暑すぎて野外で立ち飲みする気にもなれず、下通りへ移動しました。

    最近オープンした「しゃぶ葉」に一度行ってみたいと思っていたので、ついに行ってきました。一人しゃぶしゃぶ。食べ放題だったので、肉をたくさん注文し、置いてあるキノコや野菜、豆腐などを何皿も持ってきて鍋に全部投入。結果、しゃぶしゃぶというより鍋料理のようになりました。
    日頃、肉や野菜をしっかり取れていないと思っていたので、ここぞとばかりにたらふくいただき、大満足。ふと見ると「しゃぶ葉」はすかいらーくグループのお店だそうです。いいお店でした。

  • 街路樹の手入れは行政まかせ?

    まだまだ暑い日が続いています。寝るときに冷房を入れる日々が続いており、まだ暑さが続きます。今日の昼にはツクツクホウシの鳴き声を聞きました。最初は空耳かと思いましたが、間違いなくその音でした。朝から久しぶりに自転車で通勤してみたら、気分爽快でした。汗をかかずに自転車に乗れるのは何ヶ月ぶりでしょうか。ずっと暑い日が続いているように感じますが、天気予報の長期予報を見ると、11月からはかなり冷え込む予報になっています。寒さもまた辛いので、短い秋を楽しもうと思います。私は自転車でその秋を楽しむ予定です。

    クリニック前の歩道では、街路樹の落ち葉が少しずつ散り始め、毎朝の掃除が日課となっています。近所の皆さんから挨拶していただき、励みになります。以前はホウキで丁寧に掃いていましたが、最近は時短のためブロワーを使って一気に吹き飛ばして掃除しています。集めた落ち葉は、週に一度45Lのビニール袋に回収しています。クリニック前の木はけやきだと思いますが、通勤途中にはイチョウ並木があります。イチョウは困りものです。今はギンナンが歩道に大量に落ちてぐちゃぐちゃになり、汚いし臭いです。年末頃には黄色く色づいた葉が大量に落ちます。イチョウの葉は滑りやすく、非常に危険ですので、掃除が欠かせません。正直、街路樹には別の樹木を使ってほしいと思います。

    街路樹の手入れには相当な税金がかかっています。クスノキは大きくなりすぎて台風で倒れないよう枝を切り、盆栽のように小さく仕立てられています。その下にはツツジが植えられていることが多いですが、ツツジは花が終わった後に短く枝を切りそろえる必要があります。きちんと手入れをしてくれればいいのですが、中央分離帯などは背の高い雑草に覆われ、交差点で見通しが悪くなっている場所も見受けられます。財政難で道路のアスファルトもガタガタになり、街路樹には雑草が絡みついている光景は、まるで熱帯の衰退していく古代文明を見ているようです。

    手入れされていない街路樹を見ると、腹が立って、いっそのこと街路樹がない方がきれいだと思うこともあります。先だって、BIG MOTORの社員が店の前の街路樹を除草剤で枯らしてしまったというニュースを見て、気持ちがわからないでもないと感じました。