むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • マイクロプラスチックを避ける──今、見直したい生活習慣

    最近、マイクロプラスチックによる健康被害が気になっています。私たちの身の回りはプラスチック製品であふれており、プラスチックごみが海に流れ込み、海洋生物に悪影響を与えるという話はよく耳にします。しかし実は、私たちの体内にもマイクロプラスチックが取り込まれているという研究結果が出ています。

    最近読んだ論文によれば、ペットボトル飲料を日常的に摂取している人の脳には、多量のマイクロプラスチックが蓄積されており、脳梗塞のリスクを高める可能性があるとのことでした。口から入ったプラスチックが血管を通って脳にまで届くとは、非常に衝撃的です。同じように、心臓やその他の臓器にもプラスチックが入り込んでいると考えると、決して他人事ではありません。

    高齢の方に比べ、これから何十年も生きていく若い世代が長期間ペットボトルを常用するのは、やはり危険だと思います。ステンレス製のマイボトルを持ち歩くなど、できることから少しずつ変えていくことが大切です。

    特に気になるのが、空になったペットボトルにお茶を継ぎ足して、何度も再利用している方を見かけることです。これは非常に危険なので、すぐにやめるべきだと思います。

    また、プラスチック包装された食品も、冷蔵保存や常温保存までなら許容できますが、電子レンジでそのまま加熱するのは避けたほうが良いと思います。レトルト食品やカップ麺なども、できれば鍋に移してから加熱するほうが安全です。


    私は毎日コラーゲンを摂取するために、自家製ゼリーを作って食べています。
    これまでは耐熱タッパーに入れて作っていましたが、プラスチック容器が熱くなるのが気になり始めて、無印良品でホーロー製のフードコンテナを購入しました。

    せっかくなので、お弁当箱もプラスチックをやめようと思ったのですが、ホーローは電子レンジ加熱ができないため、温め用としては不向きです。そこで、100円ショップで見つけた耐熱ガラスの蓋付きコンテナ(300円)を購入してみました。これならゼリー作りにもお弁当にも使えるので、一石二鳥です。良い買い物をしたと思います。


    📚参考文献(現代ビジネスより)

  • 小豆のパワー

    今週は、東京から子どもが帰省するということで、子ども部屋の掃除や布団干しなどをしました。幸い天気が良かったので、作業もはかどりました。それにしても、最近は一日の気温差が大きくて驚きます。過去にあまり経験したことがないほどです。風邪をひいたり、体調を崩す方が増えている印象ですので、服装などの調整をこまめにして対策したいですね。

    最近は、小豆を茹でたあとに麹と一緒に発酵させて、小豆甘酒を作っています。週末にたくさん仕込んで、1週間かけて少しずつ楽しんでいます。ほんのり自然な甘さがあり、砂糖は一切使っていません。

    昨日本屋さんをぶらぶらしていたときに、『あずき すごい食べ方大全』という本を見つけました。小豆の健康パワーがとても詳しく紹介されていたので、思わず購入しました。ポリフェノールや食物繊維の働きについては、以前このブログでも触れましたが、それ以外にもたくさんの効果があるようです。知れば知るほど、小豆を日々取り入れたくなります。本は読み終えたので、クリニックの待合に置いておきます。気になる方は、ぜひご覧ください。

    もう一冊買ってきたのは『「ボケない人」の習慣、ぜんぶ集めました』という本です。食事から生活習慣まで、さまざまなヒントが紹介されています。結局のところ、認知症予防には「これ一つ」という方法はなく、生活全体を見直し、少しでも良いとされていることを積み重ねていくことが大切だと思いました。こちらも待合に置いていますので、どうぞお手に取ってみてください。

    今日から6月に入りましたが、ネット上では「6月に地震が来る」とか「隕石が落ちる」といった世紀末的な噂も見かけます。真偽はともかく、政府の備蓄米がどんどん放出されている状況を見ると、いざという時に国の倉庫が空になるのでは…と不安になります。やはり、自分たちで備えておくしかありませんね。水や食料の備蓄はもちろん、私は日々、太陽光を使ってポータブル電源にせっせと蓄電しています。現代では、電気が使えなくなることが一番つらいと感じます。

  • ダイエット茶をおためし中です

    ずっと忙しい日が続き、週末も休めずに働いていたので、今週末は久しぶりにゆっくりと骨休めできそうです。ちょうど月初なのでレセプトチェックの業務がありますが、家でWEB講演会を聴きながら淡々と済ませようと思っています。こういうときは、あえて遠出や温泉には行かず、家の掃除や洗濯をして生活を整えるのが、私にとってのリラックス法です。

    さて、最近チョコザップの通販サイトでおすすめとして出てきた「モリモリスリム(ハーブ健康本舗)」という健康茶を見つけました。お試しセットが5袋で380円(送料込み)という価格だったので、ちょっと面白そうだと思い、取り寄せてみました。

    パッケージには、ゴールデンキャンドル、プーアル、大麦、ガルシニア、グアバ、バナバ、赤大豆、サラシア、ギムネマ、桂皮、黒大豆、白インゲン、ブラックジンジャーなど、健康に良さそうな成分がずらりと並んでいます。抗酸化や抗糖化作用を持つとされる素材がいろいろ含まれているようです。

    ただし、パッケージには「便秘に効く」や「ダイエットに効果がある」などの記載は見当たりません(薬機法の関係かもしれません)。一応、ティーバッグを「通常は2分、頑固タイプは3分お湯に浸す」と書かれており、「頑固」という言葉が、便秘を指しているものと推測しました。

    私はもともと便秘がなく、お腹は快調なタイプですが、「ダイエットサポート」という文言にひかれて、3分ほどしっかり浸して飲んでみました。飲んでみると、プーアル茶風味で飲みやすく、クセのない味でした。うっかりお替りしたくなるような、普通のお茶と変わらない感覚です。

    翌日、やや下痢気味にはなったものの、腹痛はなく、日常生活に支障はありませんでした。その翌日には通常の状態に戻りましたが、体重は1キロ減っており、正直驚きました。その後1週間経過しましたが、リバウンドはなく、嬉しいことに、体重はさらに少し減っていました。漢方でよく使われる防風通聖散などと比べても、私にはこちらのほうが相性が良かった印象があります。週末なので、試しにもう一度飲んでみようかと思っています。

    ※本記事は、あくまで私個人の体験を記したものであり、特定の商品を推奨するものではありません。効果や感じ方には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるとは限りません。

    花畑公園;台湾祭

  • 患者さん本人の言葉の重要性

    市内はあまり雨も降らず、穏やかな一日でした。
    夕方、仕事の後で医師会に出かけ、心臓健診班の会議に参加しました。みんなで手分けして、大量の学校心電図をチェック。会議後に外に出たら、思った以上に肌寒く、長袖シャツの上にもう一枚ほしいほどでした。

    私は先週の土曜日にセミナーを開催して慌ただしく過ごしていたため、今週はずっと疲れがたまり気味でした。そんななか、風邪の患者さんが次々と来院され、少し辟易していました。また、遠方からも新患さんが複数来られ、その多くが中高生で、体調不良を訴えていました。

    起立性調節障害の可能性も考えられますが、一度の診察で確定することは難しいため、漢方などを使いながら、経過を見て判断していきます。なかには軽い発達障害があると思われる方もおられますが、丁寧に話を聞いていく中で、少しずつ見えてくるものです。

    困るのは、診察中にまるで他人事のようにそっぽを向いて返事もしないお子さん。情報がほとんど得られず、診断が非常に難しくなります。また、こちらが子ども本人に質問しているのに、お母さんが代わりにどんどん答えてしまうケースも困ります。親が話しすぎると、子どもが自分の言葉で話す機会を失ってしまうことがあるからです。

    これは親子だけでなく、夫婦間にもよく見られるパターンです。奥さんの体調を聞いているのに、ご主人が代わりに答える。残薬の確認までご主人が答えることもあります。ここまで全てを管理されている奥さんは、きっと大きなストレスを抱えているのではないかと心配になります。

    逆に、ほとんど口を開かないご主人と、非常によく話される奥さんというご夫婦もいます。ご主人の口からご自身の体調や気持ちを直接聞き出したいのですが、奥さんがすべて代弁してしまうことが多く、難しい場面もあります。

    私はカルテを記載する際に、特に注意していることがあります。それは、「できるだけ患者さん本人の言葉のまま書く」ということです。家族が代わりに話した内容や、医師の側で要約した言葉では、情報の本質が失われてしまうことがあります。

    たとえば、患者さんが「今朝起きて髪をブラッシングしたらビリビリ痛くてびっくりして来ました」と話された場合、それを「今朝から頭痛あり」とだけ記録してしまうと、重要なニュアンスがすべて省かれてしまいます。患者さんが発する言葉には、診断のヒントがたくさん散りばめられています。

    そのため私は、診察が始まる前から患者さんが書いた問診票の文字をじっくり見つめ、「どんな気持ちでこの言葉を書いたのか」を想像するところから診察を始めています。診察室に呼び入れる前から、すでに診療は始まっているのです。

  • 出るものは止めないのが原則

    5月もいよいよ終わりを迎えますが、天気予報ではまた冷え込むとのこと。今年は寒い日が長く続いており、風邪の患者さんが毎日大勢来院されます。次から次へと風邪の症状ばかり——熱が出た、喉が痛い、咳が止まらない……同じ訴えが続きます。

    私自身なら、ビタミンCを摂って早めに休めば自然と良くなるのではと思ってしまいますが、皆さん風邪にとても神経質です。コロナであっても普通の風邪であっても、初期対応はさほど変わらないケースがほとんどです。ただ、2週間経っても改善しない場合には、やはり何かしら検査をして、必要な薬を使ったほうがよいかもしれません。

    咳についても誤解されがちです。咳は痰を体外に出すための重要な防御反応であり、単純に止めればいいというものではありません。喘息のように気道の過敏性が原因で咳が続く場合は、咳を止める治療を考えますが、痰が絡んでいる場合には、しっかり咳をして痰を排出しないと、肺の奥にたまって肺炎の原因になることがあります。

    学校や職場などで周囲に気を遣って咳を我慢している方も多く見受けられますが、「出るものを止めるのはよくない」という基本が忘れられている気がします。

    この「出るものを止めない」という考え方は、下痢にも当てはまります。傷んだ食べ物を食べたり、胃腸炎のウイルスに感染したときに下痢が起こるのは、体が異物を排出しようとする自然な反応です。無理に止痢薬で止めてしまうのは、理にかなっていません。とはいえ、下痢が1週間以上続き、脱水傾向や体力の消耗が著しい場合には、体力回復のために止痢薬を使うこともあります。状況に応じた対応が大切です。

    下痢について書いていて思い出しましたが、最近「大腸がんの半分近くは腸内細菌が作る物質が原因かもしれない」という報告を目にしました。記事を詳しく読んだわけではありませんが、以前から「便秘によって老廃物が腸に長く滞留することで、がんのリスクが高まる」と言われてきました。これを防ぐには、繊維質の多い野菜を摂り、便秘をしないようにすることが勧められてきました。その経験則に、科学的な裏付けが加わってきたのだろうと感じます。

    最近は「腸活」という言葉も流行っており、納豆、ヨーグルト、ヤクルトなどの発酵食品を積極的に摂って腸内環境を整えようとする動きが広がっています。これらは悪いものではありませんが、やりすぎには注意が必要です。

    「SIBO(小腸内細菌異常増殖症)」といって、食事のたびにお腹が張って苦しくなる状態があり、発酵食品の摂りすぎが原因になることもあります。そうした場合には、むしろ発酵食品を控えることで調子が良くなることもあります。

    「過ぎたるは及ばざるが如し」。体の自然な反応を理解し、必要なときにだけ手を加える。そのバランスを大切にしていきたいものです。